【秋の一汁一菜献立レシピ(9)】火曜日「しいたけの肉詰め 他」

火曜日は誰もが嬉しい定番家庭料理の一汁一菜献立です。

主菜のしいたけの肉詰めは、甘辛タレを絡めていただきます。しいたけに詰める肉種にはタマネギを加えました。長ネギではなくタマネギを選んだ理由は焼き上がった後のほのかな甘味。この甘味が和風の甘辛タレによく合います。

しいたけに詰める肉種は、週末の下ごしらえで準備しておきました。タマネギをみじん切りにしたり、肉種をこねたりと、意外と手間のかかる作業ですが、週末に済ませてしまえば、平日はスムーズに調理できますね。

一緒にいただく味噌汁は秋ナスとちくわを具材にしました。
秋ナスは週末の下ごしらえで素揚げにしておきました。そうすることで、味噌汁にコクがプラスされて旨味がアップします。夏のみずみずしいナスもおいしいですが、この時期は昼と夜の寒暖差が大きいため実が引き締まって旨味が凝縮します。水分が少ないので、揚げるという調理方法とも相性がいいのです。

週末の下ごしらえで小口切りにしておいた万能ネギは、保存容器に入れて冷蔵庫で保存すれば一週間は日持ちします。少しずついろいろな料理に加えて今週中に使い切りましょう。一週間と区切りを付けて使えば、うっかり冷蔵庫の肥やしにしてしまう心配もありませんね。

今回使用する下ごしらえ食材は「万能ネギを小口切りにしたもの(冷蔵)」、「ナスを揚げたもの(冷蔵)」、「肉種(冷凍)」の3つです。

「万能ネギを小口切りにしたもの」と「ナスを揚げたもの」は冷蔵保存なので調理直前に冷蔵庫から取り出します。
「肉種」は火曜日分の約400gと金曜日分の約200gを冷凍保存しておきました。今日使用するのは400gです。大きい塊を選んで、使用する日の朝に冷蔵庫に移しておきましょう。

シイタケ･･･12枚(約300g）
片栗粉･･･適量
肉種･･･４00g分

レンコン･･･100g
カボチャ･･･150g
サラダ油･･･適量
塩･･･適量

[A]
　砂糖･･･大さじ1と1/2
　めんつゆ(3倍濃縮タイプ)･･･大さじ3
　水･･･大さじ2

ナスを揚げたもの･･･2本分
ちくわ･･･4本

[A]
　水･･･3カップ
　和風だしの素･･･小さじ1/2

味噌･･･約大さじ2
万能ネギを小口切りにしたもの･･･適量

フライパンではしいたけの肉詰めを、グリルでは付け合わせの野菜を焼き、片手鍋ではスープを作ります。

料理に集中していると、うっかりグリル庫内のチェックを忘れてしまいがち。そんな時はグリルタイマー機能を活用すると安心して料理ができますよ。この機能はグリル内で行う調理に合わせて好みの時間が設定できて、時間になると自動で消火してくれる機能です。今日はカット野菜を焼くので、強火で約5分セットしましょう。

まずは付け合わせの野菜をカットしてからグリルにセットします。
グリルを使うと熱源が1つ増えるので、3つの熱源を使いこなせるか心配になる方もいるかもしれません。その心配を解消するのがこの工程表です。手順がすっきりと整理されているので調理が難なくこなせるようになりますよ。

全ての食材と調理器具を手に届く場所に揃えて、さあ、調理を始めましょう。

はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!

もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。

しいたけに豚ひき肉を詰め込んだ家庭料理の定番おかずです。しいたけと豚肉の深い旨味と生しいたけの独特の食感が楽しめます。焼き上がりに絡める甘辛タレは、めんつゆに砂糖を合わせるだけのお手軽レシピ。白いご飯との相性抜群なので、お箸がどんどん進みそうです。小振りなしいたけで作ればお弁当の主役にもなりそうですね。

いつもの味噌汁の具材にひと手間。秋ナスを揚げてから味噌汁に加えます。夏よりも味が濃くておいしくなると言われる秋ナスは、揚げることでコクが加わり更に旨味がアップします。魚介のエキスをギュッと閉じ込めたちくわを加えれば、食べ応えが増すだけでなく、魚介の出汁がスープに溶け出しますよ。彩りに万能ネギを散らして召し上がれ。