【夏の一汁一菜献立レシピ(11)】金曜日「オクラと牛肉の甘酢炒め 他」

金曜日は料理がワンランクアップするアイデアがいっぱいの一汁一菜献立です。

主菜の甘酢炒めには、週末の下ごしらえで醤油と酒で下味を付けて冷凍しておいた、牛肉と茹でオクラを使います。
牛肉は炒める前に片栗粉をまぶしましょう。片栗粉のコーティングが旨味を逃がさず、調味料との絡みもよくしてくれます。このテクニックは中華料理店でよく使われるもの。簡単なのに、仕上がりが断然グレードアップするので、どんどん真似していきたいですね。

オクラは、生鮮売り場でも目に付くように陳列され始める頃です。旬のものは手に取りやすい価格になるので、つい大量購入してしまいがちですが、実はオクラは黒く変色しやすい繊細な野菜。長く日持ちさせたいのなら、冷凍保存がおすすめです。カットしてから茹でておけば、すぐに使えて便利です。既に火が入っているので、さっと調味料と炒め合わせるだけでOKです。

副菜のスープには市販のザーサイを加えます。具材としてもおいしいだけでなく、しっかりとした塩味と旨味がスープに染み出します。そこに、冷凍して旨味をアップさせたシメジを具材に加えれば、ほとんど手間をかけずに料理店でいただくような深い味わいのスープができあがります。

今回使用する下ごしらえ食材は「シメジを小房に分けたもの(冷凍)」、「オクラを茹でたもの(冷凍)」、「牛肉に下味をつけたもの(冷凍)」の3つです。

「シメジを小房に分けたもの」と「オクラを茹でたもの」は冷凍のまま調理します。
「牛肉に下味をつけたもの」は使用する日の朝に冷蔵庫へ移しておきましょう。

牛肉に下味をつけたもの･･･全量
片栗粉･･･小さじ2

オクラを茹でたもの･･･全量
タマネギ･･･1/2コ
パプリカ(赤)･･･1/2コ
サラダ油･･･適量

[A]
　酢･･･大さじ1
　水･･･1/2カップ
　ショウガ(すりおろし)･･･1片分
　砂糖･･･大さじ2
　醤油･･･大さじ2
　酒･･･大さじ1
　鶏ガラスープの素･･･小さじ1/3
　コショウ･･･適量
　片栗粉･･･小さじ1

ザーサイ(味つき)･･･1ビン(100g)
春雨･･･30g
シメジを小房に分けたもの･･･1/2パック分

[A]
　水･･･3カップ
　酒･･･大さじ1

醤油･･･小さじ1
コショウ･･･適量
卵･･･1コ

フライパンでは甘酢炒めを、片手鍋ではスープを作ります。

炒め物はフライパン一つであっという間にできあがるので、時短調理にぴったりの料理です。けれど、一度調理が始まると鍋の前につきっきりになってしまい、スープの調理がおろそかになってしまいがち。そんなときには、コンロに搭載されているタイマー機能を活用しましょう。設定した時間になると自動で消火してくれるので、安心して同時調理ができますね。

材料に春雨が入るスープの場合、いつもよりも少し長く加熱時間を要するので、まず最初に作り始めます。工程表の手順をしっかり確認してから調理を始めましょう。

食材は最初にキッチンの手に届く場所に揃えておくのがおすすめです。こうしておくだけで冷蔵庫とキッチンを往復する手間がなくなるので更に時短になりますよ。

はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!

もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。

色鮮やかな野菜が食欲そそる甘酢炒めです。下味を付けておいた牛肉は片栗粉をまぶしてから調理します。すると、炒め進むうちに表面にとろみが付いて、甘酢あんがしっかりと絡まるようになります。また、肉にコーティングができるので、旨味や水分を逃さずジューシーに、おいしさいっぱいに炒め上げることができます。

味付け簡単! 市販のザーサイで作る絶品スープです。春雨は水戻し不要。ハサミでカットしてそのまま鍋に加えます。冷凍して旨味をアップさせたシメジも加えて、軽く煮込むだけ。ザーサイの塩味と旨味がスープに奥行きを与えてくれます。風味付けに醤油をひとたらし。お好みで黒コショウを効かせていただきましょう。