更新日: 2017年08月09日
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「オリーブオイルと和食材」で美味しくデトックス(1)夏野菜で美肌編

1997年にフィレンツェに料理留学した際にオリーブオイルの美味しさに衝撃を受け、虜になってしまったという【料理研究家】の青木敦子さん。イタリアでオリーブオイルソムリエの資格も取得したそうです。3回に渡って、オリーブオイルの健康や美容に役立つ情報を身近な「和食」と組み合わせてご紹介いただきます。1回目は、オリーブオイルを使った「夏野菜で美肌づくり」です。

【和食レシピの前に】オリーブオイルの何が体に良いの?

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よく「オリーブオイルの何が体に良いのですか? 」と聞かれることがあります。もちろん薬ではありませんので、オイルだけを取れば健康になれるという物ではありません。必要なのはバランスの良い食事をとる事ですが、オリーブオイル自体にも素晴らしい成分がたくさん含まれていますし、食材との組合せによって効率よく吸収でき、その威力が何倍にも発揮できるのです。

今回は「美肌づくり」に焦点をあて、その効能をご紹介しましょう。

ビタミンEとβカロテンが効く! オリーブオイルの効能とは?

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日焼けする季節には、紫外線による肌への影響がとても気になりますよね。

嬉しいことに、オリーブオイルに含まれているビタミンEには、紫外線による上皮のダメージを防ぐ働きがあり、“シミ”や“シワ”を抑制する効果も期待でき、血行を良くして新陳代謝を活発にする働きがあります。

またヒドロキシチロソールやチロソールという成分には、“シミ”“そばかす”“くすみ”の原因となる黒色メラニン生成を抑制する働きがあると言われており、美肌・美白効果が期待できると注目されています。

ビタミンEとβ-カロテンは、皮膚に“シワ”がよるのを遅らせる働きがあり、衰えた肌を回復させてくれたり、肌の潤いを保つ働きがあったりと美肌づくりには無くてはならない栄養素の1つです。ところが、両方とも脂溶性なので、油と一緒に摂らないと吸収されにくいのです。その点、オリーブオイルなら効率よく吸収できますし、さらにその効果もアップします。

このようにオリーブオイルは、美肌づくりには欠かせないといっても過言ではないのです。

イタリアンだけじゃない! オリーブオイルは和食と相性抜群!

「オリーブオイルはイタリアンに使う物」と思っていませんか?

じつはお醤油やお味噌との相性もすごく良く、煮物や和え物、お刺身や塩辛など、一振りするだけで、フルーティな味わいになるのです。また脂溶性のビタミンなどの吸収がぐ~んとアップしますし、整腸作用も促されるので、和食にも使わない手はありません。

そこで、私のおすすめの夏野菜とオリーブオイルの組み合わせをご紹介します。


「トマト+オリーブオイル」

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トマトにはβ-カロテン、ビタミンC、Eが豊富に含まれているだけではなく、抗酸化作用に優れたリコピンが豊富に含まれていて、“シミ”の原因になるメラニンを生成するチロシナーゼの働きを抑制する効果があります。ただこちらも脂溶性なので、油と一緒に摂らなくてはせっかくの効果が活かされません。ほかの油に比べ、オリーブオイルなら、その効果がさらに2倍にアップすると言われています。

リコピンは夜の方が吸収が良く、効き目は10時間後くらいからですので、美肌づくりのために夕食には、トマトとオリーブオイルの組み合わせで、決まり!ですね。


「ゴーヤ+オリーブオイル」

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ゴーヤには熱に強いビタミンCがたくさん含まれています。みなさんが普段捨てているわたと種こそ、じつは栄養が豊富というのをご存知ですか?
この部分には脂肪を分解する働きもあるし、実の部分より3倍ものビタミンCが含まれているうえ、苦味も少ないんです。

オリーブオイルと一緒に摂ることによって、ビタミンCの効果もさらにアップしますので、ぜひ次回から、わたや種ごとゴーヤを食べてください。


「オクラ+オリーブオイル」

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オクラは切るとヌルヌルしますが、肝機能や腎機能を活性化させて、細胞を若返らせる働きがあります。保水力にも優れているので、乾燥肌に効果的です。

私が好きで良く食べている組み合わせは、<オクラ+納豆+オリーブオイル>。
冷やっこの上にのせて、お酒のおつまみとしてもいけますし、そうめんとからめても美味しいので、ぜひ試してみてください!


「枝豆+オリーブオイル」

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暑い季節の枝豆は、お酒のおつまみにぴったりですよね。

枝豆はアルコールの分解酵素を含んでいるうえ、β-カロテンやビタミンEが豊富なので、やはりオリーブオイルを一振りする事によって、吸収率が一段とアップします。

枝豆だけでも食物繊維とイソフラボンの効果で腸を活発にしますが、オリーブオイルと一緒に摂るとその効果がさらにパワーアップ。腸を刺激して、蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、排便を促す効果が期待できますので、便秘解消に役立ちます。


「すいか+オリーブオイル」

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え?すいかにオリーブオイル?とびっくりするかもしれませんが、とっても相性がよいのです。

すいかにはβ-カロテンやリコピンが豊富に含まれているのですが、残念な事にどちらも脂溶性。油と一緒に摂る事によって効率よく吸収できる成分なのです。

そこで、オリーブオイルを一振り。意外なことに、美味しいんです!今年の夏はすいかにオリーブオイルを!

おわりに

クレオパトラも美しさを保つためにオリーブオイルを使っていたとか。いつの時代も美へのあこがれは永遠のテーマなんですね。

オリーブオイルの魔法の一振りで、美味しく食べて、美肌づくりを楽しんでみてくださいね。

ライター紹介

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青木敦子(あおき あつこ)

料理研究家、オリーブオイルソムリエ、栄養士。
宮城県仙台市出身、実践女子短期大学家政科卒業。

イタリア・フィレンツェにて料理・語学留学をし、その後、トリノ、ミラノ、ボローニャ、レッチェ、パリ、マドリッドなど40回を超える渡欧にてお料理を学ぶ。

2007年イタリアにてオリーブオイルソムリエの資格を取得。著書に「オリーブオイル“冷えとり”レシピ」「寝かせおかず」「皮ごと野菜レシピ63」「調味料を使うのがおもしろくなる本」他多数

青木敦子オフィシャルサイト

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