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【節約アドバイザーに聞く】こんなところまで!? 引っ越しでできる節約10のコツ

入学、就職、結婚、出産、子どもの入学など、ライフステージの変化に伴って必要になってくる「引っ越し」。新居にかかる費用や、家具・家電はもちろん、引っ越し作業自体にもお金がかかりますが、支出はなるべく少なくしたいもの。今回は節約アドバイザーの丸山晴美さんに、引っ越しで節約できるポイントについてお伺いしました。

「引っ越し」のシーン別 節約のコツとは?

「引っ越し」に伴い、費用がかかる場面は大きく分けると以下の3つ。

・引っ越し作業にかかる費用
・退去にかかる費用
・引っ越し先でかかる費用

そこで、シーン別の節約のコツについて、節約アドバイザーの丸山晴美さんにお聞きしました。順にご紹介していきましょう。

「引っ越し作業にかかる費用」の節約のコツ

1.引っ越しの準備は「早め」が肝心。チェックリストで抜け漏れなく

チェックシート
PIXTA
――引っ越しは、何かとお金がかかってしまうイメージがありますが、なるべく費用を抑えたい場合、最初に心がけておきたいことはありますか?

丸山:引っ越しは、荷造りや各種手続きなど多様な物事を同時に進行しなければならないとても大きなプロジェクトです。しかも、物件探しや引っ越し業者の選定、粗大ごみの処分など、すべてにおいて「早め」に行動しないと、余計なお金がかかりやすくなってしまいます。引っ越しが決まったら、まずはチェックリストを作成し、誰が何をするのか、役割分担しながら順につぶしていきましょう。

2.荷物をスリムに。要らない物は、できるだけお金に換える

シャツの写真を撮る
PIXTA
――引っ越しの際、荷物の量は引っ越し料金に反映されやすいと思います。引っ越し前に荷物を減らす有効な方法があれば教えてください。

丸山:引っ越しは、要らない物を片付ける絶好のチャンスです。しかもただ‟捨てる“のではなく、お金に換えることもできます。したがって、引っ越しまでに少々時間がある場合は、できるだけ不要な物をお金に換えて、引っ越し資金や家具などの購入費に充てることをお勧めします。

売り方については、高く売りたい場合は、出品してから値段が上がるインターネットのオークション形式のものがお勧めです。手軽に売りたい場合はフリマアプリを使うのもいいですし、大きな物を売る場合は、リサイクルショップで買い取ってもらうのがいいでしょう。

「できるだけゴミにせず、お金にする。」これが、まず最初にやっていただきたいことですね。

3.引っ越しのピーク期を外す

カレンダーとミニチュアの家
PIXTA
――引っ越し業者にお願いする際、節約するためにどんな方法がありますか。

丸山:まずは、時期とタイミングを考えることです。引っ越し料金を抑えたい場合、大前提となるのが「ピーク期を避ける」こと。2月中旬~4月中旬がいわゆる「繁忙期」と言われていますが、この時期を避けるだけで、費用は全く違ってきます。さらに言うと土日もできるだけ避け、「平日」「時間指定なし」が価格交渉もしやすく、一番安く引っ越しできますね。

これは実際に私が経験したことなのですが、3月末の土曜日に引っ越しを考えたところ、通常期の相場の約3倍もの料金を提示され、しかも最終的にはトラックが押さえられず「できません」とけんもほろろに断られてしまいました。

このように、繁忙期だと「希望する期間での引っ越し自体が無理」というケースも出てきます。また各社から見積もりを取ったとしても、値段交渉がそもそもできにくく、結果的に高い料金での引っ越しになってしまいます。

もし繁忙期にせざるを得ない場合でも、なるべく早く引っ越し業者を押さえることが大事です。

4.比較検討する際は口コミもチェックし、即決しない

――今は引っ越し業者を探す際に、各社の見積もりをインターネットで簡単に比較できるようになりました。この場合に、気をつけるポイントはありますか?

丸山:数社の見積もりから安い業者に決めたいけれど、「値段だけで決めてしまうのは不安……」という場合は、利用者さんの口コミをいくつかチェックしましょう。また、業者によっては即決を求められることもありますが、「決定権がない」などと伝えて、金額をきちんと吟味できるようにしたほうがいいですね。

5.意外にスペースをとる観葉植物やプランター

観葉植物
PIXTA
丸山:引っ越しにおいて、意外に要注意なのが、観葉植物やプランターなどの「植物」です。

実際に引っ越し業者さんに聞いた話なのですが、段ボール箱はいくらでも上に積み上げられますが、植物だとそれができず、倒れると他の荷物も汚れてしまうことから、トラックの中でスペースを大きくとってしまいがちなのだそう。そのため、想定よりもトラックの台数が増えてしまって、料金が上がってしまうというケースもあるそうです。植物は、次のお家に一緒に持っていくのかどうか、しっかり検討しておきたいですね。

悩む場合は、「この植物がない場合は、料金はどうなりますか?」と率直に引っ越し業者に聞いてみるのも良いかもしれません。また「どうしても持っていきたいけれど費用がかさむのはイヤ」という場合、近所に引っ越すのであれば、自分で持っていくというのも一つの選択肢だと思います。

6.ダンボールは“中古”にするなど、オプションも状況によって使い分けを

PCを見ながら悩む女性と男性
PIXTA
――段ボールなどの梱包資材の提供や、荷造り・荷ほどき、電化製品の取り外しなどのオプションもついつい頼んでしまいがちですが、判断するポイントはありますか?

丸山:まず段ボールに関しては、新品にこだわらなければ、中古をお願いしたり、自分で用意したりすると安くなる場合もありますので、確認するといいですね。その他のオプションを利用するかどうかについては、節約の観点から言えば「自分でできることは自分でする」のが基本ですが、特に電化製品や大きな家具などの場合は、無理して壊してしまって結局高くついては意味がないので、「お任せできること」と、「自分でもできること」を線引きしておくのが良いと思います。

一方、引っ越しされる方の中には「子どもが小さくて、どうしても引っ越しの手間をかけられない」「体の調子が悪い」といった場合もあると思います。そういうときは、無理せず「おまかせパック」などを利用してみるのも良いのではないでしょうか。

私も子どもが乳児だったときに利用しましたが、荷造りから荷ほどき、収納まですべて完璧で、まるで整理・収納アドバイザーさんがやってくださったかのようでした。料金はその分高くなりますが、どうしても必要な時は無理せず、そういったオプションを選択しても良いと思います。

「退去にかかる費用」の節約のコツ

7.粗大ゴミは、早めに自治体へ連絡

引っ越しトラック
PIXTA
――これまで住んでいた家・部屋を退去するときにもお金がかかりますよね。退去時に気をつけることはありますか?

丸山:粗大ゴミの処分費用を安く抑えたい場合は、自治体の回収センターにお願いするのが一番です。インターネットや電話での予約が必要で、一日に回収できる数が限られていたりするので、早めに予約しておくのをお勧めします。それができずに引っ越しまでに間に合わないと、専門業者や引っ越し業者に処分をお願いすることになり、さらに費用がかさんでしまいます。

もし「間に合わない」という場合は、自治体の回収センターに自分で持ち込めば当日でも受け取ってもらえる可能性がありますので、確認してみましょう。

8.賃貸の場合は、部屋の中を事前にチェック

上を指差す女性と男性
PIXTA
丸山:賃貸の場合だと、退去の際、貸主や委託先が室内をチェックして原状回復の費用を見積もりますよね。入居時に敷金を払っているケースが多いと思いますが、原状回復するための費用やクリーニング代などを差し引いた金額が返ってきますので、立ち合いまでにちょっと壊れたところや電気の球切れもなど自分で修理や交換できそうなところはやっておくとよいでしょう。

参考:原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」

「引っ越し先でかかる費用」の節約のコツ

9.新しく購入するものは、最低限に

――新居ではいろいろと購入する物も多いですよね。ここでの節約のコツを教えてください。

丸山:特に、マンションなどを買った場合、家具や家電を新調したくなりがちですが、最初から気合いを入れて全部買い揃えるより、住んでみたうえで少しずつ買い足していったほうが結果的に無駄がないと思います。

例えば家具を新調するのはリビングなど「目立つところ」だけにして、他の部屋は前に使っていた物で対応し、余裕が出てきたらぼちぼち買い替える。ずっと使っていた物のほうが、使い勝手もいい場合も多いですしね。

また新品でなくても、中古の家具でもいい物もたくさんあります。家電はあまりお勧めしませんが、家具の場合だと、例えば自治体のリサイクルセンターが抽選で中古家具を無料で分けてくれるところもあります。うまく活用すると掘り出し物が見つかるかもしれません。

10.電気の契約を見直すチャンス。ガス・ネット料金もまとめるとさらにお得になることも!

――新居では、電気やガス、水道などの公共料金やインターネットの契約が新たに必要になってくると思いますが、この点で工夫できるポイントはありますか?

丸山:引っ越しを機に、公共料金を見直すのも一つの手です。例えば、電力会社を見直すことで電気代が安くなったり、電気・ガスはもちろん、インターネット料金をまとめるとさらにお得になることも。ただし、マンションなどの場合は、引っ越し先が会社をプロバイダーを指定している場合もあるので、事前に規約をよく確認しつつ、プランを検討してみましょう。

また、特に転勤の多い方は要注意なのですが、契約する会社やプランによっては「2年以上使用しないと違約金が発生する」などの条件があったりするので、その辺りはよく確認したほうがいいですね。でないと、月々の支払は安くても、違約金が高くて、結果として損する場合もありますから。

また、公共料金のほかにも、サプリメントや化粧品などの定期購入、クレジットカードなど年会費がかかるものも含めて、解約が面倒臭くてずっと続けている物もあったりしますよね。引っ越しはそういった物をいったん見直すチャンスでもあります。効果や利用頻度などをこの機会に見直して、出費をスリムにしていきましょう。

今は雑誌や、服、車などさまざまな分野でサブスクリプションやシェアリングといった月額料金でレンタルできるサービスが充実していますので、もともと購入数が多い・使用頻度が高い・維持費が高いといった物については、うまく切り替えると月々の節約にもなってきます。利用度に応じて活用すると良いのではないでしょうか。

おわりに

丸山さんいわく、節約には「情報を集める」「手間をかける」「行動する」の3つの心がけが必要だそう。逆に「わからない」「こわい」「めんどくさい」はNGワード。同じ方法でもより安くする方法はないかを怖がらずに探していけば、意外な節約のチャンスがたくさんありそうです。

プロフィール紹介

丸山晴美さん
丸山晴美(まるやま・はるみ)
節約アドバイザー ファイナンシャルプランナー 消費生活アドバイザー 
22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物取扱主任士(登録)、認定心理士、家庭の省エネエキスパート検定合格、調理師などの資格を持ち、食費や通信費など身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演等で行っている。
2019年7月から「ゆとりうむプロジェクト」理事に就任
主な書著等
近著「得するお金のスゴ技大全」(宝島社)
   「節約家計ノート2020」(東京新聞)11/20発売予定
   「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(幻冬舎)11/27発売予定
   他多数

公式HP 丸山晴美の「らくらく節約生活」

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2019年11月19日

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