月曜日はハレの日以外でも楽しみたい! 気負わず作る一汁一菜献立をご紹介します。
三重県の郷土料理、手こね寿司は、漁師が船の上で捕れた魚をさばいて酢飯と一緒に手で混ぜ合わせて食べたのが始まりといわれています。豪華な海鮮や錦糸卵、甘辛く炊いた具材を用意して半日がかりで作るちらし寿司に比べて、船上でもできる手軽さは、言うなれば、即席寿司。新鮮な刺身と薬味さえあればいいので、お寿司は特別な日に食べるものというイメージからぐっと身近なものに変わりますね。本来ならカツオやマグロを使いますが、今日は週末の下ごしらえで漬け込んでおいたあじを使います。ここまで準備できていれば、酢飯にミョウガと一緒に混ぜ込んでできあがりです。最後に万能ネギを散らすと彩りが良くなりますね。小口切りの万能ネギは一週間は冷蔵保存できます。常備しておくとちょっとした時に便利ですね。
椀物は、市販の白だしで作るすまし汁をご紹介します。白だしは入れるだけで味が決まるので、難しいことを考えずに手軽に上品な一品に仕上げることができます。冷凍して旨味をアップさせたえのき茸を具材にすれば、キノコの出汁がプラスされて深みのある味わいになりますよ。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回使用する下ごしらえ食材は「万能ネギを小口切りにしたもの(冷蔵)」、「エノキ茸を切ったもの(冷凍)」、「サヤインゲンを茹でたもの(冷凍)」、「アジを漬けたもの(冷蔵」の4つです。
「エノキ茸を切ったもの」と「サヤインゲンを茹でたもの」は冷凍のまま使用します。
「万能ネギを小口切りにしたもの」は一つの容器に保存してありますが、半分を木曜に使用します。適量を残しておきましょう。
「あじの手こね寿司」の材料(4人分)
アジを漬けたもの・・・全量
ご飯(温かいもの)・・・700g
[A]
酢・・・大さじ4
砂糖・・・大さじ2
塩・・・小さじ2/3
ミョウガ・・・2コ
万能ネギを小口切りにしたもの・・・適量
「えのき茸とうずら卵のすまし汁」の材料(4人分)
エノキ茸を切ったもの・・・1/2パック分
サヤインゲンを茹でたもの・・・50g分
ウズラ卵(水煮)・・・6コ
[A]
水・・・3カップ
白だし・・・大さじ3
酒・・・大さじ1
ガスコンロで同時調理に挑戦!
片手鍋ですまし汁を作ります。
主菜の調理には火を使いません。使用する鍋がひとつだけだとコンロ周りがすっきりとしますね。すまし汁にはガスコンロの便利機能、コンロ調理タイマーを活用します。この機能は設定した時間になると自動で消火してくれるので、加熱のし過ぎや火の消し忘れを予防できます。もしご自宅のガスコンロに搭載されていればどんどん活用してくださいね。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
すまし汁の煮込み時間はたった2分。その間に手こね寿司を作ります。この工程表は一番効率のいい手順をまとめてあります。これさえあれば時間の節約にもガス代の節約にもなりますね。
今日使用するすべての食材を最初にキッチンに揃えておけば、更に時短調理に繋がりますよ。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでできたてを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
簡単なのに美味しい!「あじの手こね寿司」
ちらし寿司よりも手軽で簡単に作れるのが、今日ご紹介する手こね寿司です。タレに漬け込んだ刺身を薬味と一緒に寿司飯に混ぜるだけでできあがりです。三重県の漁師メシとして、本来はカツオやマグロで作りますが、今日は刺身用のあじを使いました。時短料理のレパートリーの一つとして気軽に食卓に出したい一品ですね。
白だしで手軽に「えのき茸とうずら卵のすまし汁」
市販の白だしを使ってパパっと作ることができるすまし汁をご紹介します。えのき茸やサヤインゲン、うずらの卵など、シンプルな味わいの具材を入れる場合は、麺つゆよりも材料の色や風味が活かせる白だしがおすすめです。普段から好みのものをストックしておくと便利ですね。