【実証! 素肌力アップ】シャワーと浴槽入浴を比較すると・・・
東京ガス都市生活研究所で【日頃シャワー入浴】をしている男女各48名を、「浴槽入浴チーム」と「シャワー入浴チーム」の2チームに分け、2週間、それぞれ浴槽入浴とシャワー浴を試してもらいました。
以下のグラフはその前後で、「肌の水分量」「肌弾力」「肌のキメ(キメ係数)」の変化を比較したものです。
素肌力を語る上で「水分量」は大事な要素。うるおった肌はみずみずしく、お化粧のりもよくなります。グラフを見ると浴槽入浴チームは明らかに水分量がアップ、シャワーチームは減少しているのがわかります。
「肌弾力」とは、つまり肌のハリ。シワやたるみのこととも言えます。グラフを見ると、頬の方には大きな変化は見られないものの、下腿の方では浴槽入浴チームの方が肌弾力がアップしているのがわかります。
「キメ係数」は数値が小さいほどキメが整っていることを表します。グラフを見ると、頬、下腿ともに、浴槽入浴チームの方が数値が小さくなっているのがわかります。逆にシャワーチームは実験後に数値がアップ・・・。
【実証! 素肌力アップ】視診・触診でも「浴槽入浴」に軍配
このグラフは実験前と実験後、それぞれの肌を専門家が視診・触診した結果をまとめたもの。項目によってバラつきがあるものの、浴槽チームでは男女共に総合的に肌状態が良好になったという結果が出ています。
特に、女性では「くすみ」「つや」「滑らかさ」「うるおい」の改善が。男性では「ギラつき」「ニキビ・吹き出物」「滑らかさ」「うるおい」「脂っぽさ」の改善が目に留まります。
【実証! 素肌力アップ】男性こそ浴槽入浴とスキンケアを!
今回の実験で男女の肌を比べてみると、男性の肌は女性にくらべて肌のバリア機能が悪く、肌荒れしている状態にあることがわかりました。
男性の肌はひげ剃りによって定期的にダメージを受けていることや、女性にくらべて紫外線の感受性が高いため、日焼けしやすくシミができやすいことなどから、実は“女性以上にスキンケアが必要”とも言えます。毎日の浴槽入浴とともに風呂上がりのスキンケアを習慣化すれば、これまで以上の美肌効果が期待できるかも。ぜひセットでトライしてみてください。
おわりに
素肌力アップの秘訣は浴槽入浴にあることを、さまざまな実験データでご紹介してきました。いかがでしたでしょうか? やはりシャワーで済ませず、浴槽入浴することが大切なんですね。
また、素肌力と言うと女性の方が関心が高いかもしれませんが、今や、外見の美しさを求めるのは女性だけではないようです。以下の調査では、男女ともに外見の美しさを求めていることがわかりました。
ぜひ男女ともに浴槽入浴で素肌力アップを目指していただきたいですね。
「外見が美しいことは大事」と答えた男性、20代で68.0%! 60代で55.0%! 老いも若きも、外見は美しくあるべし! と考えているんですね。その流れを反映してか、昨今巷では男性向けスキンケアブランドが続々登場。“外見の美しさ”にはもちろんお肌も含まれているわけで、男性の美肌への意識は今後も高まって行くことが予想されます。