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コップの茶渋の落とし方、身近なもので落とすには?

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お茶やコーヒーなどを飲むと、コップに付着してくる「茶渋」。ふと見るといつの間にか茶色く輪染みのようになっていませんか? 茶渋はスポンジでこすってもなかなか落ちないんですよね。
茶渋には漂白剤が効くということをご存知の方も多いかと思いますが、「飲用のコップを効き目の強い漂白剤に浸けるのはちょっと・・・」と抵抗のある方もいらっしゃるでしょう。
そんな方のために、身近なものを使ったコップの茶渋の落とし方をご紹介します。
塩を使った茶渋の落とし方

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身近な調味料である塩を使って、茶渋が落とせるそう。
塩の研磨効果で茶渋が落ちる原理です。塩はお料理に使用するもので臭いもないため、口をつける食器を洗うには安心ですね。食器も傷つきにくくおすすめの方法です。
方法
1. コップなどに水を注ぎ、塩をひとつまみ入れます。2. スポンジにコップの中の塩水を含ませながら洗います。
3. ガンコな茶渋には塩を直接こすりつける方法も。
※塩は手に傷がある場合、小さな傷でも大変滲みます。手荒れの原因になる方もいらっしゃるので、家庭用手袋を活用するなど肌を守るようにしてください。
お酢を使った茶渋の落とし方

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「お酢」も茶渋を落とすためにはおすすめです。茶渋が黒い理由は、お茶に含まれるタンニンが酸化してしまうからだそう。酢には、酸化を促す酵素の働きを止める効果があります。酢も台所にある身近な調味料なので、安心して使用できますね。
方法
1. スポンジに酢をつけてコップを擦る。2. または、コップに酢を注ぐか、酢にコップをつけ込み一晩おく。
柑橘類の皮を使った茶渋の落とし方

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柑橘類の皮には、茶渋を落とす成分が含まれているそうです。みかんを食べた後やレモンを使用した時は、皮をとっておいてコップの茶渋取りに使用するのもよいですね。
方法
1. 柑橘類の皮で茶渋をこする。2. 塩との合わせ技で、皮の内側に塩を少しつけてこする方法も効果的です。
歯磨き粉を使った茶渋の落とし方

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歯磨き粉の成分には、歯についた茶渋を落とす目的の成分も配合されています。それをコップの茶渋に応用してみましょう。
方法
・スポンジやキッチンペーパーに歯磨き粉をとり、茶渋をこする。重曹を使った茶渋の落とし方

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重曹も、茶渋を落としてくれる効果があります。茶渋は酸性の汚れなので、アルカリ性の重曹がよく効くからです。食品用の重曹なら、飲用のコップのお手入れをするのにも安心ですね。
方法
・水を少し含ませたスポンジに重曹をつけ、茶渋をこすります。道具を使った茶渋の落とし方

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うっすらついた軽めの茶渋なら、洗剤などを使用しなくても落とすことができます。
アクリル毛糸・アクリルタワシを使う
アクリル毛糸で編んだアクリルタワシや、アクリル毛糸を割り箸などにまきつけ、水を含ませて茶渋をこすると、軽めの茶渋なら落とすことが可能です。ナイロンタワシのついている食器用スポンジやメラミンスポンジ
水を含ませ、茶渋をこすります。強くこするとコップの絵柄まで消えてしまうことがあるので、力加減に気をつけて行ってください。ピカピカになったら・・・長持ちさせたい! 茶渋の予防には

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せっかくピカピカになったコップ。またすぐに茶渋がつき始めてしまうとがっかりしますよね。茶渋の予防法をご紹介します。
飲んだらコップはすぐに洗うor水に浸す
飲み終わったコップ、ちょっと面倒だなとそのままにしていませんか? 水に浸しておくだけでも、茶渋がつきにくくなります。米のとぎ汁で予防
陶器の場合に有効な手段ですが、お米のとぎ汁でコップを煮だすと汚れがつきにくくなる効果が。ひび割れ防止にも一役買ってくれるそうです。おわりに

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コップの茶渋を、身近なもので落とす方法をご紹介しました。ピカピカのコップで気分よくティータイムを過ごせると良いですね。
この記事の監修
もっと見る和文化研究家
三浦康子
古を紐解きながら、季節の行事や生活の知恵など、今の暮らしを楽しむ方法をメディアにて提案。著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)、『粋なおとなの花鳥風月』(中経出版)、監修書『季節を愉しむ366日』(朝日新聞出版)、『おうち歳時記』(朝日新聞出版)ほか多数
三浦康子 和文化研究家
コピーされました
公開日:2016.10.26
最終更新日:2022.12.21
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