東京ガス
暮らし情報メディア
ウチコト

ここから本文です。

火災は未然に防ぎたい!【家庭でできる防火対策10ヶ条】

例年、12月~3月は火災が多く発生する時期です。家庭での火災は、ちょっとしたことが原因で起きているようです。火災は未然に防ぎたいもの。そこで今回は、家庭でできる防火対策10ヶ条をご紹介します。

最終更新日:2024.1.28

目 次

【防火対策】住宅火災の出火の原因

PIXTA

uchicoto

平成27年の住宅火災の出火原因別死者数をみると、「たばこ」13.7%、「ストーブ」9.7%、「こんろ」5.7%、「配線」3.2%の順となっています。

(上図は総務省消防庁「平成27年(1月~12月)における火災の状況」を参考にウチコト編集部にて作成したものです。)

家庭でできる防火対策10ヶ条

火災は日常のちょっとした不注意で発生します。
まず、家庭でできる防火対策10ヶ条を押さえておきましょう。

1. 寝たばこ・たばこの投げ捨ては厳禁

PIXTA

毛布や布団など、燃えやすいものが多いこの季節。寝タバコはしないようにしましょう。
また、灰皿があるからと油断は禁物です。火がついたタバコを放置することは避け、その場を離れる時は火を消しましょう。

2. ストーブには燃えやすいものを近づけない

PIXTA

カーテンなど燃えやすいものの近くでストーブを使っていませんか? ブランケットやぬいぐるみ、洗濯物など、燃えやすいものを近くに置くことは避けましょう。

3. 揚げ物の際などには目を離さない

PIXTA

料理中の電話や来客、子供の相手などでその場を離れる時は、一度火を消しましょう。「すぐ戻るから大丈夫」と油断すると、万が一のことも考えられます。また、コンロのまわりには燃えやすいものを置かないようにしましょう。

4. 家の周りには、燃えやすいものは置かない

PIXTA

放火による火災のニュースを見聞きすること、ありますよね。家の周りに新聞紙や雑誌など、燃えやすい物をおいておくと、放火の標的となることがあるそうです。
車庫や倉庫、空き家など、普段人気がない場所の戸締りもしっかりしましょう。

5. 寝る前に必ず火元を確かめる

PIXTA

寝る前にストーブなど、火元を確認することを日頃から習慣にしましょう。
出かける前も、確認してから出かけると安心ですね。

6. 風が強いときは、焚き火をしない

風が強い日に焚き木など外で火を使うことは避けましょう。風向きが急に変わって、服などに引火してしまうことも考えられます。
焚き木をする際は、万が一の時にすぐ消火できるよう、バケツの水などを用意しておきましょう。

7. 子供にマッチやライターで遊ばせない

PIXTA

マッチやライターは子供が興味を示しがちです。日頃から子供の手の届かないところに置くようにし、火の正しい使い方や、火は危険だということを教えましょう。

8. お風呂の空焚きは厳禁

お風呂の水が十分に入っていない状態でお風呂を沸かすと、空焚きにより火災を引き起こすことがあります。お風呂を沸かす際は水量を確認し、お風呂が沸いたら消火したことを確認しましょう。

9. 高齢者や身体の不自由な家族を守る対策を考える

PIXTA

家族に高齢者や身体の不自由な方がいる場合は、別途対策を講じておきましょう。隣近所の方々にあらかじめ協力をお願いしておいたり、すぐ逃げられるように部屋を1階にするなどです。玄関に近い部屋だと尚安心ですね。

10. 消火の備えは万全に

PIXTA

必要に応じて消火器などの備えを日頃からしておきましょう。また、万が一火災が起きた場合の連絡や、避難方法などもあらかじめ確認しておくと良いですね。

防火対策は「早期発見・早期避難」が大切

住宅火災の死に至った経過状況を調べると、逃げ遅れが原因で死亡した人が全体の8割以上※です。逃げ遅れないために早く気づくことが大切ですね。

出典:「総務省消防庁「平成27年(1月~12月)における火災の状況(確定値)」
参考:総務省消防庁「平成28年版 消防白書」

PIXTA

消防法により、すべての住宅に「住宅用火災警報器の設置」が義務付けられています。原則として寝室に設置が必要です。階段やキッチンなども条件によってや市町村条例で設置が必要となる場合があります。
詳細は地域の消防署にお問い合わせください(ただし、未設置の場合でも罰則等はありません)。

「Siセンサーコンロ(ピピッとコンロ)」なら防火対策も万全!

よく心配される天ぷら火災は、油が高温になって自然発火するのが主な原因です。炎の有無や熱源にかかわらず、油の温度が約370 ℃になると油自体から自然発火します。直火のないIH調理器でも同じです。

Siセンサーコンロならセンサーが鍋底の温度を感知し、約250℃になるとガスを自動的にストップ。油の自然発火を未然に防いでくれます。

2008年4月以降に製造してる家庭用のガスコンロは、全てのバーナーに、「調理油過熱防止装置(安心センサー)」「コンロ・グリル消し忘れ消火機能」「立ち消え安全装置」が搭載されていて、安全性の高いコンロ(Siセンサーコンロ)となっており、火災の発生防止に効果を発揮し、火災は減少傾向となっています。

ぜひお使いのガスコンロの安全機能もこの機会に確認しておくことをおススメします。まだSiセンサーコンロを使用していないご家庭ではこの機会に是非検討してみてはいかがでしょうか。

おわりに

いかがでしたか? ちょっとした油断が火災に繋がってしまいます。日頃から火災にならないよう充分注意し、ご近所と声を掛け合うなどして火災防止を心掛けてくださいね。

参考:東京消防庁「わが家の防火対策」
参考:住宅防火対策推進協議会「防火対策の心得」
参考:東京ガス「屋内式風呂がまのご使用に関するお願い」

あわせて読みたい

【火事発生! 】万が一の時のために知っておきたい正しい対処法とは?

消防車

PIXTA

SNSでこの記事をシェア
FacebookX(旧Twitter)LinenotePinterest

コピーされました

公開日:2016.11.28

最終更新日:2024.1.28

※この記事に含まれる情報の利用は、お客様の責任において行ってください。
本記事の情報は記事公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
詳しくは、「サイトのご利用について」をご覧下さい。

同じカテゴリの記事

お気に入り追加

追加した記事は、お気に入り一覧でご確認いただけます。