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ガスコンロの種類を知って、自宅にぴったりのものを選ぼう

ガスコンロの種類を知って、自宅にぴったりのものを選ぼう

「自宅のガスコンロを新しいものに買い替えたい」「キッチンをリフォームするのでガスコンロも最新のものにしたい」など、ガスコンロを購入することになったとき、ガスコンロの種類や選ぶポイントが分からず困ってしまうことも。さまざまなガス機器をご案内している東京ガス横浜ショールームのアドバイザー・菊田夕記子さんに、ガスコンロの種類や選び方を教えていただきました。

最終更新日:2024.2.16

目 次

自宅で使えるガスコンロの種類を知っておこう

ガスコンロ

PIXTA

ガスコンロ選びは、使用するガスの種類や設置タイプ、スペースなどの条件を考慮する必要があります。そのため、気に入ったものがあっても自宅で使えるとは限りません。引越しや買い替え、キッチンリフォームの際には、ご自宅のガスの種類(都市ガスまたはLPガス)、現在使用しているコンロのタイプ(ビルトインコンロまたはガステーブルコンロ)など、事前に調べておくとよいでしょう。

【ガスコンロ】ガスの種類によるタイプの違い

ガスの種類は、都市ガスとLPガス(プロパンガス)、大きく二つに分類されます。
ガスコンロは、ご自宅で使用するガスの種類に合わせて選ぶ必要があります。ガスの種類に適合しないコンロを使用することは、危険なので絶対にやめましょう。

適合するガス種と供給されているガスの種類の見分け方

ガスコンロには、適合するガスの種類が表示されたラベルが貼られています。お使いのガスの種類と合っているか必ず確認しましょう。
ご自宅で使っているガスの種類は、検針票(ご使用量のお知らせ)や領収書で確認できます。
ガスは、「都市ガス」7グループ13種類、および「LPガス」に分類され、東京ガスネットワークでは「13A」という種類の都市ガスをお届けしています。
その他のガス会社をご利用の場合、領収書などに「都市」「都市ガス」と記載されていれば都市ガス、「LP」と記載されていればLPガスです。

【ガスコンロ】設置スタイルによるタイプの違い

ガスコンロ

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ガスコンロのタイプには、ガステーブルコンロ(据え置きタイプ)、ビルトインコンロがあります。

家庭用キッチン設備で一般的な「ガステーブルコンロ」(据え置きタイプ)と「ビルトインコンロ」について、東京ガス横浜ショールームのアドバイザー・菊田夕記子さんにご説明いただきました。

ガステーブルコンロ(据え置き)

ガステーブルコンロ

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「ガステーブルコンロ」と呼ばれる据え置きタイプは、コンロとガス栓をガスソフトコード(ゴム管)に接続して使います。設置や取り外しが容易なことが特長で、賃貸住宅ではガステーブルコンロ(据え置きタイプ)が採用されていることが多いです。

「ガステーブルコンロの良いところは、設置する場所にガス栓があれば、コンロ台に置くだけの手軽さで、特別な工事が必要ないことです」(菊田さん)

ビルトインコンロ

ビルトインコンロ

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ビルトインコンロは、一般的にシステムキッチンに埋め込む一体型です。自分で設置することはできず、必ず専門業者による工事が必要です。

「ビルトインコンロは機種が豊富で、機能性やデザインに優れているのが特長で、お料理を楽しく簡単にお作りいただけます。ご自宅のキッチンに合わせたデザインを選ぶことで、統一感のある空間に仕上げることができます」(菊田さん)

ガスコンロは交換できる!?

「埋め込まれているから、ビルトインタイプの交換はできないのでは?」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、専門業者に依頼すれば簡単に交換することができます。

また、ガステーブルコンロからビルトインコンロへの変更など、現状と異なるタイプのコンロに変更することは条件が合えば可能です。キッチン全体のリフォームなどを考えている場合には、あわせて検討してみるのもいいですね。

ガスコンロを選ぶときのポイント

自宅で使えるガスの種類やコンロのタイプが把握できたら、ガスコンロを選びましょう。ライフスタイルに合った使いやすいガスコンロを選ぶためには、以下のポイントをそれぞれ確認することが重要です。

設置サイズとバーナーの数

ガスコンロ

uchicoto

お取り換えの場合、基本的には現在お使いのシステムキッチンはそのままで、新しいビルトインコンロに交換することは可能です。新築やリフォームの場合は、ハウスメーカーや工務店などに設置サイズなどについてご相談ください。ビルトインコンロの上のバーナーの口数は3口と2口があり、ライフスタイルや使い勝手にあわせて選ぶことができます。

なお、ビルトインコンロの場合、トッププレートの横幅が「60cm」のものと「75cm」のものの2種類があります。こちらもお使いのシステムキッチンはそのままで、トッププレートのサイズが大きいコンロに取り替えることができます。
「お鍋をゆったり置きたい」「調理スペースを確保したい」などの理想に合わせて選べるのは嬉しいポイントですね。
ガステーブルコンロの場合は、「標準サイズ(約59cm)」「コンパクトサイズ(約56cm幅)」の2種類があります。こちらもご自宅のキッチンのスペースによって選ぶことができます。

メインバーナーの位置

ガステーブルコンロの場合は、高火力バーナーの位置は左右どちらかに配置されているので、高火力バーナーが壁側にならないタイプがおすすめです。

トッププレートの材質

トッププレートは、面積が広いのでキッチン全体の印象に影響を与えるパーツです。
一般的に使われている材質は、ガラス、ホーロー、ステンレス、アルミなどです。
各材質の特徴を順に説明します。

・ガラス

ガスコンロ

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ガラスのトッププレートは、美しさや掃除のしやすさからビルトインコンロの多くの機種に採用されています。

「同グレードのコンロで比較した場合、ガラスのトッププレートの方が価格は少し高価な印象です。見た目も艶やか。清掃性も優れています。耐熱や衝撃にも優れている強化ガラスですので、安心してお使いいただけます」(菊田さん)

・ホーロー

ガスコンロ

uchicoto

ホーローは、ガステーブルコンロ・ビルトインコンロ双方に採用されています。ガラストップと比較して機種が少なく、色のバリエーションも限定されています。

・ステンレス

ガスコンロ

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ステンレスは機種が限定されておりますが、スタイリッシュな外観が人気です。

・アルミ

ガスコンロ

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アルミは機種が限定されています。とても放熱性に優れている材質ですので、トッププレートが高温になりづらいという特長があります。

五徳の形や材質

ステンレス製の五徳

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五徳の素材には、ホーローとステンレスがあります。

「ステンレスは特性上、炎が当たることで色味が変わります。これは材質のもつ味わいの一つですが、メーカー推奨のステンレスクリーナーを使うときれいになりますのでお試しください」(菊田さん)

色味が気になる方は、ステンレス製ではなく、ホーロー製の五徳を選ぶ方がよいかもしれません。

ホーロー製の五徳

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機種によっては、通常より左右に大きく足が広がった五徳もあります。菊田さんは「口径の大きなフライパンや鍋でも、より安定してお使いいただけます」と説明します。

全面五徳

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上の写真のような全面五徳はフラットのため鍋などをずらしやすく、仮置きもできるといった便利な面があります。

汁受け皿の有無

五徳

PIXTA

現在のガスコンロの多くは、汁受け皿がありません。

「吹きこぼれや煮こぼれなど、汁が器具内部に侵入するのを防ぐ構造となっているため、現在は汁受け皿が付いているガスコンロは少なくなっています」(菊田さん)

また、汁受け皿がなくなったことでトッププレートがフラットになり、バーナーまわりを含む掃除が格段にしやすくなった点もポイントです。

グリルの特徴

グリル

PIXTA

両面焼きグリル/片面焼きグリル

多くの機種で採用されているのは「両面焼きグリル」です。

「片面焼きの場合は焼き加減を見ながら食材を裏返す必要がありましたが、両面焼きはそんな手間がいりませんし、裏返すときに食材を崩してしまう心配もありません。さらに、片面焼きよりも短時間で焼き上がりますので、お魚やお肉、お野菜など食材のうま味を逃がすことなく仕上げることができます」(菊田さん)

最近では、グリルに専用のプレートや専用の調理器具が付属し、煮物や蒸し物、炊飯、さらにはピザやクッキーも焼くことができるなど、グリルは格段に進化しています。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

水なしグリル/水ありグリル

以前のグリルは、食材を焼いたときに発生する油分に引火して炎が上がることを防止するために、水を張って使うタイプがほとんどでした。

ですが、菊田さんによると「現在はグリルの構造上、受け皿が熱くなりづらく、油が落ちても燃えにくくなっているため、お水を入れる必要がなくなりました」とのこと。最近のガスコンロは、グリルのあるものは全て「水なしグリル」となっています。

便利機能の種類

ガスコンロ

uchicoto

現在のガスコンロには、まるでかまどで炊いたようなふっくらつやつやのご飯がボタン一つで炊き上がる自動炊飯機能や、お湯が沸いたら自動消火する湯沸かし機能、油などの温度を一定に保つ温度調節機能、設定した時間で自動消火するタイマー機能などが標準装備されています。その他、さまざまな安全で便利な機能が搭載しているものもあります。自分に必要な機能を備えたガスコンロを選ぶことで、お料理の良きアシスタントになりますね。

安全に関する機能も充実

ガスコンロ

uchicoto

ほとんどの機種に、不用意な誤作動を防ぎ操作ボタンをロックする機能が装備されています。また、上位機種の中には電源ボタンがあり、電源を入れないと操作ができないようになっている製品もあります。

ガスオーブンを設置したい場合は?

ビルトインコンロの下にガスオーブンを設置したい場合は、オーブンと同じメーカーのガスコンロを選ぶ必要があります。異なるメーカーのものは設置ができないので注意しましょう。キッチンによってはガスオーブンの導入ができない場合もあるため、詳しくはハウスメーカーや工務店などに相談するのがよいでしょう。

ガスコンロはどこで買うのがおすすめ?

東京ガスショールーム

uchicoto

キッチンの要ともいえるガスコンロは、価格だけで選ぶのは得策でないこともあります。設置に関わる説明やサービス、アフターフォローの内容も含めて購入先を決めましょう。

購入時の注意点

オンラインショップは、自宅でゆっくり仕様なども比べながら選べるのがメリットです。しかし、ショップによっては、自分で工事業者を手配する場合があります。ガステーブルコンロを購入する場合は工事不要ですが、ビルトイコンロは専門業者の工事が必要です。オンラインショップで購入する際は、内容をきちんと確認することが必要です。

一方、ショールームなどの実店舗では、実際に機器を見たり触れたりできることが最大のメリットです。点火するときの感覚や、トッププレートの質感などがよく分かるので、自宅で使用しているイメージが湧いて選びやすくなります。コンロ購入時の工事業者の手配も店舗主導で行ってもらえますので、とても安心です。

東京ガス横浜ショールームでは、リンナイ・ノーリツ・パロマのガスコンロをご覧いただけます。事前予約により、スタッフがお客さまのご要望をしっかりとお伺いし、理想のガスコンロ選びをサポートいたします。

ガス機器の新設・取り換えなどは東京ガスライフバル・エネスタにお任せください。確かな技術を備えたスタッフが工事を行うので安心です。

ガスコンロを長く使うためには?

せっかく購入したガスコンロ。長く使うためには「こまめなお掃除」が大切です。汚れを放置したままにすると固く変化し落としにくくなってしまい、バーナーキャップ部分の目詰まりの原因になって点火不良を起こすことも。

「お手入れをしているけれど調子が悪いな・・・」と思ったら、すぐにプロに相談しましょう。

お使いのガス機器が不調なときは、東京ガスにご相談ください!

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おわりに

ガスコンロの種類について、東京ガス横浜ショールームでアドバイザーを務める菊田夕記子さんにご紹介いただきました。ガスコンロを購入する際には、使用するガスの種類や設置スタイルを確認するとともに、トッププレートの材質、各種機能、安全性などにも注目しましょう。毎日使うガスコンロだからこそ、自分のライフスタイルにあったものを選べば、お料理をさらに楽しく簡単に作ることができる心強いパートナーになります。
自分に最適なガスコンロの種類を知るためには、店舗やショールームで見てみるのがおすすめです。コンロ選びには、ぜひプロのアドバイスを活用してください。

  • この記事取材先紹介

    菊田 夕記子

    東京ガス横浜ショールーム アドバイザー

    菊田 夕記子

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公開日:2024.2.16

最終更新日:2024.2.16

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