【秋の一汁一菜献立レシピ(11)】火曜日「さつまいもと豚バラ肉の甘辛炒め 他」

火曜日はほっくり、シャキシャキ、素材の食感が引き立つ一汁一菜献立を作りました。

秋の味覚さつまいもといえば、焼き芋やスイートポテト、大学芋などのおやつのイメージが強いですね。反対に、ご飯のおかずには天ぷら･･･と、思い浮かぶレシピが少なくてちょっとマンネリしがちかもしれません。けれど今日は、この優しい甘さがご飯がすすむおかずに変身します。甘辛く炒めれば、豚肉とも相性抜群です。

主役のさつまいもは週末の下ごしらえでグリルで焼いておきました。
茹でると身に水分が入るので全体に水っぽい印象に仕上がりますが、高火力のグリルなら水分を程良く飛ばしてくれるので旨味が凝縮します。皮付きのまま焼けば、皮近くの一番おいしくて栄養分のつまった部分ごといただけますね。

合わせるのは小松菜とベーコンの簡単豆乳スープです。
青菜類をスープの具材にする時は茹ですぎに注意です。煮込み過ぎるとせっかくのシャキシャキ食感が損なわれてしまいます。そんな時は事前に塩茹でしたものを、後入れすれば好みの食感を楽しめます。乾燥しやすい青菜は長く冷蔵庫には入れておけません。たくさん買ってきたら、その日のうちに茹でておきましょう。ゴマ和えや料理の差し色に活躍しますよ。

今回使用する下ごしらえ食材は「小松菜を茹でたもの(冷蔵)」、「サツマイモを焼いたもの(冷蔵)」の2つです。どちらも冷蔵食材です。解凍の必要はないので調理を始める前に冷蔵庫から取り出しましょう。

「小松菜を茹でたもの」は週末に塩茹でしたものを2つに分けておきました。火曜日分は冷蔵庫、木曜日分は冷凍庫に保存してあります。今日は冷蔵保存している方を使用しますので間違えないようにしましょう。

豚バラ肉(薄切り)･･･300g
塩、コショウ･･･各適量
サツマイモを焼いたもの･･･全量
レンコン･･･100g
万能ネギ･･･1/2束
ショウガ(みじん切り)･･･1片分
サラダ油･･･適量

[A]
　酒･･･大さじ3
　砂糖･･･大さじ1
　醤油･･･大さじ1と1/2
　みりん･･･大さじ1/2

小松菜を茹でたもの･･･1/2束分
タマネギ･･･1/2コ
ベーコン(塊)･･･100g

[A]
　水･･･2と1/2カップ
　鶏ガラスープの素･･･小さじ1/2

調製豆乳･･･1カップ
塩、コショウ･･･各適量

フライパンでは甘辛炒めを、片手鍋ではスープを作ります。

炒め物は「強火で手早く」が鉄則。だから、なるべくフライパンから目を離さずに調理をしたいもの。なので、スープはコンロ調理タイマーを活用して煮込みをお任せしてしまいましょう。この機能を使えば設定した時間になるとピピっとお知らせしてくれる上に自動で消火までしてくれます。短い時間でもタイマーを設定しておけば消し忘れの心配がなくなります。これなら安心して炒め物の調理に集中できますね。

炒め物が一番おいしいのはお皿に盛ったその瞬間。家族にできたてを食べてもらいたいですね。工程表の通りに手順を踏めば、炒め物とスープがほぼ同時に仕上がります。これなら、おいしいタイミングを逃しませんね。

また、すべての食材をキッチンの手に届く場所に揃えておけば更に手早く調理が進みますよ。

はい、これで一汁一菜献立の完成です!
週末に下ごしらえしているので、短時間で料理ができあがります。
あとは、食卓へ運んでアツアツを召し上がれ!

もっと詳しいレシピを確認したい方は、以下のページを参考にしてくださいね。

さつまいもと豚バラ肉が相性ぴったり! グリルで焼いて甘味をギュッと凝縮させたさつまいもと、シャキシャキとした歯ごたえのレンコン、豚バラ肉のジューシーな旨味が加わり、栄養バランスも食感もいい一品になりました。醤油、砂糖、みりんで甘辛く調味すればご飯がすすみます。

小松菜とベーコン、タマネギの旨味が溶け出した簡単豆乳スープです。牛乳に比べてあっさりとした豆乳を使えば、まろやかだけれど軽やかな味わいを楽しむことができます。今日はあえて調整豆乳を使用しました。少々クセのある豆乳を飲みやすく調味してくれているので、独特のニオイが苦手な方でもすんなりといただくことができます。