目 次
【家庭で使いやすい包丁の種類1】三徳包丁

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野菜やお肉を切ったりする万能型の包丁です。一般的にどの家庭にもある包丁が、この三徳包丁ではないでしょうか。1丁目の包丁として適していると言えるでしょう。
【家庭で使いやすい包丁の種類2】ペティナイフ

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野菜や果物の皮むき、飾り切りなどに便利なのがこのペティナイフ。三徳包丁より小さめで、細かい動きに対応しやすい包丁です。
果物をよく食べる家庭では1丁置いてあることが多いかもしれません。
【家庭で使いやすい包丁の種類3】牛刀

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ペティナイフや三徳包丁より刃先が長く、先が尖っている包丁です。洋包丁とも言われ、世界中で広く使われています。その名の通り、肉を切る目的で作られたので、大きな塊肉を切ったり、骨から引き離すのに便利ですが、それだけではないとか。
刃渡りが長いのでサクのお刺身を切るときも一度で切れ、かぼちゃなどの固い食材も切りやすいそう。三徳包丁と牛刀、どちらも万能包丁と呼ばれているので、好みで選ぶと良いでしょう。
【家庭で使いやすい包丁の種類4】出刃包丁

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魚をさばく家庭では、1丁置いておきたい包丁です。魚を3枚におろす、魚の頭を落とす、骨ごとたたき切る等、魚をさばくのに必要な工程に対応します。

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片刃で少し重たい刀身が特徴的です。片刃とは上の写真のように片側だけ刃が付いているもので、日本で昔から使われてきた「和包丁」の多くは片刃です。西洋から伝わった「洋包丁」は、両刃といって両側に刃が付いているので、真っ直ぐに切れますが、片刃の包丁は右から左に斜めに包丁が入っていきます。そのため、魚の骨に沿って身をそぐ作業などに適しています。
【家庭で使いやすい包丁の種類5】菜切包丁

菜切は名前の通り、野菜を切るための包丁です。刃は水平で幅が広いのが特徴的で、白菜などのカサのある野菜を切ったり、大根のかつらむきをしたり、のし餅などを切るのに便利。刃がまっすぐなので研ぐのも楽です。
大人数の家庭では、1度の調理でたくさんの野菜を切りますよね。大きな野菜を手早く切りたい人には、ぴったりの包丁かもしれません。
包丁の材質の違い

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包丁には主に3種類の材質があります。
1,鋼
切れ味が大変鋭いのが特徴です。ただ、錆びやすく、お手入れが必要です。包丁を研いでお手入れをしていけば、非常に長持ちします。上級者向けの材質と言えるでしょう。2,ステンレス
錆びにくいのが特徴で、切れ味も長持ちしやすいです。鋼と違い大量生産できるので、安価なものから高価なものまで幅広くあります。種類の多さもステンレスの特徴と言えます。3,セラミック
薄くて軽いのが特徴です。また、錆びることがないと言われているので、レモン等のスライスにも向いていると言えます。ただし、衝撃には脆い特性があるので、固い食材を切る際には、刃こぼれに注意が必要です。自分にあった材質を選んでくださいね。
包丁を選ぶときのポイント

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包丁を選ぶ際には以下の3つのポイントを参考にしてみてください。
1,用途別
包丁は用途別に作られているので、どんな用途の包丁を購入すれば便利か考えてみましょう。2,材質
材質によって、切れ味や耐久性、お手入れなどに特徴があります。比較をしながら、自分に合った材質を考えてみましょう。3.値段
用途と材質が決まれば、あとは予算の範囲内で、自分にあった包丁を選ぶだけです。包丁は種類が多く、どれを購入すれば良いか悩んでしまいがちですが、自分が求めている包丁のイメージを整理すれば、比較的楽に自分にあった包丁を見つけることができますよ。
おわりに
今回は、家庭用として使いやすい包丁の種類や用途、特徴、また材質の違いや選び方のポイント等をご紹介しました。用途が分かれば選びやすくなりますね。ぜひ選び方のポイントを参考にして、自分にあった包丁を見つけてください。

また、包丁ではないですが、のりや昆布を切ったり、子供用に食材を小さく切り分けたり、何かと役に立つキッチンはさみもオススメです。蓋を開ける機能が付いているものもあります。包丁とあわせて揃えておきたいアイテムですね。
この記事の監修者
もっと見る和文化研究家
三浦康子
古を紐解きながら、季節の行事や生活の知恵など、今の暮らしを楽しむ方法をメディアにて提案。著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)、『粋なおとなの花鳥風月』(中経出版)、監修書『季節を愉しむ366日』(朝日新聞出版)、『おうち歳時記』(朝日新聞出版)ほか多数
三浦康子 和文化研究家
コピーされました
公開日:2016.10.17
最終更新日:2023.3.13
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