更新日: 2017年05月29日
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「液体石鹸」と「固形石鹸」の違いとは? 原料は違う? 洗浄力はどっちが高い?

手洗いに欠かせない「液体石鹸」や「固形石鹸」。身近なアイテムですが、両者の違いについてご存知ですか? 「固形石鹸を溶かしたものが液体石鹸? 」と考える方もいるかもしれませんが、実は違うんですよ。今回は<液体石鹸と固形石鹸の違い>についてご紹介します。

液体石鹸と固形石鹸の違いとは

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私たちの生活に欠かせない存在の「液体石鹸」や「固形石鹸」。違いについて意識したことはありますか?

液体石鹸と固形石鹸の違いについて

1. 原料
2. 使い方・気をつける点
3. 洗浄力
4. コストやゴミ

の4つの項目に分けてご紹介します。

液体石鹸と固形石鹸の違い<1. 原料>

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「固形石鹸」と「液体石鹸」は、原料に違いがあります。

固形石鹸の原料

「固形石鹸」は、脂肪酸と水酸化<ナトリウム>を反応させた「脂肪酸ナトリウム」で、できています。水に溶けると界面活性剤として洗浄力を発揮します。比較的低刺激なことから、手洗いや洗顔に使われることも多いですね。


液体石鹸の原料

「液体石鹸」は、脂肪酸と水酸化<カリウム>を反応させた「脂肪酸カリウム」からつくられます。さらに水に溶けやすく、液状にすることが可能なことから、液体石鹸に使用されるそうです。

液体石鹸は固形石鹸を溶かしたものというイメージがあるかもしれませんが、原料から異なるんですね。

液体石鹸と固形石鹸の違い<2. 使いやすさ、気をつける点>

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液体石鹸と固形石鹸では、使い方や気をつける点も異なります。

液体石鹸

液体で出て来る分、水に溶けやすく泡立てやすいというメリットがあります。
最近は容器から泡で出てくるものも多く、お子さんでもしっかり泡立てた状態で使いやすくなるのが便利ですね。

<気をつける点>
液体石鹸が少なくなった際に、節約の意識から容器に水を入れて、薄めて使用する方がいるかもしれません。
しかし洗剤を水で薄めると、容器の中で雑菌が繁殖してしまう場合があるので避けましょう。


固形石鹸

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固形石鹸は水に溶けにくく、泡立つまでに液体石鹸よりも時間を要します。
スムーズに泡立てたい時は、泡立てネットやタオルなどを利用するとよいですね。

<気をつける点>
固形石鹸が小さくなると泡立ちにくくなったという経験はありませんか?

固形石鹸は水に溶けやすく、泡立ちやすい成分と水に溶けにくい成分が混ざってできていることから、柔らかくて泡立ちの良い部分が先に溶け出しやすいのです。
特に、水気を切らずに固形石鹸を放置しておくと、泡立ちやすい部分がどんどん溶け出してしまいます。使い終わったら、しっかりと水気を切りましょう。

液体石鹸と固形石鹸の違い<3. 洗浄力>

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液体石鹸と固形石鹸の洗浄力を比較すると、固形石鹸の方が優れているようです。

その理由は、液体石鹸は、純石鹸成分である脂肪酸カリウムの割合が固形石鹸より少ないから。純石鹸分を増やすと固まりやすくなり、液体の状態を保てなくなってしまうため、石鹸成分を増やすことができないんだそう。

液体石鹸は純石鹸分の割合が少ない代わりに、保湿機能などを付加した商品も多く見られます。しっとりとした洗い上がりを求める場合など、ニーズに合わせて液体石鹸を選ぶのも良いかもしれませんね。


肌への刺激の差はあまりない

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液体石鹸と固形石鹸では洗浄力に差はありますが、肌への負担は大きな差がないと言われています。製品によって成分が異なるため、「液体」「固形」で比較するのは難しいそうです。

液体石鹸・固形石鹸のどちらも、洗浄後は皮膚の水分が蒸発し、乾燥しやすくなります。
使用後には保湿用クリームなどでケアすることが大切です。

液体石鹸と固形石鹸の違い<4. コストやゴミの問題>

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「コスト面」や「エコ」の観点から違いをみてみましょう。

固形石鹸は石鹸成分の割合が高く、少量で洗浄力が高いこと。また液体石鹸に比べ、お値段も低価格なものが多いことからコストパフォーマンスがよいと言えそうです。

「エコ」の観点から見るとどうなのでしょうか?

固形石鹸は紙による軽包装が多く、ゴミが少なく済みそうです。
一方、液体石鹸の容器はポンプなどかさばるものが多いですね。ただ、最近は液体石鹸の「詰替え用」が販売されていたりと、ゴミを減らす工夫もされています。詰替え用は、ゴミだけではなくお値段も抑えられるので、上手に活用したいですね。

おわりに

いかがでしたか?
液体石鹸と固形石鹸の違いは原料にあり、その形状の特徴から使い方や洗浄力も違うことがわかりました。それぞれの使い勝手や使用感の好みにあわせて、「液体石鹸」「固形石鹸」の使い分けができると良いですね。

参考:日本石鹸洗剤工業会
参考:花王株式会社「石鹸に関するQ&A」

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