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自信を付け一人で生きる力を育む! 親子料理の効果や一緒に楽しむコツとは?【東京ガス都市生活研究所】

親子でキッチンに立つことはありますか? 東京ガス都市生活研究所が親子料理について調査したところ、親子で料理をしたいという回答は母親と子どもで約9割となった一方で、親子料理の実施頻度は母親でも月1日以下が6割以上になりました。親子料理には様々なプラスの効果がありますが、なかなか実践できていないのが実態のよう。調査結果を紐解きながら、親子料理のメリットと取り組み方のコツをご紹介します。

いいこといっぱい! 親子で料理をする5つのメリット

親子料理で実感する良い影響や効果
東京ガス都市生活研究所「親子料理の意識と実態2014」より
※「あてはまる」「ややあてはまる」の合計
[調査②:親子料理をする母親 週1回以上/n=162 月1回以下/n=347]
親子料理を行うことは、どのような影響や効果があるのでしょうか? 親子料理を実施している母親が実感している具体的な効果や影響をきいたところ、日常的に実施している母親の方が、親子料理の様々な効果を実感していることがわかりました。週1日以上日常的に親子料理を実施している母親と月1日以下の母親とで、実感の差が大きい上位5位は以下です。

1.子どもが食に興味を持つ
2.子どもと一緒に料理することが楽しいと感じられる
3.家族が仲良くなる
4.食材や栄養などの知識を教えられる
5.将来子どもが自分で料理することで健康的な生活ができる


一緒に料理をする機会が増えるほど、「食育効果」の他に、「子どもと一緒に料理することが楽しい」「家族が仲良くなる」などの「コミュニケーション効果」、「手伝ってもらえると自分が助かる」などの「自分が助かる効果」といった、様々な良さを実感することができるのですね。

親子で料理をすると「幸福感」を感じられる!

家族の関係や幸福感への意識
東京ガス都市生活研究所「親子料理の意識と実態2014」より
家族の仲の良さや幸福感について料理をする頻度別に尋ねたところ、親子料理をする機会が多い母親ほど「子どもと仲が良いと感じる」「家族と仲が良いと感じる」「家族が幸せであると感じる」と答えた割合が高いことが分かりました。
子どもの料理意向(自分ひとり、親と一緒)
東京ガス都市生活研究所「親子料理の意識と実態2014」より
子どもの側も、親と一緒に料理したいと感じているよう。もともと料理には興味を持っている子どもは多いようですが、約9割の子どもが「親と一緒に料理したい」と答えています。

親子で時間と空間を共有し、ひとつのものを作り上げる――。親子料理は家族の幸福感の象徴でもあり、幸せを実感できる大切な家族コミュニケーションになっていることが伺えます。

年齢が低くてもOK! 5歳までには始めてみよう

子どもと一緒に料理
PIXTA
親子料理は何歳ごろから始めるのが適切なのでしょう? 正解は「何歳からでも」。子どもが興味を示したときが、親子料理のはじめどきといえます。

ちなみに、子どもが料理に興味を持ちはじめた年齢を聞いたところ「5歳」が最多。親子料理を実際に始めた年齢も5歳が最多となりました。
子どもが料理に興味を持ちはじめた年齢・一緒に料理を始めた年齢
東京ガス都市生活研究所「親子料理の意識と実態2014」より
でも、子どもが親と一緒に料理をしたいと思ってくれる時期は、意外にも短いようで・・・。

小学生の子どもに対するアンケートによると、高学年になると親子料理の意向は低くなります。インタビュー調査でも、「低学年の頃は自分からやりたいと言っていたが、いつの間にか言わなくなった」という高学年の子を持つ母親の声もありました。

小さい子どもとの料理は時間も手間もかかりますが、親子で料理を楽しめるわずかな時期を、ともに楽しみたいですね。

子どもが親子料理をしない理由は「親の都合」も大きい!?

子どもが親子料理をしない理由
東京ガス都市生活研究所「親子料理の意識と実態2014」より
子どもの側から見たときに、親子料理をしない理由はどんなものがあるのでしょう。

小学生に聞いてみたところ、実は「親の都合」で親子料理ができていないという素直な声も多く集まりました。

他の遊びをしているほうが楽しいなど、子ども自身が料理に対して興味が低いという場合もありますが、多くは「やりたいのにできない」という回答。

「親から断られる」「親が忙しそうなので言い出しにくい」「自分自身が忙しい」など、やりたいのに機会を逃してしまっていることもわかります。

子どもは親が考えている以上に、親の様子をよく見ています。子どもがキッチンに入るのが日常の中で自然になるよう、親のほうにも配慮が必要なようですね。

【子どもを巻き込むコツ1】まずは「一緒にキッチンに入る」「味見」からスタート

親子料理でしたいこと、していること【母親】
東京ガス都市生活研究所「親子料理の意識と実態2014」より
子どもが小さいうちは、できる作業も限られます。さらに教える手間や準備を考えると・・・。憧れの親子料理、やはりどうにも二の足を踏んでしまいますね。

まずは親子料理を実現するための第1歩として、「料理する姿を見せる」「味見をさせる」ことから始めて子どもの料理への関心を高めることから始めてみるのもよいかもしれません。
子どもに味見をさせる
PIXTA
親子料理で具体的に子どもがどのような料理作業を行っているかを親子料理をする母親に聞いたところ、「味見をする」は全体の5割が行っていました。「子どもに味見をさせる」と答えた母親にその理由を尋ねたところ、最も多いのは「子どもが喜ぶ」だが、子どもとのコミュニケーションや子どもの料理への興味を高めるために味見をさせていることがわかりました。

親子で一緒に料理することは難しい場合でも、「ちょっと味見して~!」と子どもにも役割を与えることで、一緒に料理を作る「チーム」の感覚が生まれますよ。

【子どもを巻き込むコツ2】褒めてやる気をアップ! 一品をひとりで仕上げるのも自信に

料理に関する行動(親子料理頻度別)
東京ガス都市生活研究所「親子料理の意識と実態2014」より
親子料理を日常的に行っている母親は、どのように子どもに働きかけをしているのでしょう。

調査では「料理中に子どもを褒める」「料理中に子どもを怒らない」が上位に。子どもをやる気にさせ、料理の楽しさを共有するために、態度や声がけにも気を付けていることがよくわかりますね。

また、日常的に親子料理をしている家庭は「子どもが一品を通して作れるように教えている」点にも注目。

料理は部分作業だけではありません。仕上がりまでの手順を教えてあげることで「自分で作れた!」という自信が生まれ、さらに料理への意欲が高まっていくのでしょうね。

【子どもを巻き込むコツ3】キッチン空間・作業空間はゆったり広く

親子で料理を作る
PIXTA
日常的に親子料理をしている家庭では、キッチンの空間の使い方も工夫しているようです。
空間に対する意識・状況(親子料理頻度別)
東京ガス都市生活研究所「親子料理の意識と実態2014」より
親子料理の頻度が高い家庭では、まず、子どもの目につくところに料理本が置いてあるようです。

また、キッチンの空間やコンロ、調理スペースに余裕がある傾向があることも分かります。

「キッチン空間が広い」「コンロ周りの空間にゆとりがある」などの他、「子どもが作業できる台がある」などの工夫も見られます。

一方で、親子料理の頻度が少ない人ほど、「コンロ周りの空間が狭いので子どもには危ない」「キッチンで調理スペースの後ろ側が狭くて通りにくい」など、スペースの狭さに不便を感じている様子がうかがえました。

親子料理となると、子どものための作業スペースを確保するなど、下準備が大変というイメージがあります。子どものやる気をすぐに受け止められる空間づくりは、親子料理を日常的に楽しむキーワードになりそうですね。

【子どもを巻き込むコツ4】子ども用の料理グッズをそろえる

子どもが使う料理グッズ(親子料理頻度別)
東京ガス都市生活研究所「親子料理の意識と実態2014」より
子どものやる気をうながすために、グッズを準備しておくことも大切ですね。

日常的に親子料理をしている家庭と、そうでない家庭とで大きな違いが出たのは、「子ども用のエプロンや三角巾」を用意しているかどうか。実際に、「エプロンをつけると子どもの気分が盛り上がる」「子どもが自分で選んだ包丁を使っている」という声がインタビュー調査でもありました。

子ども用の料理グッズをそろえることも、子どもの料理意欲を高める良い方法かもしれません。
料理する子どもたち
PIXTA

【子どもを巻き込むコツ5】子どもが「作ってみたい!」と思えるメニューを選ぶ

子どもとよく作るメニュー
東京ガス都市生活研究所「親子料理の意識と実態2014」より
親子料理を行っている人は、どのようなメニューを作っているのでしょうか?
実際に作っているメニューを聞いてみると、「子どもが好きなメニュー」「子どもに任せる部分があるメニュー」の回答が多くありました。

具体的なメニューとして、「カレー」など子どもが好きで作りやすいメニューのほか、「ハンバーグ」「餃子」など、「混ぜる」「こねる」「成形」といった、子どもに任せる部分のあるメニューがよく作られているようでした。
ミニミニいちごショートケーキ
東京ガス 食情報センター
また、盛り付けの段階で絵を描いたりできるホットケーキなど、遊び要素があるメニューも親子料理では好まれるようです。
以下でご紹介する「ミニミニいちごショートケーキ」では、パンケーキを焼いて、フルーツを切って、重ねるだけ! とっても簡単なのに、小さなお子さんでも簡単に豪華なケーキを作れて、ケーキの基本的な構造が理解できちゃいます。
お菓子やデザート、バレンタインやハロウィン、クリスマスなどの季節のメニューといった、いつもの食事から少し離れた特別なメニューも、「子どもと一緒に作ってみよう」と親の意欲もわきやすいのでおすすめです。


こちらのリンク先には、東京ガス「子ども料理教室」で人気の高かったキッズメニューのレシピがたくさん。作り方&コツも一緒にお読みくださいね。

おわりに

親子で仲良くキッチンに立つ――。「やりたいが、やるための時間的・心理的な余裕がない」という様子がうかがえました。大人の思ったようには動かない子どもをどううまく乗せればいいのか、熱や刃物の危険からどう子どもを守ればいいのか、キッチンをなるべく汚さずに楽しむにはどうしたらいいのか。現実的に考えるほど、二の足を踏んでしまうというジレンマに悩みます。

まずは「一緒にキッチンに立つ」「味見をしてもらう」ことからスタート。日常の中で自然に子どもがキッチンに立つ機会が増えるよう、できそうなことから少しずつ取り入れてみませんか。


参考:東京ガス都市生活研究所「親子料理の意識と実態2014」

2020年02月13日

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