更新日:
2017年04月27日
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なかなか落ちない皮脂汚れ。簡単に落とす方法とは?
衣類の襟元や袖口などについた皮脂汚れ。洗濯を重ねても落ちにくいし直接肌に触れる部分だから汚れも仕方ない、と諦めていませんか? 今回はそんな皮脂汚れにご家庭にあるアレ! を使って落としていきましょう。
そもそも皮脂汚れとは?

皮脂汚れとは襟元、袖口、靴下等に見られるガンコな汚れ。皮脂とは人体の皮脂腺から分泌されるもので、成分としては中性脂肪と脂肪酸が大半を占めています。皮膚の表面に脂肪膜を作ることで皮膚の保護の役割を持ち、人体にとっては大切な役目をもっているものです。
なぜ大切な役割のある皮脂が衣類につくと、ガンコな汚れになってしまうのでしょうか?
それは皮脂が他の汚れをくっつけてしまう性質を持っているからです。
皮脂が粘着剤のような役割をしてしまい、皮膚の垢や空気中のチリ、ホコリをくっつけてしまうのです。これが落としにくい汚れに変化していきます。
さらに、襟や袖口は肌と擦れやすいことから汚れが繊維内に入り込みやすく、空気に触れると酸化して黄ばんでしまいます。
このような性質から、皮脂汚れは簡単には落としづらい汚れとなってしまうのです。
なぜ大切な役割のある皮脂が衣類につくと、ガンコな汚れになってしまうのでしょうか?
それは皮脂が他の汚れをくっつけてしまう性質を持っているからです。
皮脂が粘着剤のような役割をしてしまい、皮膚の垢や空気中のチリ、ホコリをくっつけてしまうのです。これが落としにくい汚れに変化していきます。
さらに、襟や袖口は肌と擦れやすいことから汚れが繊維内に入り込みやすく、空気に触れると酸化して黄ばんでしまいます。
このような性質から、皮脂汚れは簡単には落としづらい汚れとなってしまうのです。
程度の軽い皮脂汚れを取る方法

ご家庭にある洗剤で「ちょっと気になるなぁ」という程度の皮脂汚れを落としていきましょう。
・柔らかめの歯ブラシ(衣類を傷めないためにも柔らかめがおすすめです)
・40度ぐらいのぬるま湯(すすぎに使用します)
用意するもの
・台所用洗剤(食器用洗剤でOKです)・柔らかめの歯ブラシ(衣類を傷めないためにも柔らかめがおすすめです)
・40度ぐらいのぬるま湯(すすぎに使用します)
手順

1. お湯で薄めた台所用洗剤をブラシにつけます。
白いシャツやしっかりした素材の衣類なら直接洗剤を塗布しても大丈夫ですが、付け過ぎると色落ちなどの原因になるので注意しましょう。
2. 襟や袖部分の気になる皮脂汚れの部分をブラシでこすります。
生地が傷まないように、優しくこすっていきましょう。
3. 桶やボウルに溜めたぬるま湯ですすぎ、その後普通に洗濯します。
軽い皮脂汚れなら、この手順だけできれいになるそうです。
食器用の中性洗剤は油汚れに強く、皮脂汚れをしっかり分解してくれます。台所に常備しているものなので、手軽に使えるのも良いですね。
白いシャツやしっかりした素材の衣類なら直接洗剤を塗布しても大丈夫ですが、付け過ぎると色落ちなどの原因になるので注意しましょう。
2. 襟や袖部分の気になる皮脂汚れの部分をブラシでこすります。
生地が傷まないように、優しくこすっていきましょう。
3. 桶やボウルに溜めたぬるま湯ですすぎ、その後普通に洗濯します。
軽い皮脂汚れなら、この手順だけできれいになるそうです。
食器用の中性洗剤は油汚れに強く、皮脂汚れをしっかり分解してくれます。台所に常備しているものなので、手軽に使えるのも良いですね。
ガンコな皮脂汚れを取る方法

白いシャツの襟元などに皮脂を長い間蓄積させて、黒ずみや黄ばみが出てしまった場合は、上記の方法ではなかなか落ちません。そんな時は、以下の方法がおすすめです。
・酸素系漂白剤(粉末タイプのもの)
・重曹(100円ショップや薬局などで売っています)
・洗面器
・40度くらいのお湯
・スチームアイロン(あらかじめ水を入れ温めておきましょう)もしくはドライヤー
※漂白剤は酸素系を使用しましょう。塩素系は色柄物にはNGです。
用意するもの
・クレンジングオイル・酸素系漂白剤(粉末タイプのもの)
・重曹(100円ショップや薬局などで売っています)
・洗面器
・40度くらいのお湯
・スチームアイロン(あらかじめ水を入れ温めておきましょう)もしくはドライヤー
※漂白剤は酸素系を使用しましょう。塩素系は色柄物にはNGです。
手順

1. クレンジングオイルを汚れ部分に塗ります。
クレンジングオイルを指に取り、汚れ部分全に塗っていきます。全体的にまんべんなくクレンジングオイルを浸透させます。
2. 洗面器にお湯をためて、クレンジングオイルが落ちるようにしっかりとすすぎます。
クレンジングオイルと黒ずみが一緒に落ちていきます。黒ずみが落ちたら、残った黄ばみを落としましょう。
3. 漂白剤と重曹を溶かしたお湯を汚れに塗る。
40℃程度に温めた100mlのお湯に、漂白剤と重曹を大さじ1杯溶かします。
そのお湯を、汚れ部分にまんべんなくたっぷり塗っていきます。
4. スチームアイロンのスチームを汚れに当てる。 もしくはドライヤーをあてる
クレンジングオイルを指に取り、汚れ部分全に塗っていきます。全体的にまんべんなくクレンジングオイルを浸透させます。
2. 洗面器にお湯をためて、クレンジングオイルが落ちるようにしっかりとすすぎます。
クレンジングオイルと黒ずみが一緒に落ちていきます。黒ずみが落ちたら、残った黄ばみを落としましょう。
3. 漂白剤と重曹を溶かしたお湯を汚れに塗る。
40℃程度に温めた100mlのお湯に、漂白剤と重曹を大さじ1杯溶かします。
そのお湯を、汚れ部分にまんべんなくたっぷり塗っていきます。
4. スチームアイロンのスチームを汚れに当てる。 もしくはドライヤーをあてる

酵素系漂白剤は、加熱すると漂白力があがります。家庭での加熱にはドライヤーやアイロンのスチームが適しているそうです。
汚れに3のお湯をたっぷり塗ったら、すぐにスチームアイロンもしくはドライヤーを当てます。この時、アイロン部分は直接当てずに、衣類から少し離してスチームのみを汚れに当てましょう。スチームは高温になるので、やけどには十分注意してくださいね。
ドライヤーの場合も、衣類から少し離して温風をあてます。
そのあと水洗いしましょう。
5. 洗濯機で洗う
汚れが落ちたことを確認したら、洗濯機にかけましょう。通常の洗い方で、他の洗濯物と一緒に洗っても大丈夫です。
汚れに3のお湯をたっぷり塗ったら、すぐにスチームアイロンもしくはドライヤーを当てます。この時、アイロン部分は直接当てずに、衣類から少し離してスチームのみを汚れに当てましょう。スチームは高温になるので、やけどには十分注意してくださいね。
ドライヤーの場合も、衣類から少し離して温風をあてます。
そのあと水洗いしましょう。
5. 洗濯機で洗う
汚れが落ちたことを確認したら、洗濯機にかけましょう。通常の洗い方で、他の洗濯物と一緒に洗っても大丈夫です。
汚れが蓄積される前に

皮脂汚れとして一度ついてしまうと、襟や袖部分だけ個別で洗うのも手間がかかりますね。そうなる前に、汚れを予防しながら衣類を着用する方法をご紹介します。
極薄なので着用時の違和感も少なく、貼っていることが気づかれにくいのも特徴です。皮脂汚れはもちろん汗ジミ防止にもなります。帽子にも活用できそうですね。
襟袖汚れガードスプレーは、着用前に汚れそうな部分に吹き付けて防止するものです。
スプレータイプなので片手で手軽に使用でき、ひと吹きで簡単に襟、袖の皮脂汚れを予防してくれるそうです。
襟、袖汚れガードテープやスプレーで汚れを防止
皮脂汚れになりやすい襟や袖部分に貼って使う、極薄のテープが市販されています。極薄なので着用時の違和感も少なく、貼っていることが気づかれにくいのも特徴です。皮脂汚れはもちろん汗ジミ防止にもなります。帽子にも活用できそうですね。
襟袖汚れガードスプレーは、着用前に汚れそうな部分に吹き付けて防止するものです。
スプレータイプなので片手で手軽に使用でき、ひと吹きで簡単に襟、袖の皮脂汚れを予防してくれるそうです。
ベビーパウダーを汚れ防止に

ベビーパウダーは汗や皮脂を吸収する力があるため、襟や袖部分にあらかじめかけておくと、皮脂汚れをある程度予防できるそうです。また、ベビーパウダーは水馴染みが良いので、お洗濯で簡単に落とすことができます。
洗濯後、襟や袖がきれいなうちにベビーパウダーを軽くはたいて、コーティングしておきましょう。ベビーパウダーは薬局などで手軽に購入できるので、試してみてくださいね。
洗濯後、襟や袖がきれいなうちにベビーパウダーを軽くはたいて、コーティングしておきましょう。ベビーパウダーは薬局などで手軽に購入できるので、試してみてくださいね。
おわりに
いかがでしたか?
頑固な皮脂汚れも、実は家庭にあるアイテムで落とすことが可能なんですね。真っ白なシャツを着ると気分も良いもの。皮脂汚れを落としてすっきり落として、きれいな衣類で過ごせると良いですね。
参考: 東京都クリーニング生活衛生同業組合「家庭洗濯とクリーニング 漂白剤を誤解していませんか?」
頑固な皮脂汚れも、実は家庭にあるアイテムで落とすことが可能なんですね。真っ白なシャツを着ると気分も良いもの。皮脂汚れを落としてすっきり落として、きれいな衣類で過ごせると良いですね。
参考: 東京都クリーニング生活衛生同業組合「家庭洗濯とクリーニング 漂白剤を誤解していませんか?」
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