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小学生の自由研究に! ドレッシングとマヨネーズで化学変化を実験【東京ガス 食情報センター】

「ドレッシング」と「マヨネーズ」は、実は似たような材料でできているのに、それぞれの姿は違います。なぜ違うのか? 実際に作って調べて、「酢×油×乳化剤」の化学変化を実験しましょう。「食で人生を幸せにする」という考えのもと、子どもたちへの食育活動にも力を入れている、東京ガス 食情報センターがご紹介します。

最終更新日:2024.6.29

目 次

材料は似ているのに、なぜ見た目も形状も異なるの? 作って変化を比較してみよう!

マヨネーズとドレッシング

TOKYO GAS

サラダに欠かせない「ドレッシング」や「マヨネーズ」。実は似たような材料でできているのですが、それぞれ姿が違います。

ドレッシング

主な材料:塩、酢、サラダ油
状態:サラサラしていて、油の部分とそうでない部分が分離している。容器をよく振って混ぜてから、食材にかけて食べる。

マヨネーズ

主な材料:塩、酢、サラダ油、卵黄
状態:トロっとしていて、絞り出すと形がしっかり残るくらいの硬めな液体。容器を振らなくても中身は良く混ざり合っている。

なぜこんなに違うのでしょうか?
そのヒントは「酢×油×乳化剤」の化学変化にありました! 実際に作って、調べてみましょう。

実験の準備をしよう!

【実験に必要な材料・器具】

ドレッシングとマヨネーズを作る際に必要な材料・道具

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・ドレッシングの材料
塩 小さじ1/2
酢 大さじ2
サラダ油 大さじ4

・マヨネーズの材料
塩 小さじ1/2
酢 小さじ3
サラダ油 100ml
卵黄 1個

・器具
ボウル 1つ
泡だて器 1つ
計量スプーン 小さじ・大さじそれぞれ1つずつ
計量カップ 1つ

【準備】

・材料をすべて室温に戻しましょう。
・変化を記録できるよう、カメラや筆記用具を用意しましょう。

ドレッシングの作り方(出来上がり コップ1つ分)

【手順1】

ボウルに塩、酢を入れてよく混ぜます。

【手順2】

サラダ油を加えて混ぜる様子

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サラダ油を少しずつ入れて、よく混ぜます。

【手順3】

容器に入れ完成したドレッシング

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容器に入れて、完成です!

ここがポイント! 観察しよう。

完成したドレッシングを観察&記録してみよう

TOKYO GAS

できあがったドレッシングは、時間がたつとどうなるかな? 完成した瞬間と、10分後の様子を記録してみよう。

マヨネーズの作り方(出来上がり コップ1つ分)

【手順1】

卵黄、塩、酢を混ぜ合わせている様子

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ボウルに卵黄、塩、酢小さじ1を入れて、もったりとするまで泡だて器でよく混ぜます。

【手順2】

サラダ油50mlを加え混ぜ合わせる様子

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サラダ油50mlを少しずつ入れて、もったりするまで混ぜます。

【手順3】

酢を加え混ぜ合わせる様子

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酢を小さじ1入れて混ぜます。

【手順4】

酢を再度加え混ぜ終えた様子

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2、3をもう一度繰り返します。

【手順5】

容器に移し入れて完成です。

ここがポイント! 観察しよう。

完成したマヨネーズを観察&記録してみよう

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混ぜ初めから混ぜ終わりまで、色や固さはどう変化するかな? 観察しながら作ってみよう!

【学習のポイント! 】水×油、乳化/分離、卵黄のレシチン=乳化剤

マヨネーズができる原理

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酢(水)と油は本来混ざり合いませんが、激しく混ぜることで、作り立てのドレッシングのように一時的に混ざり合う状態にすることができます。この状態を「乳化」と呼びます。

しかし、時間が経ったドレッシングが2層にわかれてしまったように、乳化したドレッシングはしばらくすると、再び分離してしまいます。

「再び分離させず、乳化させた状態を保つ」ためには、「乳化剤」と呼ばれる物質を加える必要があります。それが、マヨネーズに加えた「卵黄」です!

マヨネーズに加えた「卵黄」には「レシチン」という物質が含まれています。このレシチンが乳化剤として働き、マヨネーズはドレッシングのように分離したりせず、滑らかな状態をずっと保てるのです。

もっと実験していろいろ比較してみよう!

ごま油、オリーブオイル、りんご酢でも試してみよう

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油には「ごま油」や「オリーブオイル」、酢には「リンゴ酢」や「米酢」など、いろいろな種類があります。

材料が変わったら、「分離」「乳化」に変化は出るのか? 味や触感はどんなふうに変わるのか?

オリジナルのドレッシング・マヨネーズ作りに挑戦しつつ、それぞれ比較・記録してみましょう!

実験が終わったら、作ってみよう!

手作りマヨネーズで作る!「絶品! たまごポケットサンド」

たまごポケットサンド

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手作りマヨネーズは卵と混ぜて、サンドイッチにしてみよう!

【材料】4人分

卵・・・4個
マヨネーズ・・・50g
塩・・・ひとつまみ
コショウ・・・少々
食パン(4枚切り)・・・4枚
バター・・・20g
サラダ油・・・4枚
ハム・・・4枚

【作り方】

1. 卵は室温に戻し、沸騰した湯に入れて8分茹でます。
茹で上がった卵は水にとって冷まし、殻をむきます。
2. 1を粗く刻み、マヨネーズ、塩、コショウを加えて混ぜます。

食パンに切り込みを入れているところ

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3. 食パンを半分に切り、真ん中に切り込みを入れ、内側にバターを塗ります。
4. 3の中にサラダ菜と2、ハムを詰めて完成。

ドレッシングやマヨネーズで作る!「コロコロポテトサラダ」

コロコロポテトサラダ

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出来上がったドレッシングやマヨネーズは、コロコロに切った野菜と和えて、オリジナルのポテトサラダにします!

【材料】4人分

ジャガイモ・・・中2個(約300g)
ニンジン・・・30g
キュウリ・・・1本
ドレッシング・・・大さじ2
マヨネーズ・・・40g 
コショウ・・・少々
プチトマト・・・4個
サラダ菜・・・4枚

【作り方】

1. ジャガイモは皮をむいて1cmの角切りにして水にさらし、水気を切ります。アルミホイルにのせ、水1/4カップを入れて包みます。ニンジンは皮をむいて5㎜厚さのいちょう切りにして、アルミホイルにのせ、水大さじ1を入れて包みます。

アルミホイルで包んだジャガイモなどをグリルで焼いているところ

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2. 1をグリルで焼きます。
 両面焼き水なしグリル 上・下強火(ニンジン)約5分 (ジャガイモ)約10分
 焼きあがったら水気を切って、ドレッシングをかけて冷まします。
3. キュウリは縦4等分に切って1cm幅に切ります。
4. 2、3にマヨネーズ、コショウを加えて和えます。
5. 器にサラダ菜を敷き、4を盛り付け、半分に切ったプチトマトを添えます。

オリジナルのレシピを作ってみよう!

ワークシート

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実験で作ったドレッシングやマヨネーズを使って、オリジナルレシピを作ってみましょう。「ワークシート」は以下からダウンロードできますので、ぜひ活用してみてくださいね。

ワークシートには、自由研究テーマやそのテーマを選んだ理由が書き込めるだけでなく、自分で作ったレシピの材料や作り方、出来上がり写真、工夫した点や感想、家族からの一言が書き込めるようになっています。シートを活用してオリジナルレシピブックを作ってみるのもいいですね。

ワンポイントアドバイス!

・マヨネーズを上手に作るコツは、「新鮮な卵を使うこと」と「油を少しずつ入れる」ことです。

・マヨネーズが乳化せずに分離してしまった場合は、ボウルに卵黄をもう1つ割りほぐし、そこに分離液を少しずつ入れてよく混ぜます。

・手作りマヨネーズは日持ちがしないので、翌日までに食べきりましょう。

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コピーされました

公開日:2021.6.8

最終更新日:2024.6.29

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