【秋の一汁一菜献立レシピ(10)】木曜日「りんごの豚バラ巻き 他」

木曜日は、一足先に週末気分を味わえるご馳走風なのに手軽にできる洋風一汁一菜献立をご紹介します。

メインはりんごの酸味と豚肉の旨味がおいしい、りんごの豚バラ巻きです。週末の下ごしらえで下味を付けて冷凍しておいた豚肉に、やはり冷凍しておいたりんごを巻いてソテーします。ハチミツ醤油の甘辛ソースがとても良く合いますよ。

果物の中では比較的長持ちするりんごですが、日が経つにつれ、どうしても鮮度は損なわれてしまいます。使い切れない時はカットしてから冷凍するのも一つの手です。りんごは皮を剥くと、どんどん酸化して黒ずんでしまいますので手早く作業しましょう。冷凍りんごはスムージーの材料としても定番です。食べやすくカットされているのでお子さんのおやつにも重宝しますね。

付け合わせのブロッコリーは週末の下ごしらえで茹でて冷凍したものを使用します。豚バラ巻きを焼いているフライパンに冷凍のまま並べて、解凍しながら加熱しましょう。

合わせるのは、旬の甘味が凝縮した優しい味わいのさつまいのミルクスープです。
主役のさつまいもはグリルで蒸し焼きにしておきました。オーブンや電子レンジなど、さまざまな熱源で加熱する方法がありますが、グリルで調理すれば、石焼きいもに近い、ギュッと甘味と旨味が凝縮した味わいに仕上げることができます。

今回使用する下ごしらえ食材は「リンゴをカットしたもの(冷凍)」、「ブロッコリーを茹でたもの(冷凍)」、「サツマイモをつぶしたもの(冷凍)」、「豚バラ肉に下味をつけたもの(冷凍)」の4つです。

「リンゴをカットしたもの」と「ブロッコリーを茹でたもの」は冷凍のまま使用します。
「サツマイモをつぶしたもの」と「豚バラ肉に下味をつけたもの」は使用する日の朝に冷蔵庫へ移しておきます。

リンゴをカットしたもの･･･全量
豚バラ肉に下味をつけたもの･･･全量
片栗粉･･･適量
ブロッコリーを茹でたもの･･･100g分
サラダ油･･･適量

[A]
　白ワイン･･･1/4カップ
　ハチミツ･･･大さじ1と1/2
　醤油･･･大さじ1

サニーレタス･･･適量

サツマイモをつぶしたもの･･･全量
タマネギ･･･1/4コ
バター･･･10g

[A]
　牛乳･･･1と1/2カップ
　水･･･1カップ
　コンソメスープの素(固形)･･･1コ

塩、コショウ･･･各適量
水溶き片栗粉･･･適量
パセリ(ドライ)･･適量

フライパンでは豚バラ巻き、片手鍋ではスープを作ります。

脂の多い豚バラ肉の調理では、フライパン周りの油ハネが気になるものです。キッチンの油汚れは放っておくと、どんどん落としにくくなります。最近のガスコンロのゴトクは簡単に取り外せるシンプルな形状に進化しています。後片付けの際はコンロの上が冷めているのを確認してから、ゴトクを持ち上げてサッと拭き上げておきましょう。ガスコンロがきれいなら益々料理が楽しくなりますね。

今日はメインとスープを交互に調理するシンプルな工程です。
けれど、メイン料理の豚肉と付け合わせのブロッコリーを焼くタイミングを間違えると15分では作れません。工程表のチェックは必ずしてくださいね。

すべての食材と調理器具はキッチンの手に届く場所に揃えておきましょう。それが時短調理の近道になります。

はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!

もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。

りんごを豚バラ肉で巻いて甘辛いソースを絡めていただきます。ご馳走風なのに簡単な洋風おかずになりました。意外な組み合わせですが、りんごの酸味と豚肉の旨味が相性ぴったりです。ソースはハチミツと醤油に白ワインの風味をプラスして、和洋折衷で誰でも食べやすく。冷めてもおいしいのでお弁当のおかずにも重宝します。

さつまいもの甘味たっぷり! 優しい味わいのミルクスープです。さつまいもはアルミホイルで包んでからグリルで蒸し焼きにしましょう。凝縮した旨味と甘味を楽しめますよ。最後に塩で調味すれば、ほのかな塩味が更に甘みを引き立ててくれます。水溶き片栗粉でとろみを付けてトロッと口当たりのいい濃厚なスープに仕立てました。