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対策している人はたったの「4割」!? 家庭でできる地震対策

家にいて地震が来たとき、建物自体は大丈夫でも家具の転倒や落下で大けがをすることがあります。もしものときに家の中で安全に過ごせるよう、簡単にできる対策をご紹介します。

最終更新日:2023.5.19

目 次

「家具の転倒防止」「窓ガラスの飛散防止」は必須!

机の下に隠れる人たち

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阪神・淡路大震災時の調査で、建物の中でけがをした人の約5割は家具の転倒・落下が原因。約3割はガラスの飛散が原因だったそうです。

地震時、建物内での怪我を防ぐには、家具の転倒防止と、ガラスの飛散防止が大事であることが分かります。

出典:内閣府・防災情報ページ「できることから始めよう! 防災対策」

対策を行っている人は「4割」にとどまる

防災グッズ

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東京ガス都市生活研究所では、東日本大震災以降、暮らしとエネルギーの実態・意識の変化について調査を実施し、経年変化を追っています。

「自宅にいる時に地震が起きた場合に不安に思うこと」

東京ガス都市生活研究所「地震への備えに関する実態と意識」より[2014年12月調査/N=1200]

調査によると、自宅で地震が起きた時に不安に思うことは、「物の落下」や「家具の転倒」が上位に来ており、約6割が不安と答えています。

これらの不安に対して、実際にはどのような備えが行われているだろうか。震災前に備えていたこと、震災後に備えたことを合わせて上位順に並べた結果が次の図です。

「地震への備えの内容」

東京ガス都市生活研究所「地震への備えに関する実態と意識」より[2014年12月調査/N=1200]


「懐中電灯などの準備」がもっと高く、その他電池や水、食料のストックが上位に挙げられています。一方、自宅で地震が起きた時の不安で約6割が挙げていた、「家具やテレビの転倒防止」についての対策をとっている人は、4割前後にとどまっています。

地震に対する不安と対策においてはギャップが見られるようです。

家具転倒防止にはこれ!

L字金具を取り付ける

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家具転倒防止グッズとして効果が高いと言われているのは「L字金具」です。
部品自体はお手頃ですが、賃貸だったり壁がコンクリートだったりすると使えません・・・

つっぱり棒

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転倒防止マット

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L字金具が使用できない場合のおすすめは、「つっぱり棒」と「転倒防止マット」の合わせ技です。
家具の下に転倒防止マットを敷き、家具と天井の隙間をつっぱり棒で支えます。

窓ガラスの飛散防止対策

割れたガラス

PIXTA

地震による揺れでサッシがゆがみ、窓ガラスが割れることもあります。
ガラスの飛散防止フィルムを窓に貼っておき、レースのカーテンを閉めておきましょう。

また、窓ガラスに家具が倒れこみ、割れた事例も多いそうです。

窓ガラスの近くに薄型液晶テレビやタンスなど転倒しやすい大きな家具はありませんか?
家具の配置を見直してテレビやタンスの転倒防止対策も実施しておくと安心です。

おわりに

大きな地震では家具が凶器になると言います。家の中を見渡してチェックしてみましょう。

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公開日:2016.7.6

最終更新日:2023.5.19

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