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ハロウィンを楽しもう♪おすすめのお菓子レシピ【料理教室講師のコトコト小話 第22回】

こんにちは、料理教室の講師Tです。今回のコトコト小話は、ハロウィンが楽しみになるお菓子のレシピをご紹介します。今年の10月31日ハロウィンには、おうちでお菓子を作って楽しみませんか? Happy Halloween!! 毎日の生活が少しでも楽しくなる、「すぐに役立つ『食』」の情報や工夫をお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。【監修:東京ガス 食情報センター】

最終更新日:2023.12.31

目 次

ハロウィンお菓子、今年は手作りで楽しもう!

ハロウィンのお菓子

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毎年、ハロウィンをどのように過ごしていますか? おうち時間に慣れてきた今年は、自宅でかわいいハロウィンのお菓子作りに挑戦してみたい! と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今年は、楽しく作って、家族でおいしいハロウィンを過ごしてみてはいかがですか?

今回、ご紹介するのは、ちょっと怖い?! いえいえ、とってもかわいいお菓子です。クッキー生地が、いろいろなおばけに大変身!! ぜひ作ってみてくださいね♪

ハロウィンってどんな行事?

ハロウィンのかぼちゃ

PIXTA

元々はアイルランドに伝わるお祭りだったハロウィン。この世に戻ってくる先祖の霊を供養し、現世の悪霊を追い出すための行事だったといわれています。今は日本でも身近な行事になり、10月に入ると街にはハロウィンの飾りやグッズがあふれます。ハロウィンカラーといわれるオレンジや紫、黒色のデコレーション、カボチャのおばけ「ジャック・オー・ランタン」を見るだけで、なんだかわくわくと楽しい気持ちになりますよね。

クッキー生地をアレンジして、いろんな「おばけ」を作ってみよう!

ハロウィンのお菓子

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今回ご紹介するハロウィンレシピは、クッキーをアレンジしたレシピです。クッキーは配合や色、形を変えることで、いろんな「おばけ」に変身します。食べ慣れたシュークリームやバターロールにクッキー生地をのせてアレンジすれば、いつもとは少し違ったおいしさと、かわいさが加わります。気になる「おばけ」がいたら、ぜひ作ってみてくださいね。

クッキー作りって意外と難しい?! 押さえておきたい3つのポイント

クッキー作りの材料

PIXTA

手作りお菓子の定番といえば、クッキーを思い浮かべる方も多いと思います。バター、砂糖、卵、小麦粉とシンプルな材料が基本で、卵を入れずに作ったり、薄力粉の一部を他の素材に換えて作れば味や風味を変えることもできるので、ご自宅などで作ったことがあるという方は多いのではないでしょうか?

しかし、このクッキー作り、簡単そうにみえて、実はサクサクした食感にするのは意外と難しいものです。そこで大切になってくるのが、下記の3つのポイントです。この3つのポイントを押さえれば、サクサクのおいしいクッキーを作ることができますよ!

【ポイント1】 バターを室温に戻してから、ホイッパーでバターにしっかりと空気を含ませましょう。こうすることでサクサクとした軽い食感が生まれます。

【ポイント2】 砂糖や卵を加えるタイミングにも気を付けましょう。一気に加えるのではなく、少しずつ加えて、しっかりとバターをなじませながらよく混ぜ合わせます。

【ポイント3】 薄力粉を合わせる時は、ホイッパーからゴムベラに持ち替えて、さっくり混ぜ合わせましょう。こうすることでクッキーが固くならずに、サクサクに仕上がります。

では、さっそく基本のクッキーから作ってみましょう。最初にご紹介するのは、基本的な作り方ではありますが、ちょっと一工夫してキャンディーをアクセントに使ったクッキーです。

サクサク&カリカリ♪ 「ハロウィンおばけのステンドグラスクッキー」

ハロウィンおばけのステンドグラスクッキー

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かわいいおばけの型抜きクッキーを少しアレンジ! 型で抜いたところに、色鮮やかなキャンディーを入れて焼きます。
プレーン生地の他に、ブラックココアや紫パウダーで色付けたクッキーで作れば、ハロウィンっぽさが倍増します!! キャンディーの部分が透けて、まるでキラキラ光るステンドグラスのよう♪暗い部屋で後方からライトを当てると怪しげに光ります。

【材料】直径10cm程度の型 約8~12個分

バター(食塩不使用)・・・100g
粉砂糖・・・80g
卵黄・・・2個
薄力粉・・・200g
キャンディー・・・適宜

【作り方】

バターを混ぜているところ

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1. ボウルにバターを入れて和らげ、粉砂糖を少しずつ入れながら白っぽくなるまですり混ぜます。
2. 卵黄を1個ずつ加え混ぜます。

薄力粉を入れて混ぜているところ

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3. 薄力粉をふるい入れてしっとりするまで混ぜます。
 ラップに包み、冷蔵庫で30分以上休ませます。
4. 麺棒で3cm厚さに伸ばして型で抜き焼きます。
 ガス高速オーブン(予熱あり) 170℃ 8分

クッキー生地にキャンディーをのせているところ

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5. オーブンから出して、抜いた穴にキャンディーを入れてさらに焼きます。
 ガス高速オーブン(予熱あり) 170℃ 5分~
6. 焼き上がったら、キャンディーが固まるまで、オーブンシートの上で冷まします。

ステップアップポイント!

・伸ばす時にべたつく場合は、台や麺棒に打ち粉(強力粉)をして伸ばしましょう。
・薄力粉200gのうち、25gをブラックココアや紫イモパウダー、カボチャパウダーに換えて色を付けてもよいでしょう。
・余った卵白を使い、アイシングを作ってクッキーに塗ってもよいでしょう。
・キャンディーは型で抜いた穴が小さい場合には小さく砕いて入れましょう。同じ穴に2~3色入れると、ミステリアスなおばけの雰囲気を演出できます。

ふわふわシュー&サクサククッキー「ハロウィンおばけのクッキーシュー」

ハロウィンおばけのクッキーシュー

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クッキーをかぶせて焼く、サクサクのクッキーシューです。真っ黒いシューがおばけに変身です! かわいいおばけは、食べるのがもったいなくなりますね。

【材料】9個分

*クッキー生地*
バター(食塩不使用)・・・40g
粉砂糖・・・40g
薄力粉・・・40g
ブラックココア・・・5g

*シュー生地*
水・・・85g
塩・・・ひとつまみ
バター(食塩不使用)・・・35g
薄力粉・・・45g
ブラックココア・・・10g
卵(M)・・・2個~

*クリーム*
生クリーム・・・200ml
グラニュー糖・・・20g

チョコペン、チョコレート等・・・適宜

【作り方】

1. クッキー生地を作ります。
 バターと粉砂糖をすり混ぜます。薄力粉とブラックココアを加えてさっくり混ぜます。
 直径5~6cmの筒状にしてラップに包み、冷蔵庫で30分以上休ませます。
 9等分に切り分けます。
2. シュー生地を作ります。
 鍋に水、塩、小さく切ったバターを入れて火にかけ、沸騰させます。
 沸騰したら火を止め、薄力粉とブラックココアを一度に加え、手早く混ぜ合わせてひとまとめにします。
 再び火にかけ混ぜながら鍋肌に薄い膜が張るまで加熱します。

鍋を火から外し、卵を少しずつ加え混ぜ合わせ、固さを調整しているところ

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3. 2を火から外し、卵を少しずつ加え混ぜ合わせ、固さを調整します。
 (生地をヘラですくって落とし、生地が三角形に落ちるくらいが目安です)

シュー生地をクッキー生地にのせたところ

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4. 生地を1cmの丸口金を付けて9個に絞ります。1をのせて焼きます。
 ガス高速オーブン(予熱あり)200℃ 10分 180℃に下げて15分~
 庫内保温 10分~  ※途中でオーブンを開けないように注意
5. クリームを作ります。
 生クリームにグラニュー糖を加えて、8分立てにします。
6. シューが冷めたら、横半分に切り、クリームを絞り、チョコペンなどで顔を描きます。

ステップアップポイント!

・泡立てた半量のクリームにカボチャペースト50gを混ぜて、カボチャクリームにしてもよいでしょう。カボチャのおばけができます。

バターロールがメロンパンに! 「カボチャおばけの簡単メロンパン」

カボチャおばけの簡単メロンパン

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市販のバターロールにクッキー生地をかぶせて、簡単メロンパンを作ります。
カボチャのおばけ「ジャック・オー・ランタン」の形をしたメロンパンは、味もカボチャ味なので、カボチャパンですね!

【材料】8個分

バターロール・・・8個

*クッキー生地*
バター(食塩不使用)・・・45g
グラニュー糖・・・65g
卵・・・30g

[A]
薄力粉・・・160g
カボチャパウダー・・・10g

色素(赤)・・・適宜

*顔用クッキー*(作りやすい量)
バター(食塩不使用)・・・40g
グラニュー糖・・・35g
卵・・・15g

[B]
薄力粉・・・65g
ブラックココア・・・10g

牛乳・・・適宜
グラニュー糖・・・適宜

【作り方】

1. クッキー生地を作ります。
 ボウルにバターを入れて和らげ、グラニュー糖を少しずつ入れながら白っぽくなるまですり混ぜます。
2. 卵を少しずつ加えて混ぜます。
 Aをふるい入れてしっとりするまで混ぜます。色が薄いようであれば、少量の水で溶いた色素を加えて混ぜます。
 ラップに包み、冷蔵庫で30分以上休ませます。8等分に分けて丸め、3㎜厚さに伸ばします。
3. 顔用クッキーを作ります。
 途中までは1、2と同様に作り、Bをふるい入れて混ぜて、ラップに包んで冷蔵庫で休ませます。

スケッパーで筋を付けているところ

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4. バターロールに牛乳を塗り、2をかぶせて形を整えます。スケッパーで4~5本程度筋を付けます。

顔用クッキーで顔を付けているところ

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5. 顔用クッキーで自由に顔を付けて、グラニュー糖をまぶして焼きます。
 ガス高速オーブン(予熱あり) 170℃ 12分~

おまけのもう1品!「ハロウィンカラーのプルプル飲むゼリー」

ハロウィンカラーのプルプル飲むゼリー

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紫色のグレープゼリーに、リンゴジュースを注ぎます。ストローで混ぜながら飲むと、不思議な食感です。

【材料】直径6~7cm、高さ8~10cm位のデザートカップ4個分

[A]
アガー・・・6g
グラニュー糖・・・30g

水・・・200ml
グレープジュース・・・200ml
アップルジュース・・・200ml

【作り方】

1.鍋にAを入れてよく混ぜ、分量の水を注いで混ぜます。 火にかけて混ぜながら煮溶かします。
2.沸騰直前に火を止め、グレープジュースを加えます。グラスに分け入れ、冷蔵庫で冷やし固めます。
3.2にアップルジュースを注ぎます。

ハロウィンを盛り上げるグッズたち

ハロウィンのグッズ

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お菓子を作ったら、お菓子をかわいくデコレーションして、パーティー気分をさらに盛り上げましょう! 今回使用したアイテムはピッグなどです。帽子のピッグを刺してメロンパンのおばけにかぶせたり、クッキーシューのおばけの手には「Happy Halloween」の旗を持たせたり。
蜘蛛の巣の形をした網の上に、お菓子のおばけたちを並べておばけの行進なんてどうでしょう。どんどんアイデアが広がりますね。

ハロウィンのラッピング

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「トリックオアトリート!」と回ってくる近所の子どもたちのために、かわいくラッピングをして準備しておくのも楽しいですね。

ご紹介したクッキーやメロンパンは、外からよく見えるように、透明の袋に一つずつ入れて、ハロウィンカラーのリボンをかけましょう。ハロウィンシールでデコレーションしてもかわいいですね。

ステンドグラスクッキー用に買ったキャンディーが余ったら、白いビニール手袋に入れて配るとドッキリプレゼントになりそうです。ぜひ試してみてください!

おわりに

皆さんも今年のハロウィンはおいしいお菓子を作って、おうち時間を楽しんでみませんか?
東京ガスや私たち料理教室スタッフは、どんな時でも「食を通じて皆さまの幸せな生活」を応援します。次回もお楽しみに。

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おうちで楽しむ! ハロウィンレシピまとめ

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ハロウィン気分を盛り上げる、かわいいハロウィンレシピをご紹介します。簡単にできるものばかりなので、お子さんと一緒に作って、おうちでハロウィンパーティーを楽しみましょう! 

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コピーされました

公開日:2021.10.13

最終更新日:2023.12.31

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