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初心者でも失敗なし! バーベキュー着火のコツとは? 準備や後片付けまでご紹介!

楽しい家族や友達とのバーベキュー。でもなかなか炭に火がつかず、困った経験をしたことはありませんか? 炭に着火するのは、ちょっとしたコツがあります。バーベキューの時の着火のコツや便利なアイテムなどについて、日本バーベキュー協会さんに伺いました。

【バーベキュー着火のコツ1】炭の種類を見る

炭
PIXTA
炭は種類によって燃焼時間や値段が異なります。バーベキューに一般的に使われるのは「木炭」や「バーベキュー用木炭」と呼ばれるもので、ホームセンターなどでも販売されています。

主に海外産のマングローブなどが原料なことから、「マングローブ炭」とも呼ばれます。安価で火がつきやすいですが、燃焼時間が短く炎をあげて燃えてしまうので、炭が大量に必要となります。

そして、少し値段は上がりますが、「オガ炭」など「白炭」と呼ばれる炭があります。これらは、着火しにくいですが一度火がつくと火が長くもつ炭が多いです。

日本バーベキュー協会では、この「火のつきやすい炭」と「長持ちする炭」の2種類を用意することをオススメしているそう。ちなみに、「火がつきやすい炭」は持つと軽い炭、「火が長持ちする炭」は持つと重い炭です。

火を起こすときは、着火剤を一番下に置きます。その上に「火が起きやすい軽い炭」を置き、ある程度、炭に火が付いたら「火が長持ちする重い炭」を置くと、火がつきやすく、かつ長持ちさせることができます。
木炭
PIXTA
ただし、「火が長持ちする炭」でも「備長炭」はオススメしません。備長炭は、非常に火が長持ちする炭で火力も安定します。しかし、その分極端に火がつきにくいという特徴も。焼き鳥屋さんや焼肉屋さんなど、ガスの強い火力で火おこしができる環境であれば良いのですが、着火剤で火を起こす場合には火おこしに苦労します。

炭の種類によって差がありますが、通常使用する炭の量は一人当たり1㎏、または1時間あたり1㎏と言われています。

【バーベキュー着火のコツ2】揃えておきたい道具

そのほか揃えておきたい道具には、以下のものがあります。

・柄の長いチャッカマン
・革手袋
 ※軍手は燃えやすいので革手袋がオススメです
・炭バサミ
・着火剤
・火おこし台
 ※直火で火をおこすと危険ですので、火おこしの台が必要です
・水をはったブリキのバケツ

【バーベキュー着火のコツ3】着火剤を使う

着火剤
写真提供:日本バーベキュー協会
炭に直接火をつけるのは大変なので、まずは新聞紙や着火剤など火がつきやすいものに着火し、火種として利用します。

新聞紙を火種にすると、舞い上がって危険な場合もあるため、着火剤を使うのがオススメです。

着火剤には色々な形状のものがありますが、日本バーベキュー協会では、板状の着火剤・もしくは固形の着火剤をオススメします。

【板状・固形型着火剤を使った火のおこし方】

炭で火をおこす
写真提供:日本バーベキュー協会
着火剤を一番下に置き火をつけ、その上に火が起きやすい軽い炭を置いていきます。

着火剤に火がつくと、周りの空気の温度が上がるために上昇気流が起こり、空気の流れが上に向かいます。空気の流れに沿って炎も上昇するので、着火剤の上に火が起きやすい炭を置くと自然と火が炭に点火するのです。

もしうちわを使う場合は、うちわを上から下にあおぐのではなく、火が消えない程度に下から上に風を送ると、より早く炭に火が移ります。

よく間違えて炭の上に着火剤を置く人がいますが、せっかく着火剤の炎が上にあがるのに、その上に炭がなければいつまでたっても炭に火がつかないので注意してください。
板状・固形型着火剤を使って火をおこす
写真提供:日本バーベキュー協会
炭に火が回ってきたら、火の着いた炭の上に山のように炭を積んでいきましょう。

【ジェル型着火剤を使った火のおこし方】

バーベキューコンロに炭を並べる
PIXTA
1. コンロに炭を並べる
バーベキューコンロなどを安定した場所に置き、炭を並べて着火剤を塗ります。

2. 着火剤を塗った炭に点火する
着火剤を塗った炭にチャッカマンなどで火をつけます。

炭に火がついたら、固形型と同じように炭を積み重ねてあげて、火が消えない程度に下から上へ風を送ります。火が回ってきたら、火がついた炭の上に山を作るイメージで炭を積んでいきましょう。

【着火剤の注意】火がついてる状態でのつぎ足しはNG!

「火がついている状態」での着火剤のつぎ足しは、火傷の危険があるので止めましょう。着火剤をつぎ足すのは、「火が消えてしまった」あるいは「なかなか火が起きない」時です。

特に、ジェル状の着火剤を使うときは、火がついてない状態の炭や木だけに使用しましょう。火をつけた後に、ジェルの着火剤を塗り足そうとすると、火種がチューブから垂れているジェルの着火剤に点火してしまい、手に持っている本体に火が移って、手や顔をヤケドする危険も。さらには、反射的にジェルを離そうとして周囲の人々に飛び火し、被害が大きくなる可能性も十分にあります。

このような事故は、実際に報告されている事例です。安全性の意味でも、ジェル状の着火剤ではなく固形型の着火剤の方が扱いやすいのでおすすめです。

【バーベキュー着火のコツ4】チムニースターターを使う

チムニースターター
写真提供:日本バーベキュー協会
より簡単に火をおこしたい場合には、「チムニースターター」を使う方法もあります。

「チムニー」は英語で「煙突」を意味します。チムニースターターは、煙突の原理を利用して、温かい空気が上昇気流を起こすことで簡単に火おこしができる便利な道具です。

中に詰めた炭にも火が回りやすい仕組みになっていて、扇いだりすることなく簡単に火おこしできるのが特徴です。

まず炭をチムニースターターに詰めます。チムニースターターの底部分に丸めた新聞紙を入れて着火します。そのまましばらく置いておくと、炭に火がつきます。火がついている間は、触らずそのままにしておきましょう。

【バーベキュー着火のコツ5】炭を足す時は、足し方に注意!

火が着いた炭の上に、炭を積み上げる
PIXTA
火がついたら、全体の火力を上げていくために炭を追加します。

この時、火が着いた炭の上に長持ちする重い炭を握りこぶしぐらいにくだいて、山のように積み上げましょう。

小さめの炭がオススメの理由

炭を砕く
写真提供:日本バーベキュー協会
炭は、1つの炭から隣接している炭にジワジワと火が伝わって着火します。よって、炭が大きければ隣接する炭に火が伝わるのに時間がかかるため、「握りこぶしよりも小さい」サイズがオススメです。

【バーベキュー着火のコツ6】炭の状態を確認して網を置く

炭の状態を確認して網を置く
PIXTA
炭全体に火が回ったら、炭を崩してグリルの半分に寄せます。このようにすると、「焼くエリア」と「保温できるエリア」ができて、食材が焼けても慌てて食べなくていいですし、食材が焦げてしまうことも防げます。

炭から出る火が落ち着き、周りが白くなり始めたら、炭の上に網を置きましょう。炭火は火力が安定しているので、食材をムラなく焼き上げることができます。
オリーブオイルとシリコンの刷毛
写真提供:日本バーベキュー協会
ちなみに、網焼きする時は耐熱容器にオリーブオイルを入れ、シリコンの刷毛を用意しておくと便利です。網にオリーブオイルを塗ると、食材がはりつくのを防ぐことができます。また野菜を焼く時には、野菜にオリーブオイルを塗るとパサパサにならずジューシーに焼きあがります。

炭に水をかけるのはNG? 炭のスムーズな後片付けの方法とは?

燃焼済みの炭
PIXTA
楽しいバーベキューの後は、後片付けです。

一度火が付いた炭は、水をかけただけでは消えません。消えたように見えても、強い風が吹けば再び火が起こってしまうこともあります。
以下の手順で片付けるとスムーズに炭の処理ができますよ。

【方法1】ブリキのバケツに張った水に入れて冷ます

水を張ったブリキのバケツに、炭トングで少しずつ炭を入れていきます。この時、一気に炭を入れると水蒸気爆発がおこるので、少しずつ水に浸すことが重要です。炭が完全に冷めたのを確認してから持ち帰りましょう。

【方法2】火消し壺を使う

熱い炭が冷めるのを待つのは時間がない。そんな時にオススメなのが「火消し壺」です。

「火消し壺」は、炭への酸素の供給を遮断することで消火します。耐熱性の容器なので、熱い状態でも炭を入れる事ができます。炭を入れて蓋をしておくと、時間が経てば自然に消火します。

炭は炭素の塊で、有機物ではないので自然分解されません。置き去りにしたり土に埋めたりせず、必ず持ち帰りましょう。

余った炭の保管方法

余った炭
PIXTA
火消し壺などで持ち帰った炭を「消し炭」と言い、再利用する事ができます。

消し炭は火がつきやすくなっているので、次に使用する際に点火の手間を省く事ができる上、新しく炭を買い足す量を減らすことができるので、エコでお財布にも優しいのが嬉しいですね。

再利用する場合は、炭を天日干しして乾燥させます。乾いたらビニール袋に隙間の無いように詰めましょう。その際乾燥剤を入れ、ビニールを二重にすると湿気を防ぐことができます。最後にガムテープなどできっちり密閉しておきましょう。

未来を担う子どもたちに伝えたい「火育」

火おこし体験
TOKYOGAS
様々な「火育」プログラム
TOKYOGAS
東京ガスでは、長年火とともに歩んできた企業として、2012年より、「火育」に取り組んでいます。次世代を担う子供たちが、火について学び、正しく扱い、そして火がもたらすさまざまな恵みを楽しむ体験を通して、「災害時に生き抜く力」と「生活を豊かにする力」を育むことをめざしています。

災害時に命を守るために必要な火の扱い方について、火のあたたかさを体感しながら、基本的な知識と具体的なコントロール方法を学びます。また、災害時の火の役割や、地震発生時の「身の守り方」についても、体を使って学びます。

東京ガスでは「火育」イベントを定期的に開催しています。ホームページで開催をぜひチェックしてみてください。

おわりに

せっかくの楽しいバーベキュー。いざ始めよう! という時になって戸惑う事がないよう、基本は知っておきたいですね。火おこしのコツを知って、バーベキューを楽しんでくださいね。

取材協力:日本バーベキュー協会

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2020年02月01日

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