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転勤族必見! 引っ越し先でも活用できる「収納家具の選び方」高さを活かして奥行き注意!?

転勤族にとって収納は悩みの種ですね。大きい家具を買ってしまうと引越し先の住居に合わないかもしれません。また大人だけの家庭と違い、子育て中はモノが増えがちですね。【NPO tadaima!】の代表で、「子育て家庭のためのモヨウ替えコンサルタント」の三木智有さんに「転勤族の収納家具の選び方」をご紹介いただきました。

転勤族のお悩みNo1「収納家具の選び方に困る」

【NPO法人tadaima!】代表の三木です。こんにちは。

引っ越しの際に模様替えしたいという依頼は多くあります。特に悩みが多いのが転勤の多いご家族。せっかく今の住居に合わせて収納家具を買っても、引越し先で使えないかもしれません。

引っ越し・転勤が多い転勤族の場合、どのような収納家具を揃えておいたら、引越し先でもフレキシブルに活用ができるのでしょうか。

今回は、転勤族のための収納家具の選び方をお伝えします。
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お引越しが多いご家族のご自宅へ伺うと、ほとんどの家が「収納家具がなさすぎて散らかっている」状態。

いつ引っ越すかもわからない、次に住む家がどんな家になるのかもわからない。だから、どうしても大型の収納家具の購入をためらってしまう。その気持ちはよくわかります。

確かに、転勤族のご家庭に伺うと引っ越しの予定がないご家族に比べたら物は少なめ。それでも子育てをしていれば、物がまったくないというわけにも、なかなかいきません。
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その結果、小さな収納家具ばかりだったり、収納家具が少なすぎたりして、「本来収納されているはずの物が床に散乱している」なんてことになっています。

例え、しばらく住んだら引っ越しをしてしまうとわかっていても、住んでいる間はできるだけ快適に心地よく暮らせたらいいですよね。

では、どんな収納家具なら購入しても次の引越し先で活用できるのでしょうか。

転勤族が買いがちな収納家具って?

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転勤が多いご家庭は家具が少ない、と言いましたが特に少ないのは「背の高い家具」です。

どのご家庭も揃って、高さ90センチとか120センチくらい(腰〜胸の高さ)の家具ばかり。テレビ台も横幅50センチなど、下手をしたらテレビの横幅の方が大きいようなコンパクトサイズを使っているご家庭が多いようです。

転勤族でも「高さを活かした収納」は必要!? どう選ぶ?

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実は収納とは、「壁面」をどう活用するかが大きなポイント。

収納力を計算式で表すと、「(収納家具の横幅) ✕ (収納家具の奥行き) ✕ (収納家具の高さ)」になります。

収納家具に横幅や奥行きがあると、部屋は狭く感じます。でも、「収納家具の高さ」はどうでしょう? 実は収納家具が梁や天井までの高さギリギリでも圧迫感を感じにくいんです。

つまり「高さ」を上手に活用することで、「収納家具の床面積」を小さくすることができるのです。

例えば、横幅80センチ×高さ90センチの家具よりも、横幅45センチ×高さ180センチの家具のほうが収納量は多い上に、横幅は15センチ分も短くて済むわけです。

もちろん、入れたいものなどにもよります。ただ、よほど背の高い家具に抵抗感があるわけでなければ、部屋を広く上手に活用する上で「高さのある収納家具」の活用は必須なのです。

では、どのくらいのサイズまでなら汎用性が高く、使いやすいのでしょうか。
出典:https://www.amazon.co.jp
本棚・カラーボックスの類であれば、横幅60センチ×高さ180センチ。これがどこの家庭でもだいたい使えるマックスのサイズです。

まず天井が180センチより低い家はさすがにないでしょう。リビングなどの梁が大きく下がってきていて入らない箇所もあるかもしれません。でも、その場合でも洋室や和室など、どこかの部屋で活用できる可能性が高いです。

また、横幅が80センチ以上などの大きな家具になると窓や扉などの関係で家具がはみ出てしまう可能性もあります。

ほとんどの家で60センチほどの壁スペースはどこかしらにありますが、それでもちょっと心配という方は45センチのサイズを選ぶといいでしょう。

本棚・カラーボックスなどの収納は同じシリーズで揃える

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引越し後の家庭で収納家具をどう配置するかは、パズルのような要素があります。つまりフレキシブルに中身を入れ替え、箱を部屋に合わせて配置する必要があるのです。

そのため、本棚やカラーボックスなどはシリーズやサイズを揃えて購入するのが良いでしょう。並べて使っても、バラバラに使っても違和感がない物を選ぶ。そうすることで、引越し後の家具配置にバリエーションが生まれます。

その際にもう一つ気をつけなくてはいけないのが、家具の奥行き。同じシリーズでも奥行きが違う家具は並べた時に凸凹としてしまい、かえって圧迫感を生み出します。背の高い家具なら、奥行きは深くても35センチまで(よほど広い部屋なら45センチなどでも圧迫感はありませんが)。

一般的な本棚が奥行き28センチから30センチなので、そのくらいを目安に揃えましょう。

75センチ以上は危険! 奥行きが深い収納ケースは買わない

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意外と引越し先によって、使いみちに困ってしまうのが、押し入れ用の奥行きが深い衣類収納ケース。奥行きが75センチなどの長いタイプです。

次の引越し先も同じように押し入れがあって、ぴったり収まってくれれば全く問題ありませんが、押し入れがなくて置き場所に困ってるという方も多いです。

押入れの奥行きを上手に活用したいと思い、ついつい買ってしまいますが、引っ越しが多い場合は無駄になる可能性もあるのです。置き場所がなくて、部屋にそのまま出しっぱなしで使っているというご家庭もいくつも目にしてきました。

なので購入するなら通常のクローゼットでも使える浅型タイプがおすすめです。これをキャスター付きにしておいて、押し入れで活用する時には前後で使い分けをするのです。奥には季節家電など出し入れの頻度が少ない物を入れたり、もしも前後に浅型の衣類収納が入るなら、夏物・冬物などでわけてもいいでしょう。

そして、これも本棚などと同じで、同シリーズの物を買い揃えることをお勧めします。

TVボードは伸縮し、コーナー活用ができる物を選ぶ

出典:https://amazon.co.jp
最後にTVボード。間取りによってこのTVをどこに置くのかはかなり悩むところだと思います。

TVの場所で、リビングの家具配置が決まってくると言っても過言ではありません。かといって、TVの横幅が出てしまうようなサイズだと少しみっともない。

そこでオススメなのが、伸縮できて、しかもコーナーに合わせて角度を変えられるタイプのTVボード。これは結構様々な種類が発売されているので、きっと好みのデザインを見つけることができると思います。

おわりに

今回は、お引越しが多いご家庭で多いお悩みと、家具選びのコツについてご紹介しました。

どうしても家具が少なくなりがちですが、完全にミニマルな暮らしを目指すのでなければ最低限の収納家具はやっぱりあったほうがいい。できるだけ、どんな家でも使いやすいサイズの家具を、シリーズで揃えて持っておくことで引越し先でも家具配置がずっとやりやすくなるでしょう。

引っ越しシーズンに向けて、家具を新調しようかと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

プロフィール紹介

tadaima
三木智有/NPO法人tadaima!代表
家事シェア研究家・子育て家庭のモヨウ替えコンサルタント、内閣府「男性の暮らし方・意識の変革に関する専門調査会」委員

2011年に”ただいま!”と帰りたくなる家庭で溢れた社会の実現を目指し、家事シェアを広める活動を開始。元インテリアコーディネーターの経験を活かした、子育て家庭のモヨウ替えを年間100件以上行う。

Webサイト:NPO法人tadaima!

2019年02月28日

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