エコ・クッキングとは?
食は、だれにとっても毎日欠かせないものですね。「エコ・クッキング」はちょっとした工夫をするだけで誰でも実践できる、キッチンからはじめるエコ活動です。
地球環境を思いやりながら、「買い物」「調理」「片づけ」をする。一人ひとりの小さな積み重ねが大きな成果につながる、今すぐ始められるエコ活動の一つです。
環境を優先するあまり、おいしさが損なわれてしまっては台無しです。おいしく作りながら、エコ活動も両方できるのがエコ・クッキングの特徴です。「買い物」「調理」「片付け」の各工程でのポイントをご紹介していきます。
【買い物】買い物は旬の食材を賢く選ぼう!
旬の食材を賢く選んで、効率的に栄養をとりましょう!
旬の野菜や魚をメニューに取り入れることで、効率的に栄養素を取り入れましょう。
ビタミンC含有量は季節によって変わります。季節野菜のほうが栄養価が高くなっています。
例えば、ほうれん草は旬の冬採りのほうが、夏採りよりもビタミンCが約3倍多く含まれます。
さらに地産地消野菜は、新鮮でおいしいだけでなく、運ぶエネルギーが少なく省エネにつながります。
【調理】上手に食材を使い切ろう!
いつもは捨てている皮や茎の中には、食べられるものがあります。ヘタを取るときもできるだけ小さく取り除きましょう。野菜のなかには皮の近くに栄養成分が多いもの、香りや味の濃いものがあります。
切り方を工夫するだけで、食べられる部分が増え、ゴミの量が減るだけでなく、食材が本来もっているおいしさに気づくはずです。
【調理】エネルギーを上手に使おう!
鍋底の水滴を拭き取ってから火にかける
やかんや鍋の底に水滴が付いた状態で火にかけると、水分を蒸発させるために余分なエネルギーがかかります。水滴を拭き取るだけで、ガスを節約できます。
鍋底から炎がはみ出さないようにする
鍋底からはみ出した炎は鍋に伝わらずムダになってしまいます。強火にしたときは特に気をつけましょう。弱すぎても、時間がかかって放熱量が多くなってしまうだけなので、ご注意を。
鍋を火にかけるときはふたをする
お湯を沸かしたり、食材をゆでるときにふたをすると、ガスが節約できるだけでなく、時間短縮にもなります。
便利なガスコンロ機能を活用する
コンロ調理タイマー
セットした時間に知らせた上で、消火するので加熱しすぎを防いで省エネ。ゆですぎや焦つきの失敗もありません。
温度調節機能
設定温度一定にキープしてくれるので、無駄に温度が上がらないので省エネ。
温度調整が難しくないので、揚げ物もプロ並みの仕上げになります。
【片付け】水を節約し、水を汚さない工夫をしよう!
汚れた食器は重ねない、洗う前に汚れを拭き取る、水は流しっぱなしにしない、などがポイントです。また、水をためた桶でつけ置き洗いすることで、洗剤と水の節約ができます。
フライパンやお鍋の汚れは、古布(古くなったタオルなどを小さく切った布)で汚れを拭いてから洗いましょう。このひと手間で排水溝や川の汚れが少なくなるので、エコにつながりますよ!
その他にもエコ活動につながるアイデアが、東京ガス「エコ・クッキング」にありますので、ぜひチェックしてみてください。
「エコ・クッキング指導者養成講座」で本格的に学ぼう
家庭でできる「エコ・クッキング」活動をご紹介しましたが、もう少し本格的に学びたい、活動を広げたいという方には、『エコ・クッキング指導者養成講座』がおすすめです!
栄養士や料理教室主宰、食関係の企業担当者、地域の環境活動に携わる方からも好評です。
※受講には所定の資格を所持していることが必要です。詳細は下記リンクからご覧ください。
おわりに
「エコ・クッキング」普段の生活のなかで、ちょっとした工夫をするだけで誰でも実践できそうですね。この機会にぜひ取り入れてみてくださいね!
※エコ・クッキングは東京ガス株式会社の登録商標です。