【電気ケトルの掃除方法の前に】なぜ電気ケトルは汚れるの?
電気ケトルの内側をのぞくと、白い斑点が見えることはありませんか?その斑点は、水に含まれているカルシウムなどのミネラルが固形化したもの。また底につく茶褐色や緑色の汚れは、金属イオンの作用によるものです。
このような汚れが見えたら、電気ケトル内部の掃除が必要なサインです。
【電気ケトルの掃除方法.1】内側はクエン酸でつけ置き
電気ケトルの内側にこびりついた汚れを取るためには、クエン酸が効果的です。
クエン酸を使った電気ケトル内部の掃除方法
- 電気ケトル内に必要な量のクエン酸(0.8リットルの電気ケトルの場合約20g※)を入れる。
- 電気ケトルの満水の目盛りまで水を入れ、お箸などでかき混ぜる。
- 電気ケトルのスイッチを入れて水を沸騰させ、30分放置する。
- フタを外さずに注ぎ口から湯を捨てる。
- 水だけを入れてもう一度沸かす。
- フタを外さずに注ぎ口から湯を捨てる。
- 目盛りより上の部分は、スポンジなどでこすり洗いをする。
- 汚れがまだ気になる場合は、上の1〜7の工程を繰り返す。
- 底面を含め内部を十分乾かす。
掃除をする時は、必ずクエン酸100%のものを使ってください。電気ケトル洗浄用のクエン酸も市販されています(メーカーの専用品ではない市販の洗浄アイテムは、合わないと故障の原因になります。ご注意ください)。
こすり洗いする際は、やわらかいスポンジなどを使用しましょう。金属タワシや爪楊枝など先の尖ったものを使用すると、ケトル内部に傷がつき、変色や故障の原因になります。
※クエン酸の量は電気ケトルの容量に合わせて調整してください。機種によっても異なる場合があるので、取り扱い説明書を見て確認しましょう。
こんな時も掃除が必要です!
- 使い始めや久しぶりに使う際、お湯のニオイが気になった経験はありませんか? そういった時にも、この掃除方法がオススメです。
- 使用頻度にもよりますが、定期的に掃除をすることで、汚れのこびりつきを防ぐことができます。2~3ヶ月に1回を目安に定期的な掃除をするのが良いでしょう。
【電気ケトルの掃除方法.2】フタ・本体の外側・通電台はふきんで!
フタや本体は使用時に必ず触れるので、汚れやすい場所です。電気ケトルを使用する度にお手入れしましょう。
フタ・本体の外側・通電台の掃除方法
- よく絞った「ふきん」で表面を拭き取る。
- 自然乾燥で乾かす。
酸性、アルカリ性洗剤・漂白剤・ベンジン・シンナーは使わないでください。また、早く乾かしたくても、食器洗い乾燥機や食器乾燥機は使用しないでくださいね。
おわりに
電気ケトルはついつい掃除を忘れがちです。しかし使う機会が多ければ多いほど、汚れが蓄積しやすいもの。定期的にお手入れすることで、清潔な状態を保ちましょう。
長期間使わない場合は、ポリ袋などで密封し、虫が入らないようにして保管してくださいね。
取材協力:パナソニック株式会社
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