やっと週の折り返し地点、水曜日です。
家庭料理の定番おかず、豚肉の脂と淡泊な大根の取り合わせがおいしい「豚バラ大根」を主役にした一汁一菜献立です。
時間のかかる煮物は時短料理に不向きでは? と思われるかもしれませんが、切り方を工夫すれば短時間でもしっかり味が染み込んだ煮物ができますよ。今回は週末の下ごしらえで、大根を5㎜厚さのいちょう切りにしました。透き通るまでしっかり炒めてから調味すれば、15分で作ったとは思えないほどの仕上がりです。最後に塩茹でにした大根の葉を散らして完成です。
この時期はスーパーでも葉付き大根をよく見かけますね。淡色野菜である大根の葉は、実は立派な緑黄色野菜です。栄養満点の葉の部分を捨ててはもったいない! 料理の彩りに使ったり、おひたしにしてもいいですし、濃いめの味付けで炒めればご飯に合う副菜ができあがりますよ。
一緒にいただくのは、蓮根とにんじんの味噌汁です。
寒い季節になり、甘味が強くなって栄養価がアップするといわれる冬にんじんと、粘りと甘味が増した冬の蓮根を具材にします。週末の下ごしらえで、ゴマ油でしっかりと炒めて甘味をギュッと凝縮させておきました。そのまま味噌汁の具材にしましょう。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回使用する下ごしらえ食材は「万能ネギを小口切りにしたもの(冷蔵)」、「ダイコンをいちょう切りにしたもの(冷凍)」、「レンコンとニンジンを炒めたもの(冷凍)」、「豚バラ肉(冷凍)」の4つです。
「ダイコンをいちょう切りにしたもの」と「レンコンとニンジンを炒めたもの」は冷凍のまま使います。
「ダイコンをいちょう切りにしたもの」は分量の違う3種類を冷凍保存してありますが、今日は400gのものを使用します。
「豚バラ肉」は使用する日の朝に冷蔵庫へ移しておきましょう。
「豚バラ大根」の材料(4人分)
ダイコンをいちょう切りにしたもの・・・400g分
豚バラ肉・・・全量
ゴマ油・・・適量
[A]
水・・・1と1/2カップ
めんつゆ(3倍濃縮タイプ)・・・大さじ4
砂糖・・・大さじ1
ダイコンの葉・・・適量
塩・・・適量
「蓮根とにんじんの味噌汁」の材料(4人分)
レンコンとニンジンを炒めたもの・・・全量
[A]
水・・・3カップ
顆粒和風だし・・・小さじ1/2~1
味噌・・・約大さじ3
万能ネギを小口切りにしたもの・・・適量
ガスコンロで同時調理に挑戦!
フライパンでは豚バラ大根、片手鍋では味噌汁を作ります。
豚バラ大根は調理時間のほとんどを煮込みの時間に費やします。加熱時間が長いと、ふと時間を忘れてしまいがちですが、そんな時こそコンロの調理タイマーを使いましょう。この機能の嬉しいところは、時間が来たらピピッと音でお知らせしてくれるだけでなく自動で消火してくれるところ。煮込み料理などにおすすめの機能です。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
豚バラ大根を煮込んでいる間に味噌汁を作りましょう。
料理上級者ともなれば、調理手順を頭の中で整理するということを苦もなくできるのでしょうが、なかなかハードルが高いですよね。ウチコト流の一汁一菜献立では、工程表にまとめてあるので、時間配分と手順が一目瞭然です。
調理の流れが頭に入ったら、すべての食材と調味料をキッチンに揃えて料理を開始しましょう。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
ご飯がすすむ冬のごちそう「豚バラ大根」
豚バラ肉と大根を甘辛味に煮込んだ豚バラ大根は、家庭料理の定番おかずですね。煮汁が染みて箸で切れるほどに柔らかくなった大根がこの料理の醍醐味ですが、この料理がたった15分でできあがります。大根を薄切りにしてよく炒めるのがポイント! 短時間でもしっかりと味が染み込んだおいしい煮物ができますよ。
ごま油が決め手!「蓮根とにんじんの味噌汁」
今回は寒くなり甘味を蓄えた冬にんじんと、旬を迎えて粘りと甘味がおいしい蓮根を具材にします。具材をゴマ油で炒めて、コクと香りをプラスして味わい深く仕上げました。このひと手間で、いつもの味噌汁の具材でもガラッと印象が変わりますよ。