【お酢の活用の前に】お酢の保存場所に最適な場所はどこ?
酢は殺菌効果に優れているため、基本的には腐りにくい調味料。常温保存で問題ありません。日の当たらない冷暗所で、開封後は縦に置きましょう。
腐りにくいとはいうものの、酸化の心配があります。夏など、気温の高い時期は、常温を避けて冷蔵保存する方が鮮度が保てます。野菜室で保存する方も多いそうですよ。
【お酢の活用の前に】開封後の保存期間の目安
賞味期限内であれば、穀物酢や米酢を冷暗所で保管していた場合は、開栓後約半年が目安で、冷蔵庫であれば1年が目安。
また、黒酢やリンゴ酢は、冷暗所で開封後約3ヶ月以内、冷蔵庫で半年以内を目安に使い切るのが良いようです。
【保存の注意点】
ただ長期保存すると、酸化や味の変化、酸味が抜けてしまうことも。なるべく早めに使いきったほうが良いでしょう。
出汁や砂糖など違う成分が多く入っている調理酢などの場合は、傷みやすくなります。賞味期限を厳守しましょう。
酸化や劣化してしまったお酢、どうやって見分けるの?
○白い膜のようなものが浮いている
○酸味が飛んでいる
上記の状態は、料理への使用は避けた方が良いというサインです。
【酸化したお酢の活用法】掃除や防臭に使える!?
酸化する前に使いきってしまうのが得策と言えますが、お酢を大量消費するレシピはそう多くありません。
そんな時は、掃除や防臭に使用してみませんか?
掃除・除菌に向いている酢は?
お酢には、いろいろな種類がありますが、お掃除や除菌に向く酢は、穀物酢やホワイトビネガーなどです。なお、穀物酢よりホワイトビネガーのほうが臭いは気にならないでしょう。
米酢、果実酢、色の付いた酢やお砂糖などの入っている調理酢は、掃除には不向きです。安価な穀物酢が一番使いやすいでしょう。
【酸化したお酢の活用法】酢水スプレーで除菌や水垢に!
○お酢と水を1:2で割った酢水は掃除や除菌に大活躍。
まな板に酢水をスプレーしてから洗うと、まな板の除菌にもなります。
また、シンクなどの水回りをピカピカにしたり、電子レンジや冷蔵庫などの家電の中も掃除、除菌ができますよ。窓ガラスの掃除にも適しています。
重曹と酢を組み合わせて水垢落としに利用する方法もありますよ。
【酸化したお酢の活用法】臭い対策にも使えます
お酢は自然の抗菌剤と言われるくらい、雑菌の増殖を抑える効果があるそうです。どの家庭にもあるお酢で手軽に臭い対策ができたらいいですね。
○おむつゴミの臭い防止に
ゴミ袋の一番下に薄めたお酢を染み込ませたキッチンペーパーをしきます。アンモニア臭はアルカリ性なので、酸性のお酢を使うと防臭効果が期待できます。ペットシートにもいいですね。
○足の臭い対策に
綿にお酢を含ませて、皮膚の表面を濡らした後、乾燥させると、エタノールと同様に殺菌作用があることがわかったそう。足の臭いが減少したら嬉しいですね。
おわりに
お酢の保存方法や使いきりの方法まで、見直す点がたくさんありそう。身近な調味料だからこそ、この機会にぜひ見直してみてくださいね。
参考:ミツカン「Q&A」
参照:福岡県立大学看護学研究紀要「表皮上の細菌数は酢による処置で大幅に減少する(PDF)」
参照:ミツカン「キッチンまわりに使いたい“安心&お手軽抗菌術”」