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【専門家おすすめ】取扱説明書の上手な整理・収納方法

家電を購入するたびに増えてしまう取扱説明書。中にはかなりぶ厚いものもあり、かさばるからといって片付けてしまうといざ必要になった時にどこにあるのかわからない・・・そんなこともありますよね。取扱説明書は、どのように保管すれば、すっきり片付いてスムーズに取り出せるようになるのでしょうか。整理収納アドバイザーでミニマリストのFujinaoさんに取扱説明書の整理・収納方法について伺いました。

最終更新日:2024.3.26

目 次

取扱説明書の収納は、まず仕分けから!

室内に並んだファイルボックス かたづけのイメージ

PIXTA

すべての取扱説明書を保管し、管理するのは大変なことです。頻繁に使用する取扱説明書もありますが、実際はまったく使用しないものや、紙で保管しなくてもインターネットでダウンロードできるものあります。まずは仕分けを行いましょう。
Fujinaoさんに取扱説明書の保管or廃棄の選別基準、保管の期間、破棄する際の注意点について伺いました。

保管、廃棄の選別の基準は?

保管する取扱説明書と破棄するものは、どのような基準で選別すべきなのでしょうか。Fujinaoさんに4つの選別ポイントを教えてもらいました。

インターネットでダウンロードできる取扱説明書か

「最近では、多くの家電メーカーがインターネットで取扱説明書を見られるようにしています。取扱説明書にスペースを取られたくない方で、スムーズにインターネットが見られる環境のある場合は、取扱説明書を破棄してもよいでしょう。

しかし、取扱説明書の検索方法がわからない、使用できるデジタルデバイスがスマホのみなので、画面が小さすぎて見にくくて不便といったケースでは、紙の取扱説明書を保管する必要があるでしょう」(Fujinaoさん)

取扱説明書を使用する頻度はどれくらいか

「取扱説明書をまったく使用しないこともありますが、使い方がわからない間は頻繁に取扱説明書を見るということもありますね。そうした場合は、いちいちインターネットで検索して取扱説明書を見るのは大変なので、購入後しばらくは破棄せずに保管することをおすすめします」(Fujinaoさん)

さまざまな機能がある、使用方法が複雑といった製品は、取扱説明書を見る機会も多くなるので保管しておくほうがよさそうです。

短期間使用して譲る、売る予定があるか

「育児グッズなどは、使用する期間が限られています。そのため、誰かに譲ったり、売ったりすることもあるでしょう。そうした場合は、次に使う方のために、取扱説明書を保管しておくほうがよいですね」(Fujinaoさん)

保証書と取扱説明書が一体になっているか

「基本的には、保証書と取扱説明書が一体になっているものは、保証期間内は手元におくようにしましょう。ただし、壊れても修理に出さず廃棄することになりそうなものは、廃棄しても問題ありません」(Fujinaoさん)

【保管する場合】どのくらい保管していたらいい?

この取扱説明書は保管しておくと決めても、ただ保管しておくだけでは新しいものが増えていくばかりです。Fujinaoさんによると、取扱説明書の保管期間について、以下のようなルールを決めておくのがおすすめだそう。

  • 買い替えた際に捨てる
  • 年1回など定期的に見直す


「この2つのルールを守りながら、たまに取扱説明書を確認しましょう。もう実際は手元にない家電の取扱説明書を保管してしまっているケースもよくあります」(Fujinaoさん)

【破棄する場合】注意するポイントは?

「インターネットで見られるからと取扱説明書を破棄する場合、気をつけていただきたいのは、商品の型式番号をチェックしておくことです」(Fujinaoさん)

型式番号は多くの場合、製品に記載されていますが、裏側など見にくい箇所に記載されていることもあります。そのため、取扱説明書を破棄する前にはそれぞれの型式番号を確認し、メモしておく必要があるとのことです。

なお、取扱説明書や付属しているCD-ROMなどを破棄する際は、各自治体の決まりに従って処分しましょう。

アプリを使った管理もおすすめ!

例えば、「トリセツ」アプリなら、製品の型式番号を登録するだけで、家電の取扱説明書やメーカーの公式サイトがいつでも見られるほか、話題の製品をチェックすることが可能です。

登録できる製品は、テレビ、冷蔵庫などの家電をはじめ、ゲーム機や時計、登山用品など多岐にわたります。おうちではもちろん、外出先で取扱説明書が必要になった場合もスマホですぐアクセスできるのは大きなメリット。こういった便利なアプリを活用して手持ちの製品を一元管理するのもいいですね。

「トリセツ」アプリ

株式会社トライグル「トリセツ」

保管する取扱説明書は「分類して収納」がポイント

ビジネス 文書 書類の写真

PIXTA

「ライフスタイルによって書類の管理方法はさまざまですので一概にこれが正解、というのはありませんが、まずは『見直しやすいように一カ所に集めて管理する』のがおすすめです。その中で、使用する場所や関連するものなど、ルールを決めて仕分けしましょう」(Fujinaoさん)

Fujinaoさんおすすめの取扱説明書の分類方法は以下のとおりです。

使用する場所で分ける

「キッチンやリビングなど使用する場所ごとに取扱説明書を保管するスペースを設けるのは大変ですし、使用する場所を変えたり見直しを行うときに手間がかかります。そのため、基本的に取扱説明書を保管するスペースは一カ所にするのがおすすめです。
なおかつ、取扱説明書を使用する場所ごとに分類しておくと、取り出す際に探しやすく便利ですね」(Fujinaoさん)

ジャンル・関連したもので分ける

「例えば、ビデオとカメラ、パソコンやパソコン周辺機器など、一緒に使用することが多いものごとに分けるのもおすすめです」(Fujinaoさん)

使用する人で分ける

「家電は家族みんなで使うことが多いですが、例えば、旦那さんがガジェットが趣味といった場合は、それに関する取扱説明書は旦那さん自身に管理してもらう方がよいでしょう。このように、家族全員が使うものか、個人で使うものかで分けるのもよいかと思います」(Fujinaoさん)

取扱説明書が少ない場合は、一カ所に集めておくだけでもOK

「一人暮らしの方など、所有している取扱説明書が少ない場合は、分類せずに一カ所に集めて保管しておいて、必要な時にそこから探すだけでも問題ないです」(Fujinaoさん)

【収納のプロがおすすめ! 】収納グッズの選び方・使い方

本棚と女性

PIXTA

取扱説明書はそのまま引き出しなどにしまうよりも、収納グッズを使って分類・整理しながら収納すれば、紛失を防ぐことができ、いざ必要になった時に取り出しやすくなります。収納グッズの選び方、使い方をFujinaoさんに伺いました。

ポケットファイル

ポケットファイル

PIXTA

「さまざまな大きさの取扱説明書を入れられて、パラパラと見返しやすいのがメリットです。

しかし、DVDやケーブルなどの付属品がある場合や、取扱説明書自体が分厚い場合は、すべて入れてしまうとファイルが厚くなりすぎたり、重くなったりするため、収納しにくくなってしまいます。また、頻繁に出し入れして見返すような場合、ビニールのポケット部分からスムーズに取り出せない時もあるので、面倒に感じることもありますね」(Fujinaoさん)

付属品がなく、取扱説明書が薄い場合なら、ポケットファイルでもコンパクトに収納できそうです。

ファイルボックス

ファイルボックス

Fujinao

「個別フォルダーと組み合わせて使うことでサッと取り出しやすい仕組みが作れます。取扱説明書の量が少ない場合は、リビング、台所など分類して入れるのもよいですね。

しかし、ポケットファイルと同じように、付属品があったり、厚みのある取扱説明書の管理には向きません。また、個別ファイルの用意やラベリングなどファイルの仕組み作りをするのに手間がかかってしまうのも欠点です」(Fujinaoさん)

取扱説明書用ファイル

取扱説明書専用ファイル

Fujinao

「長年使うことを考えれば、最もおすすめなのが取扱説明書用ファイルです。
DVDやケーブルなどの付属品も一緒に入れられるほどの厚みがあって、出し入れがしやすいようにポケットの入口が斜めになっていたり、マチがあったり、工夫されています。

デメリットは他の商品に比べて値段が高いという点です。しかし、専用の商品だけあって使い勝手は優れています」(Fujinaoさん)

ドキュメントボックス

ドキュメントボックス

PIXTA

「ポケットがたくさんあるので、どんどん入れていくだけで収納できる点と、中身の量により厚さが自由に変わっていく点が非常に便利です。

デメリットは、たくさん入れてしまうと持ち運びにくいことです。引き出しの中や目線より低い場所などに置き場所を作っておくと、持ち上げて移動する必要がないので使いやすいと思います」(Fujinaoさん)

書類ケース

書類ケース

Fujinao

「面倒な仕分けをせずに、パッとしまうことができるのがメリットです。取扱説明書の量が少ない人、保管に手間暇をかけたくない人、『とにかくここの中に入っている』と分かればいい人などに向いています。費用もあまりかかりません。

デメリットは必要な取扱説明書を探す時に、少し手間がかかるという点です」(Fujinaoさん)

付属品はジッパー付きの袋で保管

付属品はジッパー付きの袋で保管

Fujinao

「取扱説明書と同様、通常は使用しないけれど、いつか使う可能性がある付属品もありますね。大きすぎてファイルに入れておくのが難しい場合は、ジッパー付きの袋に入れてラベリングしておき、ボックスや書類ケースなどにまとめて保管しておくのがおすすめです」(Fujinaoさん)

「トリセツ」アプリの利用にはmyTOKYOGASとの連携がおすすめ!

トリセツ

『トリセツ』はさまざまな家電製品等の取扱説明書やメーカー公式サイトへのリンクなど、まとめて管理できる無料のアプリです。

使い方は簡単! 「型番を入力するだけ」

持っている家電製品等を登録しておけば、いざという時に焦って取扱説明書を探す必要もなく、わざわざメーカーサイトにアクセスする手間もありません。

トリセツ画面

TOKYO GAS

製品登録は型番入力またはバーコードスキャンでとても簡単! 取扱説明書などの管理・閲覧が無料でできます。

トリセツ画面

TOKYO GAS

東京ガス「myTOKYOGAS」との連携で更に便利!

ガス機器情報が自動登録される

myTOKYOGASとの連携イメージ

TOKYO GAS

さらに、東京ガスの「myTOKYOGAS」とのID連携で、お客さまの保有する主要なガス機器情報※が自動で『トリセツ』に登録されます。

型番の入力の手間もなく、アプリで簡単にガス機器の取扱説明書を見ることができます。ガス機器の使い方がわからない時、お手入れ方法を知りたい時も便利ですね。

※すべてのガス機器が登録されるわけではありません。 また、一部古い情報が含まれている可能性があります。

万が一の故障時も安心!

トリセツイメージ

TOKYO GAS

また、ガス機器の調子が悪いときも役に立ちます。故障時の連絡先も簡単に確認できるので、万が一の時も安心です。
 
『トリセツ』アプリをダウンロードして、myTOKYOGASのログインIDを入力するだけで簡単に連携できますので、ぜひご活用ください。詳しくは下記をご覧ください。

おわりに

取扱説明書の収納方法について、仕分け方法や分類方法、収納グッズの使い方などを整理収納アドバイザーでミニマリストのFujinaoさんに伺いました。取扱説明書の量は家庭ごとに違うので、おうちに合った便利な収納方法を見つけてくださいね。

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公開日:2017.10.13

最終更新日:2024.3.26

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