【夏の一汁一菜献立レシピ(12)】水曜日「豚キムチ丼 他」

季節の変わり目でお疲れ気味の水曜日に、初夏のエナジーチャージ一となる一汁一菜献立をご紹介します。

今日はパワフルな豚キムチ丼を主菜にしました。簡単そうで奥が深い豚キムチ。キムチと豚肉が主役の炒め物なので、追加する具材はごくごくシンプルに、長めにカットしておいた万能ネギのみです。市販のキムチは普段ストックしている好みのものを使いましょう。発酵して酸味の強いものでもよし、浅漬けタイプでもいいですね。

この料理の一番のポイントは、豚肉にしっかり下味をつけておくこと。週末の下ごしらえで酒と醤油で下味を付けて冷凍保存しておいた豚肉を使いましょう。冷凍庫で寝かせている間に肉の芯まで味が染み渡っているので、キムチのパワーに負けない存在感が感じられる仕上がりになります。

横に添えるのは、献立のバランスを整える夏らしいスープです。オクラの自然なとろみとミョウガの爽やかな香りをアクセントにしました。冷蔵庫の冷気や少しの擦れで傷みやすいオクラは、週末の下ごしらえで茹でてから冷凍しておきました。スープの具材にする時は解凍不要。軽く火を通せばすぐに食べられるようになりますよ。

今回使用する下ごしらえ食材は「万能ネギを4㎝長さに切ったもの(冷蔵)」、「オクラを茹でたもの(冷凍)」、「豚バラ肉に下味をつけたもの(冷凍)」の3つです。

「オクラを茹でたもの」は冷凍のまま調理しましょう。週末の下ごしらえで2つに分けて保存しています。同量なのでお好きな方を選んでください。
「豚バラ肉に下味をつけたもの」は本日分400g、金曜分200gに分けてあります。量の多い方を選んで朝のうちに冷蔵庫へ移しておきましょう。

豚バラ肉に下味をつけたもの･･･400g分
片栗粉･･･大さじ1
万能ネギを4㎝長さに切ったもの･･･全量
白菜キムチ･･･約300g
ゴマ油･･･適量
すりゴマ(白)･･･適量

ご飯･･･適量
「ミョウガとオクラのスープ」の材料(4人分)

オクラを茹でたもの･･･5本分
ニンジン･･･1/2本
ミョウガ･･･2コ
ロースハム･･･4枚

[A]
　水･･･3カップ
　鶏ガラスープの素･･･小さじ1と1/2
　酒･･･大さじ1

塩、コショウ･･･各適量

フライパンでは豚キムチを、片手鍋ではスープを作ります。

スープはガスコンロのコンロ調理タイマーを使って具材に火を通します。この機能が秀逸なのは、設定した時間になると自動的に消火をしてくれることと、残りの加熱時間をわかりやすくデジタル表示してくれるところです。これなら調理時間を逆算しやすいので時短調理に重宝しますよ。今日は残り1分のところでオクラとミョウガを加えて歯ごたえを残した仕上がりを目指しましょう。

この工程表は、豚キムチが炒め上がり、丼に盛り付けるまでの時間と、スープのできあがりが同時になるように計算されています。できたてのおいしさを家族に食べてもらうためにも、必ず最初に手順を確認しましょう。

手早く調理するためにも使う食材を手の届く場所に揃えることも忘れずに。こうしておくだけで更に時短になりますよ。

はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!

もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。

市販のキムチを使ったお惣菜と言えば、豚キムチ。ドドンと丼にのせれば白いご飯がすすむこと間違いありませんね。味の濃いキムチと調和させるために、豚肉には必ずしっかり下味を付けましょう。たったこれだけで仕上がりに一体感が生まれます。材料をゴマ油で炒めれば、濃厚なコクと香ばしさがプラスされて食べ応えが何倍にも増しますよ。

ミョウガとオクラを具材にした夏を感じるスープです。どちらもさっと火を通して歯ごたえと風味を残して仕上げれば、普段は脇役として料理に添えられるこの二つの食材が、スープの最高のアクセントになりますよ。