エアコンの室外機から異音がする時の原因とその対処法とは?
エアコン室外機から異音が出る原因は設置方法が悪かったり、部品が汚れていたり、故障していることが考えられます。エアコン室外機から異音がすると、マンションやアパートなどでは、ご近所トラブルに発展してしまうことも考えられるので、異音が出た時は放っておかず、原因を把握してしっかり対処しましょう。以下で、異音の原因と対処法をご紹介します。
エアコン室外機の設置方法が悪い
「ガタガタ」という異音がする場合は、設置方法を見直してみましょう。エアコン室外機が地面にしっかり固定されていないと、足場が不安定になり、運転時の振動で壁や床に当たって音を立てている可能性があります。まずはエアコン室外機が安定した場所に置かれているかを確認し、不安定な場合は土台をしっかりと固定してください。また、壁との距離が近すぎても異音の原因になるので、正しい設置状態になっているか確認しましょう。
※据付工事は専門の技術が必要なため、販売店に相談してください。
エアコン室外機の部品が汚れている
「カサカサ」という異音がしたり、エアコンの効きが悪くなったりした場合は、エアコン室外機の汚れが原因かもしれません。エアコン室外機は屋外に置かれるため、砂やホコリ、枯れ葉などが詰まったり、雨風にさらされて汚れがたまったりしてしまいます。この詰まったゴミや汚れがフィンに当たることで、エアコン室外機からうるさい異音が生じてしまいます。
また、エアコン室外機の裏側にあるフィルターは、部品の中でも特に汚れやすい部品です。フィルターが砂やホコリで目詰まりを起こすと、異音が出てうるさいだけでなく、空気がうまく循環されずエアコンの効きが悪くなってしまうことがあります。室内のエアコンと一緒に室外機も定期的に掃除して、汚れを取り除いておきましょう。
エアコン室外機が故障している
エアコンの平均寿命は約10年といわれています。10年近く使っている場合は、エアコン自体の買い替えを検討したほうがいいかもしれません。エアコン室外機は、モーターやファン、フィルターなど、さまざまな部品で構成されています。これらの部品のどれか一つでも故障していると、運転時に大きな騒音を出してしまうことがあるようです。
エアコン室外機の置き方や汚れに問題がない場合は、部品の一部が壊れているか、エアコン自体が寿命を迎えている可能性があります。エアコンの使用状況も踏まえて、修理に出すか買い替えを検討してみましょう。
エアコン室外機の不具合を防ぐポイントは定期的な掃除! そのメリットとは?
普段あまり意識することのないエアコン室外機ですが、エアコンを運転する上で大きな役割を果たしています。室外機は室内機(エアコン)とパイプでつながっており、パイプの中の冷媒(ガス)を循環させることで、室内機(エアコン)に冷たい空気や暖かい空気を送っています。エアコン室外機を定期的に掃除しておくと、不具合を防げるのはもちろん、以下のようなメリットがあります。
【メリット1】電気を節約できる
エアコン室外機に汚れやゴミが詰まっていると、風を送る力が弱くなって冷媒を使った熱交換がうまくいかず、余計な電力を使ってしまう場合があります。定期的にエアコン室外機を掃除して汚れや目詰まりを解消しておけば、余計な電力を使わずに済みます。エアコンが効率良く運転できるので、電気代の節約にもつながります。
【メリット2】エアコンの効きが良くなる
エアコン室外機を掃除すると正常な状態で作動するようになるため、エアコンの効きが良くなる可能性があります。例えば、エアコン室外機の周りに鉢植えを置いたり、エアコン室外機を壁にくっつけた状態で置いたりすると、送風口がふさがれてエアコンの効きが悪くなってしまう場合も考えられます。同様に、フィルターにゴミや汚れが詰まっているとエアコンが効きづらくなってしまうので注意しましょう。エアコン室外機を掃除して本来のきれいな状態に戻してあげるのはもちろん、エアコン室外機の周りを整理して、熱交換や排気を行いやすい状態にしてあげましょう。
ご家庭でもできる! エアコンの室外機の掃除方法をご紹介
つい放置してしまいがちなエアコン室外機ですが、掃除することで得られるメリットはたくさんあります。ただし、ご家庭でエアコン室外機の隅々まで細かく掃除するのはとても大変です。日頃のお手入れとして外側やフィルターなどの部品を掃除するだけでも十分なので、定期的に掃除してきれいに保ちましょう。以下で、ご家庭でできるエアコン室外機の掃除方法をご紹介します。
【掃除方法1】エアコン室外機の周りのゴミを取り除こう
最初に、エアコン室外機の周りの汚れを取り除きます。エアコン室外機は屋外に設置されているため、常に雨風にさらされて汚れやすいです。そのため、外側や裏側などもしっかりときれいにしていきましょう。
まず、エアコン室外機の上や周りをほうきで掃き、砂ぼこりを取り除きます。次に、吹出口に落ち葉やホコリなどが挟まっていれば、歯ブラシなどでかき出します。汚れがひどい場合は、軽く水で洗い流してもOKです。最後に、雑巾でエアコン室外機の表面を拭いてきれいにしましょう。
【掃除方法2】エアコン室外機のフィンを掃除しよう
エアコン室外機の裏側には、フィンと呼ばれる薄い金属板が付いています。フィンはエアコンで室内の温度調節を行う際に大事な役割を果たす部品なので、しっかり掃除しておきましょう。
フィンを掃除する時は、掃除機のブラシヘッドを使うと便利です。まず、エアコン室外機からフィンを外し、掃除機のブラシヘッドで大きめの砂やホコリを取り除きます。次に、歯ブラシでフィンに詰まっている汚れやゴミをかき出します。フィンは薄いので、折ったり傷つけたりしないよう力加減に注意しながら掃除しましょう。フィンがきれいになったら、元通りに設置して完了です。
【掃除方法3】ドレンホースの中の汚れをかき出そう
ドレンホースとは、室温調整の時にエアコン室内機で発生した水分を屋外に排出するためのホースです。ここが汚れていると、エアコンから発生した水が詰まってしまい、漏水を起こしてしまうことがあります。
ドレンホースを掃除する時は、ドレンホースクリーナーと呼ばれる掃除道具を使うのがおすすめです。ホース内の空気を吸い出す仕組みになっているので、奥に入ってしまった汚れも簡単に取り除けます。ドレンホースクリーナーがない場合は、割り箸などを使って手の届く範囲のゴミを取り除いておきましょう。
エアコン内部の掃除は、プロによる【エアコンクリーニング】がオススメ
梅雨から夏、冬と使用頻度の高いエアコン。いざ使おうとしたらなんだかカビ臭い・・・という経験はありませんか?
カビの繁殖や汚れの蓄積を防ぐには、定期的に専門業者にクリーニングをお願いするのがオススメです。
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おわりに
エアコンの室外機がうるさい時は、室外機の置き方や、汚れ、故障などが原因として考えられます。エアコン室外機の異音に気付いたら、まずは上記でご紹介した方法を試してみてください。エアコン室外機を掃除しておくと余計な電力が不要になり、エアコンの効きが良くなるなど複数のメリットがあります。トラブルを未然に防ぐためにも、定期的な掃除は欠かせません。しっかり掃除をしておきたい時は、クリーニングの専門業者に依頼してきれいにしてもらいましょう。快適な生活に必要なエアコンを長く使っていくためにも、こまめに掃除したいですね。
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