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何色にする? ファッショナブル! 黒いキッチンの魅力とは?

日本では白いキッチンが多いようですが、最近は黒を選ぶ人も増えているそうです。黒はインテリアを引き締めてくれる色なので、黒を取り入れるとスッキリ見えるのだとか。キッチンジャーナリストの本間美紀さんにブラックのキッチンについて取材していただきました。

最終更新日:2023.3.10

日本のキッチンと言えば、白や木目などニュートラルな色柄を好む人が多いようです。キッチンメーカーも様々な色のバリエーションを増やし、多くの人の要望にこたえようとしていますが、なかなか大胆な色は選びにくいようです。
でも最近、とても増えてきたな、と思うのが黒いキッチンです。

黒というと重い色のように思えますが、実はインテリアを引き締めてくれる色なのです。いまはキッチンとリビングが一つになる間取りが増えています。

たとえばこのキッチン、黒という色がソファのあるリビングキッチン空間を、美しく引き締めています。

黒を効かせたリビング

キッチン=amstyle

しかも黒の表現も2種類が使われています。手前のアイランドはピアノのようなつやのある黒のエナメル塗装。奥のキッチンは金属を特殊な加工をした発色した黒。少し光を吸い込むような、また違った黒です。テーブルやソファの素材感に合わせて、黒といっても今はさまざまな表現が可能なのです。

そして黒が似合うのはやはり男性かもしれません。下の写真は、ドイツで男性シェフが似合う場所をイメージして作られたスタジオタイプのキッチン。ぽんと家具のように置くだけで、はまってしまうのは、黒だからこその格好のよさ?

スタジオタイプのキッチン

Nomad kitchen

そんな黒のキッチン、素敵なマダムがとても上手に使いこなしているお家を訪ねました。吹き抜けの下に大きな黒いキッチン。テーブルコーディネートの教室も開いている彼女の家は、キッチンが主役です。オーダーメイドで製作しました。

広いワークトップは黒。ステンレスやガラスの器、クリスタル、ヴィンテージ風の木のトレイなど、お気に入りの持ち物が黒の空間でとてもシックに見えます。料理が始まって、雑然とした雰囲気に成っても、黒は散らかった感じに見えず、引き締めてくれる。そんな効果も感じさせます。本格的なガスコンロやレンジフードも黒の中では、プロの厨房風の雰囲気に。

キッチン全体像

オーダーキッチン製作=ekrea orderkitchen

水道部分

Miki Honma

さらに視点を変えると、黒の階段や照明、一部だけステンレスにした扉、キッチンにビルトインしたワインセラーの輝きが、黒の中にスマートに収まっています。

ビルトインされたワインセラー

Miki Honma

当初はカフェ風にしようか、真っ白なキッチンにしようか、さまざまなイメージがわいたそうですが、大人の女性の場所として選んだ黒は大成功だったようです。ただもちろん、広さも天井高もあるお家でしたから、重くならず、黒を効果的に使えたということもあります。黒いキッチンは空間の広さや天井高、窓の位置、床や家具の色や素材感など、全体とのバランスを考えて選びたい色ですね。

  • この記事ライター

    本間美紀

    キッチンジャーナリスト

    本間美紀

    早稲田大学卒業後、インテリアの専門誌の編集部を経てインテリアやキッチン、暮らしに関する執筆、編集で活動中。日本国内や海外のキッチンライフを取材し、「パーフェクトキッチン」「インターナショナルキッチンAtoZ」ほか、ライフスタイル系キッチンムックを刊行。2010年秋には「ザ・リアルキッチンガイド」を出版。

    ブログ:キッチンジャーナル「キッチンのこころ」

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公開日:2016.10.5

最終更新日:2023.3.10

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