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チャーハンとピラフの違い

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チャーハンとピラフの違いは、「調理方法」にあります。
チャーハンは「炊いたご飯を具材と『炒めて』作る“中華料理”」
ピラフは「生米と具材を炒めてからスープで『炊く』“中東料理”」
炊いたご飯を炒めるか、炒めてからスープで炊くかに大きな違いがありますね。
チャーハンとピラフの起源

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チャーハンとピラフの起源は、インドの「プラーカ」という料理と言われています。「プラーカ」は、鶏肉や豚肉を煮込んだ煮汁で米を炊き、炊きあがった米と肉を炒めた料理と言われています。
「プラーカ」が西に伝わり、中東のトルコで「pilav(プラウ)」に。そこからさらに西に伝わり、フランスで「pilaf(ピラフ)」と呼ばれるようになったそう。
一方、東に伝わった「プラーカ」は中華料理の「炒飯(チャーハン)」になり、それが日本伝わり「焼き飯」になったと言われています。
世界のチャーハンとピラフ
こうしてインドを起源に変化した「プラーカ」は、この他にも世界中で様々な料理に変化しています。

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フランスへ渡った「ピラフ」は、南ヨーロッパへ南下し、スペインで「パエリャ」、イタリアで「リゾット」が生まれました。「パエリャ」は海を渡り、アメリカで「ジャンバラヤ」に変化したと言われています。

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東南アジアのインドネシアやマレーシアで食されている「ナシゴレン」も、「プラーカ」からの変化形と言われているそうです。
おわりに
起源は同じ料理ですが、伝わった地域によって別の料理に変わるなんて、おもしろいですね。
チャーハンのレシピもご紹介しますので、作ってみてくださいね。
簡単で美味しい! チャーハンレシピ
この記事の監修
もっと見る和文化研究家
三浦康子
古を紐解きながら、季節の行事や生活の知恵など、今の暮らしを楽しむ方法をメディアにて提案。著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)、『粋なおとなの花鳥風月』(中経出版)、監修書『季節を愉しむ366日』(朝日新聞出版)、『おうち歳時記』(朝日新聞出版)ほか多数
三浦康子 和文化研究家
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公開日:2017.3.2
最終更新日:2023.5.30
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