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【事例:建築家と建てるプロジェクト】二世帯オーナー邸付賃貸マンション建築の流れ(4)

土地活用のために最近注目されている「賃貸併用住宅」。快適な自分たちの住まいと賃貸住宅入居者の双方に満足いくマンションを建てるにはどうすればいいのでしょうか? 実際に建築家と「賃貸併用住宅」を建てた物件の起工式から竣工までの流れ・様子を、5回に分けてお届けします。【リビングデザインセンターOZONE:家づくりのサポートメニュー「OZONE家design」のお客さまの実例より】

最終更新日:2023.3.14

目 次

引渡し前確認の意味とは?

前回は賃貸部分を中心に、建物の紹介をしました。
今回は、「引渡し前確認において、どんな指摘があり、どう手直ししたのか」、具体的にお届けしていきます。

「引渡し前確認」は、建主であるオーナーさんの検査にOZONEのインスペクターも同行します。プロの目から見て、不具合がないか一緒に確認するためです。

建築家、現場監督と一緒に最終の指摘事項を確認し、手直しの方法を話し合います。

これより以前に、既に工事会社の社内チェック、建築家のチェックは実施済みで手直しの最中でした。オーナーのご希望で引渡し前確認が早まったため、その時の手直しが終了する前段階で行われています。

以下に、手直しが発生した部分を挙げていきます。

エントランス

OZONE

1階サブエントランスと道路接合部の、L型側溝が欠けています。

白い石の部分はこれからインターロッキング敷きを行う部分なので、その時にモルタル補修を行うとのこと。
実は最終減額で補修はナシとなったのですが、直していただくことになりました。

サブエントランスの傷

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1階サブエントランス通路のフェンス撤去部に「えぐれ」があります。これは、ここに設置された手すりが打合せで不要となり、撤去した際にできた穴でした。

鉄筋に防錆塗装をした上で、無収縮モルタルにて補修することになりました。

開放廊下

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賃貸の解放廊下部分です。隣家の庭の一部と接している北東側の隣地との境界に、フェンスがないことが気になりました。

こちらは建主側にて対応を検討することになりました。

オーナーの部屋

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3階のオーナー住宅のLDKです。内部の仕上がり状況を確認します。
消防検査の際に外した換気扇カバーがまだ外れていますが、キチンと戻されます。
内部の仕上げはとても綺麗でした。

壁材のつなぎ目

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賃貸住宅の内壁に、OSB板継ぎ目シールが歪んでいる箇所がありました。OSBパネルの伸縮によるものとのことで、貼り直すか剥がすかを検討します。

床下

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オーナー住宅(地下1階)の床下点検口から床下を確認します。清掃など、特に問題はありませんでした。

メーターボックス

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メーターボックス内も確認します。扉が開けにくいため調整を指示しました。
賃貸の共用部分にあるメーターボックスは、建主が使い方を分かっている必要がありますので、開閉方法なども説明してもらいます。

10室の賃貸部分に関しては、不動産管理会社も同じようにチェックします。これらのチェックが同日に行われ、たくさんの人の目で確認をし、確認後に一同会して報告会をしました。

部屋内部に関しては、不動産会社の方々から「最近見た物件の中で、一番問題なく綺麗に仕上がっていると思います」という感想を頂きました。私達OZONEスタッフも同様の意見でした。

今回の確認で発生した手直しする部分に関しては、ご利用いただいているメニュー
「OZONE家design新築コンサルティング/フルコース」の最終ステージである、完成後の1ヶ月訪問時に同じメンバーで再び確認を行います。


この続きは、最終回となる第5回でご紹介します。第5回は、竣工1ヶ月確認についてです。実際に住み始めてからの不具合や、補修箇所の対応について、オーナー様のコメントと共にご紹介します。

選ばれ続ける! 知恵を集めた賃貸集合住宅セミナー

セミナーの様子

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OZONEで開催している無料の住まいづくりセミナーの1つに、賃貸事業を検討されている方に向けた講座があります。

借り手から選ばれ続け、オーナー自身も長く満足できる集合住宅を作るための様々な計画の知恵をお伝えしています。

(このイベントは終了しています)

この物件でご利用いただいたのは、OZONEの家づくりサポートメニュー「OZONE家design」です。
(※新築コンサルティングのフルコース+賃貸マンション計画コースをご利用いただいています)

住まいのご相談はOZONE家designへ

OZONE家design

リビングデザインセンターOZONEでは、住まいづくりのサポートメニュー「OZONE家design」をご提供しています。住まいづくりコンサルタントが、新築・建て替え・リノベーションなど、お客さまそれぞれの家づくりのご要望に合わせてご対応します。

「リビングデザインセンターOZONE」とは

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「リビングデザインセンターOZONE」は、新宿パークタワーの3~7Fに展開する「住まいとインテリアの情報センター」。

家具や生活用品、住宅設備、建材まで、個性豊かなショールームとショップ、住宅デザインの書籍や製品カタログを集めたライブラリーなどの情報フロアで構成されています。

毎日を快適に、暮らしが楽しくなるような住まいの実現に向けて、セミナーやワークショップなどの他、コンサルティングを重視した専門家による家づくり支援やインテリアデザインのプログラムを実施しています。ぜひ、お越しください!

リビングデザインセンターOZONE
◆住所:東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー内
◆電話番号:03-5322-6500(代)
◆営業時間:OZONE 10:30~18:30
◆休館日:水曜日(祝日除く)・夏期・年末年始
※ザ・コンランショップ 新宿本店、OZONEパークサイドオフィスは休館日が異なります。

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公開日:2018.1.10

最終更新日:2023.3.14

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