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クローゼットが生まれ変わる! 誰でも実践できるプロ直伝の収納術とは?

洋服やバッグ、小物など多様なアイテムを収納するクローゼット。「収納力はあるはずなのにうまく使いこなせない」という方も多いのでは? 今回の悩める依頼者は衣装持ちの独身女性。「いつの間にかどれだけ衣類があるかも把握できなくなってしまった」と言います。整理収納のプロに依頼するとどう解決するのか、ご紹介します。自分でも実践できる収納術は必見ですよ。

最終更新日:2023.3.26

目 次

洋服やバッグ、小物などのアイテムが多く、整理収納で悩みがちなクローゼット。今回体験したのは、イオングループが提供する「カジタク(KAJITAKU)」の家事代行サービスのひとつ「整理収納サービス」の「片付け名人プラン」です。今回担当してくださったのは、カジタクの山口さんとつちやしづなさん。お二人ともカジタク歴も長く、育成や研修も担当するベテランです。

クローゼットの悩みを解決! カジタクの「片付け名人プラン」の収納術とは?

お願いした「片付け名人プラン」は、実際に片付けしながら「家をスッキリさせたい」「そもそも収納方法がわからない」など、片付けに関する悩みを解決するサービスです。整理収納関連有資格者がお客さまのご要望をヒアリング。要/不要の仕分けを行いつつ、最適な収納方法や収納用品をご提案。実際にプロの手による整理収納も行います。

サービスの流れは、次の通りです。

・ヒアリング
・収納物の量を確認する
・要/不要で仕分けをする
・収納する
・ゴミをまとめる、退室

クローゼットの収納術「手順(1)アイテムの量・置き場所・利用頻度の高さを把握」

依頼人の衣装の一部

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衣服や下着、バッグ、キャリーケース、小物などありとあらゆる物を吸収してくれるクローゼット。今回の依頼主は「とにかく衣装持ち」。

ウォークインクローゼットに加えて、ベッドサイドに大型のハンガーラックを2台設置。衣類とバッグ類を陳列しています。一応、「上着」「インナー」など、分類はできているようですが、とにかくアイテムが多く、これ以上は入る余地がありません。

ウォークインクローゼットの中

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続いて、奥のウォークインクローゼット。こちらは、表のハンガーラックに入りきれないジャケットやスカート類に加え、タンスにTシャツやタオル、カバンなどを収納。圧倒的にモノが多い状況です!

ハンガーポール上

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ハンガーポール上の枕棚は、踏み台などを使わないと取り出せないので、結局万年モノ置き場になっています。依頼主も「紙袋に何が入っているのか、もう思い出せません」とのこと。

防虫剤のストック

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ラックの下から、買いだめ品の防虫剤のストックを大量に発見。いちいち交換するのが面倒くさい代物ですが「せっかくなんで使っちゃいましょう!」と山口さん。

買いだめしたパンストのストック

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続いての買いだめ品はパンスト。安いものを見かけるとついつい買ってしまうけど、結局気に入った物しか履かないというパターンになりがちのため、どんどんたまっていきます。

クローゼットの収納術「手順(2)思い切って全部出す」

いったん全部出す

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「いったん全部出す」を開始! まずはウォークインクローゼットから。つちやさんがどんどんアイテムを出し、山口さんが「これ、着ていますか? 要りますか?」などと依頼主に確認。その都度依頼主が「いる・いらない」をジャッジしていきます。

整理の基本は、「今使うか」「テンションがあがるか」が判断基準。

高い位置に置きっぱなしだった衣装ケース

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高い位置に置きっぱなしだったケース類も取り出していきます。透明ケースは中身が見やすく便利ですが、中身を重ねて収納すると、下のモノを取り出すときに結局ぐちゃぐちゃになってしまいがち。

ふとん乾燥機

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奥すぎて取り出すのにも時間がかかるデッドスペースには、ほとんど使っていないふとん乾燥機が。必要なときはコインランドリーを使うと決め、今回思い切って処分することにしました。

ショップ袋の中もすべて出す

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処理できない物をショップのバッグなどに入れて「なかったことに」してしまうパターンも。そういったアイテムも、問答無用で外に出されていきます。

クローゼットの収納術「手順(3)要/不要で仕分け」

不要に仕分けられた服の山

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衣服の絶対量を減らすため、「使わない」「テンションが上がらない」に分類された衣類の山。リサイクルショップに引き取ってもらうことにしました。

ベッドサイドのハンガーラックの仕分け

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続いて、ベッドサイドのハンガーラックにも着手。依頼主によると「こちらのスペースには頻度が高い物を置いている」ということですが、量が多すぎて、使いきれない物も出てきます。

ブランド物などは買取サービスを利用

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「いつか着るかも」と思い、なかなか捨てる勇気が持てなかったジャケットなどのアウターやシャツ、パンツ類。ブランド物など、値段が付きそうな物は買取サービスを利用。

クローゼットの収納術「手順(4)アイテムの「住所」を定める」

分類してタンスに入れ直す

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選ばれし1軍をシャツやカットソーなど、分類しながらタンスに入れ直します。タンスの基本は畳んだ物を「立てて収納」! これで何が入っているのか一目瞭然に。

タオルはプラスチックケースに

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タオルはプラスチックケースに。ここでも絶対に重ねず、畳んだ物から順に立てて収納し、目当ての物がすぐに取り出せるようにします。

ベルト類も見えるように

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ベルト類もまとめてかけていくと、途端に「見せる収納」に!

整理後のウォークインクローゼット

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生まれ変わったウォークインクローゼット。アウター、スカート、バッグ、ベルトなどカテゴリーごとに収納され、それぞれの住所(=定位置)が決まっている状態に。モノを押し込みがちな左上のデッドスペースは、結局何も置く物がなくなり、今はただの“空間”に。今後何かの時に使えそうですが、カンタンに取り出せる場所だけに収納することで、ぐっと使いやすくなりました。

また、高い位置に置く物は出番の少ない、タオル類のストックなどに限定。ただし、プラスチックケースに立てて収納することで見やすく工夫されています。

インナーのみの引き出し

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使い勝手のよいインナーだけを厳選したタンスの引き出し。同系色をまとめ、立てて収納しているので、何がどれだけあるか、把握しやすくなりました。ため込んでいた防虫剤も活用!

下の段の引き出し

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続いて、下の段にはジーンズ類とストレッチ系のパンツなど。同系色・同素材でまとめることで、コーディネートもしやすくなりますね。

奥にバッグ類などを収納

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奥に、バッグやキャリーケースを。活用しきれていなかったキャスター付きラックには、ポーチやノートPCケースなど小物を並べて収納。

ベッドサイドのハンガーラック

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ベッドサイドのハンガーラックもアイテムを減らし、カテゴリーに分けてスッキリ!

今の季節よく着る物がメインに

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こちらのハンガーラックは、今の季節よく着る物がメイン。こちらもポイントは、「同系色をまとめる」こと。コーディネートしやすくなりそうです。

長めのアイテムはフックに引っ掛けて

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ベルトやショルダーバッグ、ショールなど長めのアイテムは、フックに引っ掛けて、近い位置にまとめてもらいました。こうすることで、オシャレ感も出ますね。

カジタク直伝、クローゼット収納・整理整頓のコツは?

カジタク 山口奈穂子さん・つちや しづなさん

KAJITAKU

今回お願いしたクローゼットの整理整頓は、短時間で効率よく片付けられる、プロのノウハウがぎっしり詰まっていました。ここでは、学んだコツをおさらい。

・タンスには「畳んだ物を立てて収納」が基本。「重ねる」はNG!
・収納しにくく、取り出しにくいデッドスペースには極力モノを置かない。
・高い位置に置く物は、透明ケースなど、中身が見える物に限定する。
・衣類は同系色・同素材でまとめると、コーディネートがしやすく、戻しやすい。

カジタクにお願いしてよかった点は?(体験者の声)

一人だと心が折れそうになりますが、二人がかりでテキパキと出す・仕分ける・整理する、という手順をこなしてくれるので、あっという間に片付きました! 自分じゃ捨てられないという物も、人に聞かれると、「捨てようかな」という気持ちになるのも新発見。

ちなみに、今回出た不用品は、なんとダンボール6箱分にもなりました。無料で引き取ってもらった物のほか、買い取ってもらった物の総額は5万円弱にも!

その後は「一枚買ったら一枚処分する」、という考え方をするようになりました。モノの総量を増やさないことが、整理への第一歩ですね。一度スッキリさせたことで、それを保とうという意識が働いていて、気持ち良く過ごせています。

カジタク「片付け名人プラン」のサービス利用の流れ

サービス説明の様子

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整理収納関連有資格を持ったプロがご訪問。日時は、月~土曜日・祝日の10:00~19:00から選べます。

予約した日時に訪問させていただきまずは約30分(最長60分)の初回ヒアリングからスタート。サービス実施時間とは別に、しっかりお客さまの要望をヒアリング。依頼側は生活スタイルや、日頃困っていることなどを伝え、片付けの方針を決めていきます。

サービス対象外の内容の説明

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また、危険物の取扱いや大型家具の移動など、今回のサービス内ではできないことも予め説明してくれます。

今回、お話を伺った整理収納のプロは・・・

●カジタク 山口奈穂子

入社6年目。整理収納アドバイザー1級所持。家事代行サービスや整理収納サービスではトレーナーとして活躍中。当初は家事が特別に得意ではなかったが、「自分もうまくなるかな」と軽い気持ちで仕事を始め、今ではカジタクを代表するプロの一人に。

●カジタク つちや しづな

整理収納アドバイザー1級、整理収納教育士(子供の片付けアカデミア)、自考力マイスター(子供の片付け、心理学、脳科学)などの資格を所持し、カジタクで活躍中。個人でもサービスやセミナーを開催する片付けのプロ。

おわりに

モノがあふれがちなクローゼットですが、一度整理収納できてしまえば、その状態を保とうとする意識も芽生え、毎日快適に過ごせるようになりそうですね。プロのアイデアを参考にしてぜひ実践してみてくださいね。

撮影/長谷英史

  • この記事取材協力

    アクティア株式会社

    アクティア株式会社

    カジタク」は、イオングループ アクティア株式会社が運営する家事支援サービスです。
    「カジタク」では、お客さまのご自宅に訪問し、ご要望に合わせた料理代行や、リビング、寝室、水周り全般(キッチン、洗面所、お風呂、トイレ)の掃除代行、また有資格者である「片付けのプロ」が、お客さまのご要望をヒアリングし「要」「不要」の仕分けを行いつつ、最適な収納方法や収納用品をご提案、作業を行う整理収納サービスを提供。

    さらに「プロの技術」で、エアコン・レンジフード・キッチン・浴室等の清掃を行うハウスクリーニングサービスも行っています。

    また、季節の衣類や布団等を玄関で受け渡しいただける「宅配クリーニング」を最長9ヵ月の保管付の有無も選べるサービスを提供する等、様々な家事支援サービスを展開しています。

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公開日:2019.10.21

最終更新日:2023.3.26

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