更新日: 2018年01月09日
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建売住宅と注文住宅のメリットとデメリット徹底比較! 導入せずに後悔した住宅設備とは?

一戸建てを買おう! と思い立ったら、次に考えることとして「建売住宅(分譲住宅)と注文住宅、どちらを選ぶ?」ということがあります。近年、新築戸建住宅の販売において、建売の占める割合が上昇傾向にあります。東京ガス都市生活研究所の調査と、建売住宅と注文住宅の特徴と、メリットとデメリットについてご紹介します。

建売住宅と注文住宅、それぞれの特徴・違いとは?

建売住宅(分譲住宅)の特徴

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建売住宅とは、土地と住宅をセットで販売する分譲住宅のことを指します。
住宅会社や不動産会社が土地を仕入れ、区画に分けて同じ仕様の住宅を何棟か立てて販売するのが一般的です。建売と一口にいっても、住宅が建ってから販売することもあれば、建築中の段階で販売することもあります。

住宅メーカー主導で間取りや設備、仕様が予め決まっているので、自由度は低い一方、コスト面では割安な傾向があります。
土地と住宅が一括購入なので、家の取得までの契約などが簡易で、手間や時間がかかりません。
また、完成した後の建売住宅の場合は、中を見てから購入を決断できるのも大きな特徴です。


注文住宅の特徴

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注文住宅とは、建築会社やハウスメーカーに設計を依頼し、施工会社に建築してもらう住宅です。ゼロから仕様を作り上げていくので、間取りや工法、設備、外装から内装、電気の配線に至るまで、自由にアレンジできます。

全て自由にできる反面、難しい判断を求められることもあります。また、希望やこだわりを追求しているうちに、当初想定していた予算を超えてしまうことも。建売住宅に比べて、費用は高くなる傾向があります。

土地を所有していない場合は、まず土地を購入することから始めます。土地購入、住宅の設計、施工と、住宅取得までの工程が長く、時間と手間がかかります。

建売住宅と注文住宅、値段・価格を比較!

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建売住宅(分譲住宅)の価格傾向

建売住宅は、土地と住宅のセット価格が明示されており、それ以上の多額の追加費用がかかることは少ないです。また、住宅会社側も画一的な仕様で家を建てること(施工)ができるので、住宅販売価格も割安な傾向があります。

建売住宅(分譲住宅)の全国平均購入価格は、3810万円です。


注文住宅の価格傾向

仕様段階から自分好みの家を作り上げていけるので、こだわるほど費用がかかります。工事や設計の変更で追加費用が発生しやすく、当初の予算を超えてしまうこともあります。

建売住宅に比べると高価になりがちですが、設備をシンプルにしたり、壁などの一部を自分で施工するなどして、費用を削減することも可能です。

注文住宅の全国平均購入価格は、土地もセットで購入した場合は4194万円。
土地は保有しており、建て替えを行った場合は3249万円となっています。


出典:国交省「平成28年度 住宅市場動向調査」

建売住宅と注文住宅、購入者の割合と傾向を比較!

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建売住宅と注文住宅購入者の割合

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国土交通省の「住宅着工統計時系列データ(2014年)」によると、2008年時点での建売住宅の比率は43.7%でしたが、2014年時点で49.6%にまで上昇しています。

数年前は注文住宅(グラフ内では持家と記載)を選ぶ方が多かったのですが、2014年では建売住宅との比率はほぼ同程度になっています。
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東京ガス都市生活研究所「生活定点観測調査2014」
また東京ガス都市生活研究所調査において「住宅を建てるならどの方法がいいか」とうアンケートでも、全年代で「建売を購入」の比率が高まっています。特に20代から30代の購入検討者の中でその傾向が顕著に現れています。

東京ガス都市生活研究所が、住まいについて若年層に対して行った調査では、「住まいづくりに時間や手間をかけたくない」という意向が見られており、そのような理由から、若年層は建売住宅を選択する人が増えていると考えられます。

【購入者の傾向】建売住宅・注文住宅を選んだ理由は?

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東京ガス都市生活研究所「戸建住宅購入者の特徴〜注文住宅購入者と分譲住宅購入者の比較〜」
次に、「建売住宅あるいは注文住宅を選んだ理由について聞いた所、それぞれ異なる理由が挙がりました。

建売住宅購入者は、「価格が手頃だった」「完成した家を見てから決めたかった」「時間や手間をかけたくなかった」と答えています。中でも「価格が手頃だった」との回答が約6割にのぼり、価格を重視していることが見受けられます。
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東京ガス都市生活研究所「戸建住宅購入者の特徴〜注文住宅購入者と分譲住宅購入者の比較〜」
一方で、注文住宅購入者の回答は「自分のこだわりを取り入れたかった」がトップで約6割にのぼり、一番の理由になっています。次に「希望のハウスメーカーがあったから」「施工など住宅品質において安心できるから」「アフターサービスが充実しているから」など、住まいそのものやサービスを重視していることがわかります。

【購入者の傾向】住まい選びに重視したのはどんなこと?

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東京ガス都市生活研究所「戸建住宅購入者の特徴〜注文住宅購入者と分譲住宅購入者の比較〜」
「住まい選びで何を重視したか」について聞いたところ、建売住宅購入者と注文住宅購入者のいずれも「交通の便」「間取り・部屋数」「住みたい地域」「日当たり」を重視していました。

差が出ていた項目をみてみると、建売住宅購入者は「交通の便」「住みたいエリア」「周辺環境」など、立地をより重視する傾向が見られます。
一方で、注文住宅購入者は「災害対応」や「断熱性能」「住宅メーカーや工務店の技術力」「自分のこだわりを表現できる」などを重視しています。

注文住宅購入者に立地に関する項目を挙げる人が少ない理由として、すでに土地を所有している人を含んでいることが一因と考えられます。

【購入者の傾向】採用しておけばよかったと思う住宅設備は?

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東京ガス都市生活研究所「戸建住宅購入者の特徴〜注文住宅購入者と分譲住宅購入者の比較〜」
「採用しておけばよかったと思う住宅設備」は、建売住宅購入者も注文住宅購入者も共通して「床暖房」「太陽光発電」を挙げています。いずれも、2割前後の回答者がオプション採用をしておけばよかったと回答しています。

「床暖房」のように快適性を向上する設備や、「太陽光発電」のように光熱費削減が期待できる設備の注目度が高いといえます。

【購入者の傾向】現在の住まいと理想の住まいのイメージは?

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東京ガス都市生活研究所「戸建住宅購入者の特徴〜注文住宅購入者と分譲住宅購入者の比較〜」
最後に、建売住宅と注文住宅購入者に対して、「理想の住まいと現実の住まいのギャップ」について聞きました。

上の図は、建売(分譲)住宅購入者が感じる「理想の住まいと現実の住まいのギャップ」を表しています。

グラフでは、対角線の下に位置する項目が多く、「理想と現実のギャップ」が大きいことが見受けられます。特に、「快適さ」「便利さ」「安心感」「機能性に優れた」「丈夫さ」については、理想の住まいの条件として50%近くの人が挙げているものの、実際には理想より下回っています。

建売住宅は既に完成した建物を購入するため、自分の好みを反映できないことが理由と考えられます。また、構造や断熱性など、目に見えない部分についての理解が十分でないことも、理由のひとつと言えそうです。
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東京ガス都市生活研究所「戸建住宅購入者の特徴〜注文住宅購入者と分譲住宅購入者の比較〜」
一方で、注文住宅購入者は、現在の住まいと理想の住まいのイメージがあまりないことが上図よりわかります。

これは、仕様や設備を決める段階からこだわりを取り入れ、間取りや素材などをひとつひとつ選ぶことができるため、理想に近い住まいを手に入れていると考えられます。

建売住宅と注文住宅、メリットとデメリットまとめ

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最後に、建売住宅と注文住宅のメリット・デメリットをまとめてみましょう。

建売住宅のメリットとデメリット

【メリット】
・立地が良いことが多い
・コスト面で割安
・手間・時間がかからない
・実物を見て購入できる場合も多い

【デメリット】

・間取りや設備の仕様が決まっており、自由度が少ない
・割安ゆえ、設備などの品質は低い傾向がある

注文住宅のメリットとデメリット
【メリット】
・自由度が高く、こだわりを取り入れられる
・家造りの楽しさを感じられる

【デメリット】
・コスト面で割高になりやすい
・土地の購入、仕様の打ち合わせなどに時間・手間がかかる

家づくりをサポート!「リビングデザインセンターOZONE」

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リビングデザインセンターOZONEは、新宿パークタワーにある、住まいとインテリアの情報センターです。

毎日を快適に、暮らしが楽しくなるような住まいの実現に向けて、セミナーやワークショップ等のほか、コンサルティングを重視した専門家による家づくり支援やインテリアデザインのプログラムを実施しています。

入場料は無料。家の購入に向けて、住まいや暮らしのアイディアを発見しに行ってみてはいかがでしょうか?

住まいづくり成功の鍵は、最初の計画にあり。「OZONE住まいづくりコンサルタント」

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ほとんどの方にとって、家を建てたり買ったりすることは、はじめての経験。
買うか建てるか、建替えかリフォームか? 自分の年収ではどのくらいの家ができるのか? など、家づくりの検討を始めると、わからないことやたくさんの疑問がでてきます。

リビングデザインセンターOZONEが提供する住まいづくりのサポートメニュー『OZONE家design』では、世界にひとつの家づくりを実現するため、OZONE住まいづくりコンサルタントが納得感と満足感のある住まいづくりをお手伝いします。

コンサルティングを行う住まいづくりコンサルタントは、建築士やインテリアコーディネーターの資格を持ち、もともと建築業界で住宅の仕事をしてきた経験者ばかりで、専門知識も豊富です。

第三者機関の専門家として、新築がいいのか、それともリノベーション(またはリフォーム)がいいのかなど、一人ひとりの状況を分析し、希望にあった依頼先の紹介や、完成までのサポートをしています。

おわりに

家の購入は、人生で最も大きな買い物と言える決断です。建売住宅と注文住宅のメリットとデメリットを知って、こだわりや何を優先したいかをよく考えて、自分の理想の家はどのようなものかしっかり検討すること。また、必要に応じて専門家の知識を借りることもおススメです。長い時間を過ごす家は、心地よい空間であって欲しいもの。理想の住まいを手に入れるために、参考にしてくださいね。

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