鏡の水垢やウロコ汚れが落ちにくい? その原因とは?
日々掃除しているのに、鏡の表面にうっすらと白い汚れが残って取れない・・・。そんな悩みはありませんか? 鏡の白い汚れやウロコ汚れは水垢や歯磨き粉の飛び散りなどが原因です。
こうした汚れはお風呂用の中性洗剤ではなかなか落とせません。鏡の汚れを落としてピカピカにする掃除方法をご紹介します。
プロに浴室クリーニングを頼んでみた時の結果も記事にしています。
以下もご覧ください。
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【鏡の汚れの原因1】白いうっすらとした曇り汚れ
鏡を掃除しているのに、鏡が白く曇ってしまう・・・。こうした曇り汚れはAGCさん(旧:旭硝子株式会社)のサイトによると、ガラスが水に濡れたことが原因なのだそうです。
鏡の表面のガラスの成分は二酸化ケイ素(シリカ) 、ソーダ灰、石灰などで、ガラスが水に濡れると、ソーダ灰などの成分がアルカリイオンとして水中に溶け出し、空気中の二酸化炭素と化学反応を起こします。その結果、炭酸ナトリウムや炭酸カルシウムなどが生成されるそうです。
こうしてガラスが水濡れと乾燥を繰り返すことで、白い曇り汚れが残ってしまいます。
鏡の白い曇り汚れの掃除方法
こうした曇り汚れはガラスの表面を研磨して落とします。鏡専用の研磨剤を試してみるのも良いでしょう。スポンジ、シート、消しゴムなどさまざまなタイプが市販されています。
また、軽い汚れの場合には重曹の研磨作用で汚れを削り落とす方法もあります。重曹を粉のまま使用すると鏡を傷つけてしまうので、水で薄めて使います。
- スプレーボトルに水100mlと重曹小さじ1杯を入れて振ってよく混ぜ、重曹スプレーを作る。
- タオルに重曹水スプレーを吹きかけ、鏡を拭く。
- 水に濡らして固く絞ったタオルで鏡を拭く。
- 乾拭きして水滴を拭きとる。
【鏡の汚れの原因2】ウロコ汚れ
お風呂や洗面台の鏡につくウロコ汚れの原因は、水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル成分です。カルキとも呼ばれています。鏡に水滴が付き、そのまま水分が蒸発すると、ミネラル成分が結晶化し、落ちにくいウロコ汚れとなってしまいます。
ウロコ汚れの成分はアルカリ性なので、酸性の洗剤を使います。
ウロコ汚れを落とす掃除道具
- クエン酸
- 空のスプレーボトル
- ラップ
ウロコ汚れの掃除方法
- スプレーボトルに水100mlにクエン酸小さじ1/2を入れて振ってよく混ぜ、クエン酸スプレーを作る。
- 鏡のウロコ汚れにまんべんなく吹きかける。
- 鏡にラップをはりつけて、1時間程度クエン酸でパックをする。
- 鏡に貼り付けたラップに粉状のクエン酸をつけて丸める。
- 4で作ったボールで、鏡をクルクルこする。
- 水で流し、水分を拭き取る。
鏡を磨くときは、クエン酸ではなくクレンザーでこすっても効果が期待できますよ。
【鏡の気になる汚れ3】歯磨き粉汚れ
歯磨き粉汚れがつく原因
歯磨きは鏡の前ですることが多いですよね。歯磨き粉は鏡につくと固まって、白い斑点模様の汚れになってしまいます。
しかし、歯磨き粉の汚れは水垢やウロコ汚れに比べて比較的カンタンに落とせます。用意したいのがガーゼタオルやマイクロファイバーのクロス。
1枚洗面台に置いておき、汚れが気になったらサッと拭き掃除をすると良いですよ。ふわふわした毛足の長いタオルは、布の線維や拭き跡が残ってしまいがちなので鏡の拭き掃除にはオススメできません。
歯磨き粉汚れを落とす掃除道具
・ガーゼタオルもしくはマイクロファイバーのクロス
歯磨き粉汚れの掃除方法
- ガーゼタオルやマイクロファイバークロスを少し湿らす。
- 鏡を拭く
鏡の掃除をする前に! 注意すべき事とは?
鏡を掃除する際は、特に以下の3つに十分注意してください。
【鏡掃除の注意点 1】クエン酸や重曹を素手で触らない
クエン酸や重曹を使って掃除する際はゴム手袋をしましょう。
長時間クエン酸や重曹に触れていると、肌荒れを起こす可能性があります。肌が敏感な人は、短時間でもゴム手袋の使用をオススメします。
【鏡掃除の注意点 2】酸性洗剤と塩素系洗剤は一緒に使わない
塩素系洗剤と酸性の洗剤(クエン酸や酢、レモン汁など)が混ざると、有毒ガスが発生します。同時に使うのは避けましょう。
酸性の洗剤を使って鏡掃除をした後にすぐ塩素系洗剤を使ったつけ置き掃除をしていると、空気中で混ざってしまうことがあります。一方を使った後、十分に換気して時間を空けてからもう一方を使います。
【鏡掃除の注意点 3】掃除をする時は換気を忘れずに
お風呂などの密室で洗剤を使う時は必ず換気をしましょう。換気をしないと、万が一有毒ガスが発生した場合すぐに充満してしまうからです。寒くても換気しながら掃除を行います。
お風呂・洗面台の鏡をキレイな状態で維持する! 3つの方法とは?
せっかく掃除したのに、また汚れがこびり付いたら悲しいですよね。汚れがつきにくくなる方法を3つご紹介します。
【鏡をキレイな状態で維持する方法 1】水滴を落とす
お風呂や洗面台を使って鏡に水滴がついた場合、タオルやワイパー、スクイージーを使って水滴を落とすのを習慣化しましょう。
水垢やウロコ汚れが付きにくくなるだけではなく、歯磨き粉やせっけんの汚れも落とせるので、鏡の曇り予防にも繋がります。
【鏡をキレイな状態で維持する方法 2】曇り止めスプレーを使う
曇り止め効果のあるスプレーで鏡の表面をコーティングすると、水滴や汚れが付きにくくなります。使い方や頻度はスプレーの説明書を参考にしてください。
【鏡をキレイな状態で維持する方法 3】空気を乾燥させる
お風呂や洗面所に湿気がこもらないよう乾燥させると、汚れを蓄積することを防げます。
ご自宅に「浴室暖房乾燥機」が設置してある場合は、「換気」より「乾燥」機能を使って湿気が残らないようにするのがおすすめです。
「換気」は空気を入れ替えるだけですが、「乾燥」運転は換気をしつつ温風によって水分を払うので、浴室全体をより確実に、より早く乾燥させることができるのでおススメです。カビやぬめりの発生を抑えることができるので、お風呂掃除の手間をグーンと軽減します。
上の図は浴室のカビの生え方を比較実験したものです。
「何もしない」浴室にカビが生えるのは当然のことですが、「換気だけ」していてもカビは生えてきます。それに比べて「浴室乾燥」をすると、すばやく湿気が取り除かれ、カビが生えにくくなることが分かります。
「浴室乾燥」は浴室をカラッと乾いた状態をキープできるので、カビの発生も抑えて浴室のお掃除の手間をグンと減らし、浴室や浴室まわりの湿気による腐食も防げるので、家を長持ちさせるのにも役立ちます。
夜に洗濯と入浴をした場合、就寝中に洗濯物と浴室を一緒に乾燥するのも経済的でおすすめです。
一年中「家事楽」に活躍する「浴室暖房乾燥機」については下記リンクをぜひご覧ください。
おわりに
毎日使う洗面台やお風呂の鏡がキレイだと気分も明るくなりそうですね。こまめな掃除や手入れをを心がけて、鏡に頑固な汚れが蓄積しないようにしましょう!
今すでに鏡のウロコ汚れが固まって気になるときは、プロに依頼して徹底的に掃除してもらうの良いかもしれません。
※鏡の材質によって使用できない洗剤があります。取扱説明書を読み、使用できる洗剤の種類を確認してください。
出典:AGC(旧旭硝子株式会社)「ガラスプラザ」
洗面台やお風呂の頑固な汚れはプロに依頼するのもおススメ!
日々掃除をしていても、意外と手の行き届かない場所も多い浴室。気づかないうちに頑固な黒ずみやカビが蓄積してしまった・・・なんてことも。
そんな時は、一度ハウスクリーニングのプロにお願いしてみるのもおススメです。
東京ガスのハウスクリーニングは、自社研修を受けたプロが汚れの種類や場所に合わせて、専用の機材や洗剤を使い分け、浴槽だけでなく、手の届きにくい天井・壁・扉などを徹底洗浄してくれますよ。オプションで、自分ではなかなか掃除できない浴槽エプロン内部なども掃除してくれます。
利用した方の中には、せっかくお金をかけて綺麗にしてもらったのだから、綺麗な状態を維持しようと感じる方も多いそう。
ご自宅向けにはもちろん、ご両親へのプレゼントにも喜ばれること間違いなしです。
Webで簡単にお申し込みできます。ぜひお試しください!
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