玄関の石畳を掃除するには
キレイに磨いた石畳は美しいもの。玄関の石畳は常にピカピカにしておきたい、そんな方も多いのでは?
毎日使う玄関は、砂やホコリなどの汚れがたまりやすい場所。一日中履いた靴を置くスペースでもあるので、いやな臭いの原因にもなりかねません。
そこで、玄関の石畳を簡単に掃除する方法を以下の順にご紹介します。
1. 準備
2. 雑巾を使用する方法
3. デッキブラシを使用する方法
4. メラミンスポンジを使用する方法
5. ガンコな汚れに対する掃除の方法
【玄関の石畳を掃除する前に】まずは素材を確認!
一般的な玄関の床タイルと天然石では、お手入れ方法が異なります。誤った掃除方法は材質を傷める原因となってしまうので、必ず素材を確認してから掃除を行うようにしましょう。
天然石の場合、石の種類によってお手入れ方法が異なります。
まずは、一般的な床タイルの掃除方法を紹介していきますね。
【玄関の石畳が床タイルの時の掃除方法】事前準備
何かと物が多い玄関。物を動かしながら掃除するのは手間ですよね。きれいに掃除するためには、まず片付けから始めましょう。
靴は全て下駄箱に片付け、傘や傘立ても別の場所に移動します。物を移動したら、次はホコリや砂をほうきで掃きます。この時、ホコリや砂を取り除いておかないと、水を使って掃除した時に泥汚れになってしまうことも。石畳の目地に泥が入り込むと取るのが難しくなるので、念入りに掃除しましょう。
ホコリや砂を掃除する時、掃除機を使う方法もオススメです。掃除機の吸い取り口に厚めの紙を巻いて簡易的な「使い捨てノズル」をつけると、吸い口が汚れず片付けも楽なので一石二鳥ですよ。
【玄関の石畳が床タイルの時の掃除方法】雑巾で拭く
玄関の石畳が比較的凹凸のないタイルなら、拭き掃除がオススメです。水で濡らした雑巾を硬く絞って、石畳を拭きましょう。この時、雑巾は清潔なものを使ってください。雑巾が汚れていると、雑巾そのものの臭いが玄関に残ってしまう可能性があります。
拭き掃除は簡単にできる方法で、こまめに行えば常にきれいな状態を保つことができますよ。
【玄関の石畳が床タイルの時の掃除方法】デッキブラシ
雑巾が引っかかるような材質の時は、デッキブラシがオススメです。
まず、水をかけてデッキブラシでこすりながら、汚れを落としていきます。この時、バケツに汲んだ水を少しずつ流すようにしましょう。一気に水を流してしまうと思わぬ方向に水が流れ、廊下や靴箱が濡れてしまうこともあるので注意してください。
ブラシでこすり終えたら、再度キレイな水で石畳部分を洗い流します。ちなみに、水で洗い流さず放置すると、浮き上がった汚れが水の蒸発と共に再び石畳に付着してしまうことも。最後にキレイな水で流すのを、忘れないようにしましょう。
水を流したら自然乾燥させるか、雑巾などで水分を拭き取ります。濡れた状態のままだと、人の出入りによってホコリや砂が付着して再び汚れてしまうことも。掃除が終わったら、いったん水分を拭き取っておくと安心です。
【玄関の石畳が床タイルの時の掃除方法】メラミンスポンジ
雑巾やデッキブラシでも落ちにくい頑固な汚れには、メラミンスポンジがオススメです。
湿らせたメラミンスポンジで石畳の気になる汚れをこすります。ぽろぽろと出てくるカスは、ほうきで掃き出したり、掃除機で吸い取りましょう。
終わったら汚れた水をきれいに拭き取り、自然乾燥させるか、布で水分を取りのぞいたら完了です。
凹凸のあるタイプの石畳は、この方法がオススメです。ただし、広い玄関の場合には、小さいスポンジで一つ一つのタイルをこするのは大変なもの。デッキブラシで全体を掃除し、取りきれない汚れをメラミンスポンジで磨き上げるなど、工夫してみてくださいね。
【玄関の石畳が床タイルの時の掃除方法】頑固な汚れには洗剤を使用する
水で落ちないガンコな汚れは、どのように対処すればよいのでしょうか? そんな時は「洗剤」を使用しましょう。
中性洗剤を水で薄めたものを用意し、ここまで紹介した方法を試してみてください。この時、洗剤液が、玄関に置いている植木鉢等植物に流れないように注意してくださいね。
お手入れの注意点
ここまでご紹介したお手入れ方法は、大理石や御影石などの天然石の素材には適していないそう。天然石をご利用の場合には、購入時の家のお手入れマニュアルを見たり、建築を担当したハウスメーカーや管理業者にお手入れ方法を問合せましょう。
また、天然石でない場合でも、特殊な床材の場合には、水や洗剤を使えないケースがあったり、ブラシやメラミンスポンジが適していない場合もあるので、ご注意ください。
【玄関の石畳が天然石の時の掃除方法】水でのお手入れは厳禁!?
天然石はデリケートな素材なので、お手入れには注意が必要です。特に、大理石や御影石などの微細な空孔を持つ石は、その細孔から水や汚れが入り込むとシミになってしまう可能性があります。
シミやこびりついた汚れがある場合には、自分でお手入れするより、石材クリーニングの専門業者に頼むのが良いでしょう。以下に普段のお手入れをご紹介します。
・ホコリや砂は、使い捨てのクロスなどで取り除きます。
・雑巾やモップを使ってこまめに空拭きをし、汚れをこびりつかないようにするのがポイントです。
日頃から玄関の石畳に汚れをためないためには
しつこい汚れになってしまう前に、日頃からのこまめに玄関の掃除をしておきましょう。
小さめのほうきを取り出しやすい場所に置いて、砂やホコリが多いなと気がついた時にサッとひと掃き。これだけでも、汚れのたまり方は違ってきます。
また、お子さんがいらっしゃる場合なら、玄関の掃除は当番制にしても良いかもしれません。掃き掃除だけならば範囲も狭く、道具もほうきだけなので、意外と簡単に引き受けてくれるかもしれません。
子どもが自分たちで掃除することで、靴についた汚れに意識を持ち、泥や砂の汚れがひどい時は玄関に入る前に少し落とす、など自発的に協力してくれるようになると良いですね。
おわりに
何かと汚れがちな玄関は、日頃から汚れをため込まないのも大切です。キレイな玄関でお出かけ、お出迎えができたら気持ち良いですね。ぜひ、参考にしてみてください!