食欲の秋という言葉がある通り、秋は気候もよく食べ物をおいしくいただける季節です。秋の味覚と言えばサンマや鮭、きのこ類、野菜はほくほくのイモ類が思い浮かびますね。月曜日はそんな秋の味覚を濃厚に楽しめる一汁一菜献立をご紹介します。
どっしりとしたねっとり感が魅力の里芋は、茹でたり、フライパンで焼くよりも、グリルで焼くと味が凝縮して旨味も強く感じられます。グリルで焼くとホクホク感が際立つので、焼き立てにオリーブ油と岩塩をつけるだけで極上の一品になります。これを時間に余裕のある週末に作っておけば、味が凝縮した旨味いっぱいの里芋を、いつでも手軽に料理に使うことができますね。今日はグリルしておいた里芋を軽くソテーしてからバター醤油を絡めていただきましょう。
一緒にいただくスープには、ほうれん草とベーコン、タマネギを具材にして、溶き卵を流し入れます。
ほうれん草は週末の下ごしらえで塩茹でにしておきました。鮮度のいいうちに加熱しておけば、美味しさを損なわずに保存することができます。こちらも多めに茹でておけば、一品足りない時にゴマ和えやナムル、味噌汁の具材にと使い勝手がストック食材として活用できますね。
今日の献立の材料を確認してみましょう!
今回使用する下ごしらえ食材は「ホウレン草を茹でたもの(冷蔵)」、「サトイモを焼いたもの(冷蔵)」の2つです。
「ホウレン草を茹でたもの」は塩茹でにしたほうれん草を半分に分けて保存しました。どちらかを選んで使いましょう。残った方は火曜日の調理に使います。
「サトイモを焼いたもの」はグリルした里芋を6個と3個に分けて保存しました。今日使うのは6個入りの方です。間違えないように選んでくださいね。
「里芋と秋鮭のバターソテー」の材料(4人分)
生鮭・・・4切れ(1切れ約80g)
塩、コショウ・・・各適量
小麦粉・・・適量
マイタケ・・・100g
サトイモを焼いたもの・・・6コ分
ニンニク(みじん切り)・・・1片分
バター・・・20g
醤油・・・小さじ2
パセリ(ドライ)・・・適量
「ほうれん草のふわたまスープ」の材料(4人分)
ホウレン草を茹でたもの・・・100g分
タマネギ・・・1/2コ
ベーコン・・・3枚
[A]
水・・・3カップ
コンソメスープの素・・・1コ
塩、コショウ・・・各適量
卵・・・1コ
ガスコンロで同時調理に挑戦!
フライパンでは里芋と秋鮭のバターソテーを、片手鍋ではスープを作ります。
鮭はグリルで焼くことが多いですが、今日はフライパンで調理します。魚は弱火では焼き時間が長くなり、焼いている間に水分が飛んで身がパサついてしまいがちです。また、強火では生焼けの心配があります。火加減は強中火が理想。ガスコンロの温度調節機能を180℃に設定すれば強中火を保ってくれるのでおいしく焼き上げることができますよ。
工程表を確認しながら作ってみましょう!
今日の工程表はバターソテーをお皿に盛り付けたタイミングで、スープの仕上げができるように計算してあります。アツアツの料理が食卓に並べば、一番美味しい時に家族に食べてもらうことができますね。家族の笑顔のために、工程表にはしっかりと目を通しておきましょう。
また、すべての食材をキッチンの手に届く場所に揃えておけば、手早く調理が進みますよ。
はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!
もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。
ボリューム満点「里芋と秋鮭のバターソテー」
秋鮭と里芋、マイタケ。秋の味覚をソテーしてからバター醤油を絡めます。里芋はグリルすることで程よく水分が抜けてホクホク食感が引き立ちます。コクのあるバターと焦がし醤油の風味に、食欲そそるにんにくの香りもプラスすれば、ご飯が進む鉄板の組み合わせですね。お皿に盛りつけたらパセリを振って食卓に並べましょう。
定番を美味しく「ほうれん草のふわたまスープ」
ほうれん草と溶き卵を定番の組み合わせで作る洋風スープです。コンソメスープをベースにして、ベーコンの旨味とコク、タマネギの甘味をプラスします。最後に彩りと食感のいい溶き卵を流し入れましょう。キメの細かい溶き卵を作るには、スープをしっかり沸騰させてから、溶き卵を箸に伝わせて少しずつ回し入れましょう。