朝シャワーの上手な使い方1. 目覚めが悪い人に!
朝が苦手な人は、ぜひ「朝シャワー」を上手に使ってみてください。
人間の身体には、日中には交感神経が働いて活動的になり、夜には副交感神経が働いて身体を休めるという仕組みがある。熱めのお湯でシャワー浴をすることで、シャワーの水流やお湯の温熱作用で交感神経の働きが活発になり※血圧を上昇させ、目覚めを助けるという実験結果が得られています(上図)。
シャワー浴は、朝の目覚めや気分転換したいときに効果的な入浴法といえます。
※入浴の事典 東京堂出版 阿岸祐幸 編(P208~209 白倉卓夫
シャワーの浴び方
シャワーの湯温は少し熱めの41℃程度に設定し、湯量は最大に。首から肩、背中にかけて、3~5分浴びます。短時間で終えるのがポイントです。
さらに+アルファ
うなじの辺りから背中にかけて、眠気をさますツボ(左のイラスト参照)があります。ここに冷水を20~30秒、さらにまぶたにも冷水を20~30秒当てる(右のイラスト参照)と、さらにスッキリ。眠気も吹き飛びます。
※ 心臓の弱い方、高血圧の方、身体に不調のある方は、医師に相談するなどご注意ください。
朝シャワーの上手な使い方2. 体臭が気になる人に!
体臭が気になる方もぜひ「朝シャワー」を!
体臭は汗、皮脂、角質が皮膚常在菌(非病原性の細菌)によって分解されることで発生すると言われています。人は寝ている間に大量の汗をかきますし、皮脂も分泌されます。つまり、朝の身体は臭いの原因をまとっているような状態なんですね。
そこで、朝シャワーの出番。たった1分シャワーを浴びるだけで、臭いの原因となる汗も皮脂もすっきり洗い流されてしまいます。しかも、その後の皮脂量も抑制されることがわかっています(※グラフ参照)それによる臭いの抑制効果は、なんと! 夕方まで続きます。
シャワーの浴び方
皮脂が多いのは額、胸の間、背中の真ん中。足の裏は皮脂や汗などの老廃物がたくさん出る場所。わきの下には強いにおいの汗が出やすい汗腺があります。
体臭が気にる人は、これらの場所を意識してシャワーを浴びましょう。石けんを使わずに1分間シャワーを浴びるだけでも効果があります。忙しい朝でも、ぜひパパッとシャワーを!
シャワーヘッドも掃除を!
浴槽や洗い場はこまめに掃除をしていても、シャワーヘッドには気付かないうちに汚れがたまってしまいがちです。
シャワーヘッドに汚れがたまると、お湯の出が悪くなることがあります。散水穴が詰まって水の流れが乱れたり、ひどくなるとシャワーの水圧が下がってしまうことも・・・。
気持ちよくシャワーを浴びるために、定期的にシャワーヘッドは掃除しましょう!
シャワーヘッドはクエン酸のつけおき掃除でピカピカに
シャワーヘッドの交換で機能をプラス
今やシャワーヘッドの交換は珍しい話ではなくなりました。ホームセンターに行くと、いろんな機能を謳ったシャワーヘッドがズラリと並んでいます。
中でも最近注目を浴びているのが「節水系」。その他、残留塩素を除去してくれるタイプや、高速吐水や旋回吐水でマッサージ効果のあるタイプなど、バリエーション豊か。ぜひ自分好みのシャワーヘッドを探してみましょう!
おわりに
「朝は忙しくてシャワーを浴びている時間はない」とおっしゃる方もいますが、朝シャワーはサッと浴びるだけで充分。洗顔をする感覚でシャワーを浴びる。そう考えると出来ないこともない気がしませんか?
何より「モノは試し」。ぜひ一度お試しになってみてください。朝シャワーの効果を実感していただけるはずです!