【浴育】とはどんなもの? どういった目的や効果があるの?
入浴は心身の健康を維持するのに欠かせないもの。東京ガスでは、効果的な入浴法やお風呂の楽しみ方を身につけることを「浴育」として提案しています。
お風呂に入っている時間は親子でコミュニケーションを取る絶好の場です。その日あった事の報告や悩み相談をする時間としても意義深いもの。お湯の中でリラックスしながらゆっくり向き合うことができますよ。
お風呂は貴重な親子でのコミュニケーションの機会
親子でコミュニケーションを取る機会について調査したところ、「夕食を食べながら」に次いで「一緒にお風呂に入りながら」という回答が多く寄せられました。お風呂の時間はまとまった時間が取れるため、コミュニケーションの重要な機会なんですね。
いつまで一緒に入浴できる? 意外と短い「親子入浴」の機会
日本は諸外国と比べて、親子で入浴する機会の多い国。9歳以下の子どもを持つ母親と父親の約9割が、「親子で入浴する時間は貴重な時間だ」と回答しています。
子どもが成長するにつれて親子入浴の機会は減っていきます。9〜10歳になる頃には自身で入浴する子どもが半分を上回る割合になります。
親と子で充実した浴育を楽しめるのは、生まれてから小学校4年生くらいまでのたった10年くらいなんですね。
みんなはお風呂で何をしている? 年齢別のアンケート結果をご紹介!
親子入浴で、「遊ぶ」「学ぶ」「話す」の3つを意識すれば、よりコミュニケーションの密度が濃くなりますよ。
「浴育」と言うと少しハードルが高く感じるかもしれませんね。みんな、お風呂の中でどんなことをしているのでしょうか? 以下に年齢別のアンケート結果からご紹介します。
まだ喋れない頃は一緒におもちゃで遊んだり、もう少し成長すると悩み相談をする事も。特に7歳以上の場合は、テレビやゲームなど、他に気を散らすものがないので会話が弾むようですよ。
0〜3歳
・あやす
・水を汲んだりこぼしたり、スーパーボールをすくったりして遊ぶ
・水鉄砲を使って怪獣退治
4〜6歳
・抱っこやお風呂で浮くために支えたりなどのスキンシップ
・魚やアヒルのおもちゃを浮かべて射的屋さんごっこ
・保育園での出来事を聞く
7歳以上
・学校や流行りのものについてなど、普段の出来事を話す
・恋愛話や悩み事を聞く
親子入浴で困った事とは? 対処例もご紹介!
小さいお子さんだとお風呂を嫌がることも多いようですね。6歳以下の子どもがいる家庭を調査したところ、困った事として1位〜3位の順に「髪を洗うのを嫌がる」「湯船に浸かるのを嫌がる」「顔を洗うのを嫌がる」という回答とそれぞれの対処例が寄せられました。
髪を洗うのを嫌がる場合
顔にお湯がかかるのを防ぐ。シャンプーハットを使ったり、タオルで顔を自分で押さえてもらい、10まで数えたら終わりと伝えてゆっくり数えながら髪を洗う。
湯ぶねに浸かるのを嫌がる場合
おもちゃや楽しい事で誘う。ビニールのおもちゃや吸盤を投げさせて遊ばせたり、我慢比べ大会をする。
顔を洗うのを嫌がる場合
気を逸らす。アヒルのおもちゃに集中させて気がつかないうちに洗ったり、泣いた場合は必死で笑わせる。
お湯は何℃? 親子入浴のための快適な環境とは
充実した浴育を行うためには、お風呂の環境を快適にする事も大切。入浴時間が少し長引いても問題ないように、お風呂のお湯はぬるめにしておきましょう。38〜40℃を目安にしてください。このくらいの温度が心身ともにリラックスしやすく、子どもの敏感な肌でも安心です。
また浴室をあたためておく事も大切です。浴室における不満について調査したところ、1位は「冬に寒い」、4位に「床が冷たい」がランクインしていました。
浴室が寒いと、つい高い温度のお湯に浸かってしまいがち。でも体への健康を考えるのであれば、お湯はぬるめにして、浴室は浴室暖房乾燥機を利用してあたためておくのがベストです。上がった時の湯冷めの防止にもつながりますよ。
親子入浴がしやすい清潔な環境に! 便利な【浴室暖房乾燥機】
浴室は汚れがたまりやすいので、掃除に手を煩わされる方も多いのでは? 実際に、7割以上が「浴室掃除は面倒」、6割以上が「浴室のカビが気になる」と答えています。
お風呂は親子でじっくりコミュニケーションを取れる貴重な機会。充実したコミュニケーションを行うためにも、お風呂場は常に清潔にしておきたいですよね。
ご自宅に「浴室暖房乾燥機」が設置してある場合は、「換気」より「乾燥」機能を使って湿気が残らないようにするのがおすすめです。
「換気」は空気を入れ替えるだけですが、「乾燥」運転は換気をしつつ温風によって水分を払うので、浴室全体をより確実に、より早く乾燥させることができるのでおススメです。カビやぬめりの発生を抑えることができるので、お風呂掃除の手間をグーンと軽減します。
上の図は浴室のカビの生え方を比較実験したものです。
「何もしない」浴室にカビが生えるのは当然のことですが、「換気だけ」していてもカビは生えてきます。それに比べて「浴室乾燥」をすると、すばやく湿気が取り除かれ、カビが生えにくくなることが分かります。
「浴室乾燥」は浴室をカラッと乾いた状態をキープできるので、カビの発生も抑えて浴室のお掃除の手間をグンと減らし、浴室や浴室まわりの湿気による腐食も防げるので、家を長持ちさせるのにも役立ちます。
夜に洗濯と入浴をした場合、就寝中に洗濯物と浴室を一緒に乾燥するのも経済的でおすすめです。
一年中「家事楽」に活躍する「浴室暖房乾燥機」については下記リンクをぜひご覧ください。
おわりに
親子入浴とは単なる入浴法の知識だけでなく、親子関係を良好に育むもの。例えば住宅を選ぶ際やリフォームをする際にも、「浴室をあたたかくできそうか」「清掃しやすいか」などに目を向けると、親子入浴しやすい環境に近づける事ができますよ。是非参考にしてみてくださいね。
※「浴育」「浴育のすすめ」は東京ガス株式会社の登録商標です。ご使用の際は、登録商標「浴育」使用についてを必ずご覧ください。