11029
view
雨が降っても大丈夫!?「屋外用」のソファやテーブルで楽しむアウトドア空間の装い
晴れている日にテラスや庭での食事をするのは気持ちが良いものですね。最近では、ソファやテーブルなど屋外用の家具も増えてきています。でも、雨に濡れた場合の対応など気になりますね。キッチンジャーナリストの本間美紀さんにソファやテーブルなどの屋外用家具について取材していただきました。
海外に行くと、日本よりもみんな外で食事をすることに慣れているなあ、と思います。
先日訪れたミラノでは、カフェやバールの前では人があふれんばかりに道にはみ出ていたり、ドイツでもカフェやレストランは外の席から埋まっていきます。シンガポールではホーカーズという屋台村が夜遅くまでにぎわっています。
先日訪れたミラノでは、カフェやバールの前では人があふれんばかりに道にはみ出ていたり、ドイツでもカフェやレストランは外の席から埋まっていきます。シンガポールではホーカーズという屋台村が夜遅くまでにぎわっています。

10年くらい前、日本ではオープンカフェはごく限られたおしゃれな場所にしかありませんでしたが、最近では街の至る所にオープンカフェが増えてきました。
ペット連れの人も楽しんでいますね。
また最近は立ち飲みがブーム。繁華街で路上にあふれて飲みながら会話を楽しんでいる人も増えました。
ペット連れの人も楽しんでいますね。
また最近は立ち飲みがブーム。繁華街で路上にあふれて飲みながら会話を楽しんでいる人も増えました。

MUシリーズ / デドン
海外では、屋外用の家具も進んでいます。
日本では、屋外用の家具は、キャンプ用品の延長のような家具が主流ですが、海外では、屋外用の「ラウンジ空間」のための、布張りのソファやダイニングテーブルといった家具がたくさん登場しているのです。
布張りのソファを屋外で使って大丈夫なの? と思いますが、雨に濡れても大丈夫で、乾くのも早い耐候性の生地が進化したことによって「屋外用の布張りソファ」が登場したのです。
日本では、屋外用の家具は、キャンプ用品の延長のような家具が主流ですが、海外では、屋外用の「ラウンジ空間」のための、布張りのソファやダイニングテーブルといった家具がたくさん登場しているのです。
布張りのソファを屋外で使って大丈夫なの? と思いますが、雨に濡れても大丈夫で、乾くのも早い耐候性の生地が進化したことによって「屋外用の布張りソファ」が登場したのです。
さらにデザイン性の幅も広がり、自然と調和するものだけではなく、屋外に室内の世界感を表現できるような家具も増えています。
次の写真のチェアは、世界的に有名な屋外チェア「ビストロ」。実は125年前に生まれたというロングセラーですが、最近は色のバリエーションを24色に増やすなど、「屋外で色」という提案をしています。
次の写真のチェアは、世界的に有名な屋外チェア「ビストロ」。実は125年前に生まれたというロングセラーですが、最近は色のバリエーションを24色に増やすなど、「屋外で色」という提案をしています。

ビストロチェア / フェルモブ
また、次の写真は「パオラ・レンティ」という、カラフルな屋外空間を演出する、イタリアの家具ブランドです。写真は修道院の跡地の建物を活用したコーディネート例です。素敵ですね。

ソファ、ウォールラグ、テーブル / パオラ・レンティ
ソファに使われている生地は、もとは自動車の工業用のフェルトやロープ。その耐久性に注目し活用しているそうです。発想がユニークですし、こんなに色がたくさんあるのもすごいですね!

自然と調和することを好む日本人は、屋外で強い色を使う発想は出にくいですが、ヨーロッパは石の建物も多いので、映えますね。
今後も屋外空間は、ますますラウンジ化していきそうです。
今後も屋外空間は、ますますラウンジ化していきそうです。
そしてダイニング。
キッチンのそばにテラスや庭をつなげて、料理を屋外で食べる人も多いです。
屋外のダイニングテーブルで圧倒的に多いのは円形だそうです。座る人同士の距離が近く、親密感が出るようです。
キッチンのそばにテラスや庭をつなげて、料理を屋外で食べる人も多いです。
屋外のダイニングテーブルで圧倒的に多いのは円形だそうです。座る人同士の距離が近く、親密感が出るようです。

TANGO / デドン

1900チェア / フェルモブ
園芸大国ベルギーのエクトレミス社からはこんなユニークな丸テーブルも。

ガルガンチュア / エクストレミス
こんな風にみんなで集います!

また屋外はスペースにゆとりがあることが多いため、室内では使えないようなビッグテーブルを置くケースも少なくありません。

マリーナコンビ / エクストレミス
最近人気のギャザリングテーブルスタイルです。4人掛けなどに分かれるのではなく、大きな一つのテーブルを分け合って座って、一体感を感じて親密感を高める座り方です。

マリーナピクニック / エクストレミス
屋外スペースに余裕がない都会の狭いテラスでも食事を楽しんでいるようです。下の写真はベランダのフェンスを利用して取り付けられるテーブルです。前述の 「ビストロ」のシリーズですが、アパルトマンの多いパリ向けかもしれませんね。

ビストロベランダテーブル / フェルモブ
でも屋外で必ず人が集まってくる場所があります。
それはどこでしょうか。
それは炎のまわり。
原始の頃から、それは変わらず人間を引きつけるのですね。
それはどこでしょうか。
それは炎のまわり。
原始の頃から、それは変わらず人間を引きつけるのですね。

Miki Honma
ミラノでの光景より
ミラノでの光景より
写真で紹介の商品の問い合せ先
・フェルモブ(フランス)
・デドン(ドイツ)
上の2社の問い合わせ先
ニチエス
・パオラ・レンティ(イタリア)の問い合わせ先
アルフレックスジャパン
・エクストレミス(ベルギー)の問い合わせ先
ティストゥ
・フェルモブ(フランス)
・デドン(ドイツ)
上の2社の問い合わせ先
ニチエス
・パオラ・レンティ(イタリア)の問い合わせ先
アルフレックスジャパン
・エクストレミス(ベルギー)の問い合わせ先
ティストゥ
プロフィール紹介

Miki Honma
本間美紀
キッチンジャーナリスト
早稲田大学卒業後、インテリアの専門誌の編集部を経てインテリアやキッチン、暮らしに関する執筆、編集で活動中。日本国内や海外のキッチンライフを取材し、「パーフェクトキッチン」「インターナショナルキッチンAtoZ」ほか、ライフスタイル系キッチンムックを刊行。2010年秋には「ザ・リアルキッチンガイド」を出版。
ブログ:キッチンジャーナル「キッチンのこころ」
キッチンジャーナリスト
早稲田大学卒業後、インテリアの専門誌の編集部を経てインテリアやキッチン、暮らしに関する執筆、編集で活動中。日本国内や海外のキッチンライフを取材し、「パーフェクトキッチン」「インターナショナルキッチンAtoZ」ほか、ライフスタイル系キッチンムックを刊行。2010年秋には「ザ・リアルキッチンガイド」を出版。
ブログ:キッチンジャーナル「キッチンのこころ」
2018年03月21日
※この記事に含まれる情報の利用は、お客様の責任において行ってください。
本記事の情報は記事公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
詳しくは、「サイトのご利用について」をご覧下さい。
アクセスランキング
1
家族を守るために!【ポリ袋】で簡単にできる9つの防災ワザ
487093view
2
アルカリとマンガンどっち? ガスコンロに使う乾電池の種類や交換目安、交換方法
22855view
3
桃の節句・ひな祭りの「白酒(しろざけ)」とは? 甘酒や中国の白酒とどう違う?
6112view
4
【キッチンシンク】をピカピカに!効果的な掃除方法と洗剤の使い分けのコツ
126887view
5
お彼岸にお墓参りをする意味とは? なぜぼた餅を供えるの? 2021年はいつ?
15985view